「仕事そのものが報酬」
最近、建築家の中村好文さんの本を読み始めたのですが、
そこにとても共感する言葉が書いてありました。
なんでも、少年時代からシャーロック・ホームズの小説が好きだったそうなんですが、
そのホームズが報酬について聞かれたときに応える台詞があります。
「報酬について自分なりの規定をもうけていますが、私にとっては、
仕事そのものが報酬なのです。」
中村さんも、「住宅設計はお金儲けとは縁のない仕事で・・・」と書かれていますが、
そんな中、常に厳しい予算の中でお客様の要望に応えながら、
最善を尽くす仕事をしているわけですから、
こういう心意気がないとなかなかできない仕事だと思います。
私も「仕事をいただけたことが報酬なんだ」という気持ちは、うまく言葉にできませんでしたが、こういう事だなと気づきました。
縁あって依頼をいただけるということは、なによりもうれしいことであります。
その時点でいただいているものがあると感じています。
ですから、お返しをする気持ちでスタートが切れるんですね。
とてもわかりやすい言葉を知って、納得したところです。
見極める
昨日今日と雨がひどかったですね。川の水も高くて心配になるくらいです。
次男の中学校も早く下校させたようです。
基礎のコンクリート打ちも土曜日まで延期にしましたが、こればっかりは仕方がないですね。品質確保が第一ですから。
建築というのは、基本的には現場で作っていくものです。
もちろん出来上がったものを取り付けていく場合もありますが、それにしても取り付け方が大事ですね。
つまり、現場での施工管理というのがとても重要だという事です。
お客様は、家を建てるとなって業者選びをすることになりますが、施工品質についても大変気になるところでしょう。けれど、それを見極めることも難しいところです。
お客様はきっと、決めた会社がなんとか良い仕事をしてくれるよう、祈る気持ちでしょうね。
私も自宅を建てた経験から、やはりそこの想いが非常にわかります。
そういう気持ちを汲み取りながら、最善の方法を考えて進めていくのが、施工者側の責任だと思います。
しかし年間に数十棟建てる会社が、はたして1棟1棟に心を込めて建てられるのかどうか疑問に感じるところです。
棟数をたくさんするので坪単価が安いとか、何がしかをサービスするとか、それを売りにするのもおかしな話ですし、それを求める消費者も視点を見直さないといけませんね。
善良なものを作るのに、善良なる対価を払ってこそ価格相応のものが出来ますし、
安くしたものは安くしたなりのものしか出来ないのが当然ですね。
(高くて品質が悪い場合もありえますが・・・)
見極めは大変難しいようですが、やはりその会社の考え方をよく見る必要があります。
常日頃を見ていくのが大事でしょうね。
あきれた話ですが・・・
今日の福井新聞に、福井駅西口に立てられていたモニュメントが、地下駐車場建設のため分解撤去されてから10年間場所をたらいまわしにされた上で、現在は国道の高架下に放置されたままというニュースが載っていました。
そういえば、無くなったのもぜんぜん気づきませんでしたが、ステンレスの立方体が渦を巻いて長く立ち上がっているモニュメントです。
出来た当時もぜんぜん良いとは思えなくて、なぜ福井にこのデザインなのか?何のために、どういう意味合いがあるのか?と首をかしげるモニュメントでした。
少なくとも県民の為にはなんらなっていないと考えます。
これが4000万円もしたとのこと。
それ以外にも4700万のクロックタワーと2200万の石のモニュメントがあったとか。
まったく記憶にもありませんが、これはすでに処分されたとのこと。
とにかくまたどこかに設置するという話で放置されているそうですが、まぁあきれた話ですよね。
整理してスッキリする話しとしたら、潔く処分すべきだと思いますが、これは見せしめのために、県庁のまん前にでも転がして置いておいたほうが後世のためになるような気がします。
お役所の偉い方々も、少しは反省をして進まないと、ますます駄目になるんじゃないでしょうかね・・・。

