リフォームのリスク
今日は、朝一現場確認。その後、発注や設計作業でしたが、お昼前にリフォーム始めの現場から連絡があって、そく現場へ。
以前に、既築の家で、内部改修と、元のサイディングに再塗装をかけさせてもらったお宅なんですが、一部下屋のように張り出したところで、塗装の浮きが出てきました。
サイディングが古くてダメになっているのか、屋根の納まりの悪いところから水が回ったりしてダメなのか、とにかくその部分だけサイディングを新しく張り替える工事をすることになりました。
それが、剥がしてみたところシロアリが発生しておりました。その張り出した部分だけ、基礎があると思われた場所は見せかけで、土間から柱が立っていて、モルタルの幅木を塗ってごまかしたような造りでした。
しかもその部分のサイディングの下には防水シートも貼られていませんし、躯体に直接べったりサイディングが貼られて、通気も取られていませんでした。おそらく水が廻ったこともありますが、蒸れてしまって内部結露を起こしていた可能性が大です。
家を作った工務店はとうに無くなったと聞いてましたが、こんな工事をするなんてとほんとに腹立たしく思います。
とにかく、なんとかしてあげないといけませんので、いったん工事は止めて、仕切り直しです。
リフォームの工事を受けるということは、こうやって面倒を見ていかないといけないリスクも同時に背負うものです。
逆に言いますと、その場限りのリフォーム業者も気をつけないといけないってことです。適当にこんな悪い仕事をして納めて、さよならって事がありますからね。
リフォームでも新築でもそうですが、業者選びが一番肝心なところです。