お引渡し/土台・パネル伏せ
今日は、若杉の現場のお引渡しがありました。取説をし、鍵もお渡しでき、これで正式にお客様の建物です。
冬の基礎工事から始まり、今まで経験のない寒冷時期で、基礎の雪対策と保温を綿密に考えながら工事したことは忘れられません。元旦も管理していましたからね。
それは良い経験になり、また自信にもなりました。なにはともあれ、私にお任せいただいたお施主様に感謝です。
良い建物と、良い思い出と、そしてなにより、お施主様との絆が生まれましたね。
今日は他に、つくし野の現場で、朝から土台伏せから始まりFPの床パネル伏せ込まで行いました。
今日は作業は大工さん二人に任せて、途中・途中に見に行って、最後の養生作業は私も大工さんと一緒に作業を行いました。写真は養生のヌレインを貼った後。
最後に厚めのブルーシートを貼って完了です。ひとつひとつきちんと工事を進めていって、これもまた思い出作りの1ページですね。
階段を描く
今日は、土台伏せを行う予定でしたが、朝もすっきりしない空模様でしたので、大工さんと話して明日に延期しました。建て方までまだ時間があるので無理をせずに進めていきます。
今日は、明日お引渡しになる現場の残作業や片づけ清掃などを行いました。
撮った写真も整理できていないのですが、撮り残しが無いかなと思い、夕方近くになってからまた追加撮影。
中2階と階段の関係がわかる写真をと思い、脚立に乗って撮影してみました。広角レンズで撮っていますが、やはり人の見た目とは違います。現物に勝るものはないですね。
プラン作りは、敷地に対してどんなプロポーションで建てるかを考え始めますが、同時に頭に描くのが階段の位置と掛け方です。上下階の間取りを大きく左右しますからね。
昔の家って、階段が廊下の奥にあったり、仕方なく存在するようなイメージがありましたが、私はどちらかというと階段を表舞台に立たせます。
階段って家の機能の中でも一番面白い部分だと思いますから。そこが見せ場にもなりますよね。
階段は、最初に考えますが、実は施工図を描くのも最後まで悩んで書いています。さらっとできているように見えて、実は時間をかけて書いて作っています。とても大事なところなんですよ。
涙雨
今日は、午前中は設計と見積作業。正午にお葬式があって出席。15時からお客様宅へリフォームの打ち合わせがありました。
今日は各地で体育大会など行事があった模様ですが、午後のちょうど霊柩車が出発するときになって雨が降ってきて・・・。ご家族の寂しさを表すような雨に感じました。
セレモニーの中で、家を建てさせていただいたときの、地鎮祭の時や建て方の時の家族写真が写されました。人生の中の1ページとして、家造りというのは、やはり1大イベントになりますね。
そんな一生の大切なことのお手伝いをさせていただいているんだと、改めて感じさせていただきました。
住まいして、ほんとうによかったと思っていただける家造りをするために、多少時間はかかっても、丁寧にきちんと作り上げて、お住まいになる家族を大切に守って差し上げたいと心から思いました。
ウッドデッキ
今日は、朝に土台材料の荷受け作業。その後は各現場の掃除片付け作業。午後は、設計と見積作業。夕方はお通夜に行ってまいりました。
今日は、ウッドデッキのご紹介です。
最近よく使用する、セランガンバツーという水に強い木材です。こちらも固く重い木です。施工はやはり大工さんを手こずらせていましたね。ともかく雨ざらしでも大丈夫な材料です。
ステップは、同じ材料だと細かい部材しかないので、どうしようか考えたのですが、ホームセンターで見かけた枕木材を見て、これは使えると思い、お施主様の了解を得て造りました。シンプルだけど機能は十分です。
全長9mありまして、これだけ長いウッドデッキは初めて造りました。
欄干が無いと子供が危ないとか思われるかもしれません。でも、ここなら下は土ですし、ちょっとくらい危ないほうが子供の教育にはいいかもしれませんよ。
そのほうが危険察知能力が身に付くと思います。私も子供のころは家の階段の手すりをまたいで、よく遊んでいましたからね。
パネル荷受/敷地調査
今日は、朝6時半に現場に行って、FPパネルの荷受け段取りから荷卸しとブルーシート養生作業。
