マニュアル的でなく
今日は打合せなどの予定が無かったので、現場作業に当てました。
造作材の自然塗料塗りを行ないました。
製材して送られてくる材料は、全て機械でカットされているので、角が立っています。
きちんと角を丸く(丸面)して作らせることもしますが、現場で加工するものは現場でやります。
大工さんにもしてもらうのですが、塗装を先に行なう場合は、私が加工します。
触ったり、手に持ったりしてはじめてわかることですが、機械で加工しただけのものは、角がとんがり、硬くて、触ると極端に言うと痛いという感じ。
通常の大工さんだと、面取りカンナで角を落すだけ。これでも柔らかい感触にはなりません。
ですので、あえて当社は丸面取り、もしくはサンダーを使って角を落します。
そうすると肌触りが良くなるんですね。
ついでに毛羽立ちもサンダー掛けしてスルッとした感じにします。
こういうことは、仕様書に書いてあるとかマニュアル的なことではなく、要は思いやりなんですね。
住む人への思いやりを込めて仕事をしているかどうか・・・。そこにかかってきます。
自らがそういう気持ちを込めて仕事をしなかったら、着いてくる職人さんにあれこれ言えませんものね。