無駄を活かして
今日は、朝一に大工さんと現場打ち合わせ。その後戻って発注や施工図の作業でした。
現場は、設計図があれば出来上がっていくように思われるかもしれませんが、実に細部にわたって打合せが必要です。
現場の納まりによって、発注する材料の寸法も変わってきます。というのも、当社独自のやり方なのかもしれませんが…。
常に、どうしたらきれいに納まるかを検討し、新たな方法を模索して、大工さんともすり合わせを行って進めていきます。
ワンパターンを決めてしまえばいいことなのですが、ワンパターンが嫌いな性格で困ってしまいます。
尊敬する映画監督さんが、続編を作るのを拒んだ話があって、その考え方がやはり、同じものを作りたくないとのこと。
商業的にはダメなんでしょうけれど、やはり、新たな取り組みがあってこそ、やる気が湧くものです。
時間も労力も無駄にはなるけれども、そういう無駄を意味あるものに実現したときに、他と違った優れたものが生まれるだろうと思っています。