その後、午前中に敷地調査を2件行いました。戻って図面を書く間もなく、午後はキソパッキンの材料が届いたので、また現場に戻って取り付け作業を行いました。
こちらの現場も、建て方前の準備が着々と進んでおりまして、楽しみであります。
さてしかし、午前中の敷地測量では驚くことがありました。お隣の建物の大きなコンクリート庇が敷地境界いっぱいいっぱい。
大手ハウスメーカーのコンクリート住宅のようですが、見た目ではもう敷地をまたいで、侵入しているようです。下げ振りを降ろしてみないとなんとも言えませんが、これで確認申請や完了検査が通ったのだろうかと、目を疑う造りでした。居室らしい窓も付いていましたが、採光面積は計算上ゼロになりますね。
街中の古い家ならこういうこともありそうですが、そこそこ新しい建物で、こんなことをするなんてねぇ。
これは、隣の建てた人が悪いというより、建設業者が悪いと思います。近隣に対する配慮が無い・・・。
設計士の中でも、事務処理的な仕事をしている人って・・・いるものです。想いが無いね。
設計を依頼するなら、どうぞ顔が見えて、とことん話し合って、そこに住む人の幸せを願ってくれる人に頼んでくださいね。
お風呂の坪庭
今日は、朝からコンクリート塀の解体工事があり、養生と現場指示。その後小口工事の打ち合わせと現場確認と段取り。
午後は、施工図の作成と材料発注。解体現場の完了チェック。完成現場の換気風量チェックその他、いろいろとやることが次々と・・・。
今日は、坪庭をご紹介します。
坪庭が見えるお風呂にしたいというご主人の希望に答えまして、浴室の外に板塀で囲った空間を作りました。
もちろん、外からはまったく見えないように造りまして、浴室・脱衣室ともにブラインド無しです。
写真の黒竹とリュウノヒゲは、擬木になります。お手入れ要らずですね。
浴室の明かりを消して、坪庭の明かりだけで入るのがいい感じです。
完成気密測定
今日は、完成の気密測定を行いました。
ちょうどお施主様奥様がお見えになり、測定をその場で見ていただくことが出来ました。
1回目から0.20㎝2/㎡。これでOKな数字なのでお施主様にも説明させていただきました。
ただ風があったので、何回か測定をと思い、時間をおいて測定を行いました。
結果、0.120㎝2/㎡が出ました。夕方になって風も弱まった時なのでこちらが間違いなさそうです。
性能もバッチリで、これで自信を持ってお引渡しが出来ます。
障子の明かり
今日は、午前中墨出し作業や、筋交金物チェックなど現場作業。午後は事務作業を行いました。
18時から、見学会3日間がお仕事でおいでいただけなかったお客様の、ご案内をさせていただきました。
今日も暑い日でしたが、FPの家の中は逆にひんやり感じるくらい。今日はカーテンを閉めて日中の出入りもなかったせいですね。
夜の見学は、照明の感じも見られて良かったかと思います。
こちらは和室だけ照明を点けて、障子から明かりが漏れる感じを撮ったものです。
障子っていいですね。やさしい明かりがホッとした気持ちにさせてくれます。
1枚だけ障子を壁に引き込んで撮った写真です。チャコールグレーという黒に近い畳が、市松に反射してこちらもきれいに見えますね。
見学会終了
今日は、気温も上がり暑いくらいの日になりましたね。
見学会は、ご予約のお客様に加え、親しい業者さんも見に来てくれて、合わせて7組のご来場となりました。
今回の建物は、いつものロフト空間がない設計ですが、伸びやかな空間設計が、それを忘れさせるくらい大変好評でした。
お施主様から、中2階のようなスキップフロアの建物が好きというヒントを得て、実現したプランですが、けしてそのデザインの為に機能性が犠牲になることなく、間取り的にも優れたプランとなりました。
家造りは、出来合いのものでは決してなく、お客様との共同作業の中から、まったく新しいものが生まれてくるものです。
ですので当社の建物は、お施主様によって1棟1棟違ったものになりますし、それでいて当社のポリシーを持って、しっかりとした基本性能で造られています。
お施主様と当社と、心を込めて造るから家が生きたものになりますね。
今回も、そんな家造りをさせていただいた、お施主様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。