施工事例|モデルルーム “DUNE”
今日は土曜日の施工事例紹介として、事務所横にあるモデルルーム “DUNE” をご紹介します。
DUNEは、当社の家づくりを実際に体感していただけるモデルルームです。
今回、室内の飾りつけを少し変えましたので、あらためて写真を撮影しました。
この住まいのコンセプトとして大切にしているのは、
Timeless Serenity
時代を超越した静寂。
流行に左右されない美しさと、心からリラックスできる静かな空間。
そんな雰囲気が、このDUNEにはよく馴染んでいるように感じます。
LDKは、斜め天井の広がりを活かした落ち着きのある空間です。
高い位置に設けた窓から自然光が入り、日中はやわらかな明るさに包まれます。
床や家具の木の質感、落ち着いた色合いの壁、黒の照明や手すり。
それぞれが主張しすぎることなく、静かに調和しています。
夜になると、また違った表情になります。
壁や天井に広がる間接照明の光、ペンダントライトの陰影、家具の奥行き。
昼間の明るさとは違い、ゆっくりとくつろぐための空気感が生まれます。
家は、ただ明るければ良いというものでもなく、ただ広ければ良いというものでもありません。
光の入り方。
天井の高さ。
素材の質感。
家具との距離感。
そして、夜に灯りをつけたときの落ち着き。
そうした一つひとつの積み重ねが、毎日の暮らしやすさにつながっていきます。
階段まわりにも、DUNEらしい見どころがあります。
階段下のワークスペースや、造作収納の見せ方など、限られた場所をただの余白にせず、暮らしの中で使える場所として整えています。
飾りつけを少し変えたことで、モデルルームの雰囲気もまた新鮮になりました。
DUNEは、事務所横にありますので、年間を通してご覧いただけます。
完成見学会の機会は限られますが、当社の家づくりの考え方や空間の雰囲気を感じていただく場所として、ご案内しています。
写真だけでは伝わりにくい光の入り方や、天井の高さ、空間の落ち着きなども、実際に立ってみると感じていただけると思います。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
照明のりさんが「DUNE」に。YouTube撮影の日
今日は、Instagramで「照明の赤ペン先生」として活躍されている
“照明のりさん” が、当社モデルルーム 「DUNE」 にお越しくださいました。
目的は、YouTube撮影です。
私と息子も撮影に参加させていただき、モデルルームの照明計画や空間づくりについて、いろいろとお話をさせていただきました。
今回のご縁の始まりは、今年3月の上旬頃でした。
照明のりさんが、これからYouTubeを始めていかれるにあたり、ご出身が福井ということもあって、福井の地域活性化も兼ねて、まずは福井の工務店に向けて「Threads」で呼びかけをされていました。
それを、当社スタッフの佳奈恵さんがたまたま見つけて、すぐお返事を返してくれたのがきっかけです。
そこからお話が進んで、一度モデルルームを見に来ていただいたところ、「DUNE」をとても気に入ってくださり、今回の撮影につながりました。
昨晩にはスタッフさんも下見に来られ、今日は本番撮影となりました。
撮影といっても、大がかりな機材が入るような物々しいものではありません。
スマホにジンバルを付けて、照明のりさんと撮影スタッフさんとの掛け合いの中で、自然に会話を進めながら撮っていくスタイルでした。
そのため、現場の雰囲気もとても和やかで、こちらも肩の力を抜いてお話しすることができました。
モデルルームの中を一緒に見ながら、照明の配置、光の広がり方、間接照明の見せ方、施工の納まり、さらにメンテナンスのことまで、かなり専門的に掘り下げていただきました。
ただ、専門的な内容でありながらも、難しく構える感じではなく、自然な会話の中で話が広がっていくので、YouTubeをご覧になる方にも、肩ひじ張らずに見ていただける内容になるのではないかと思います。
普段、私たちが大切にしていることを、照明の専門家の視点から言葉にしていただけるというのは、とても嬉しいものですね。
「ここを見てくださるんだ」
「この納まりに気づいてくださるんだ」
そんな場面が何度もありました。
モデルルーム「DUNE」は、派手な見せ方をする建物ではありません。
流行を追いかけるというより、時間が経っても落ち着いて見られること。
暮らしの中で、照明の光が静かに効いてくること。
素材や色、陰影のバランスで、居心地をつくること。
そうした部分を大切にして設計しています。
今回、照明のりさんやスタッフの皆さんにも、その空気感を感じ取っていただけたようで、本当にありがたく思いました。
家づくりにおいて、照明は「ただ明るくするもの」ではありません。
夜の時間を心地よくしたり、空間に奥行きをつくったり、家族が自然にくつろげる雰囲気をつくったりします。
今回のYouTubeでは、そうした照明の面白さや、建築との関係も、きっと分かりやすく伝えていただけるのではないかと、今からとても楽しみにしています。
私たちにとっても、「DUNE」の魅力をあらためて外から見つめ直す、貴重な一日となりました。
YouTubeが完成しましたら、またご案内させていただきます。
家づくりを考えている方はもちろん、照明計画に興味のある方にも、気軽に楽しみながら見ていただける内容になると思います。
現場で大切にしていること|雨の日に建て方をしない理由
家づくりの現場では、天気との関係をいつも気にしながら工事を進めています。
特に「建て方」は、家づくりの中でも大きな節目となる大切な工程です。
土台の上に柱を立て、梁を組み、屋根まで一気に家の形をつくっていく作業になります。
お客様にとっても、図面で見ていた家が実際に立ち上がる、とても楽しみな日だと思います。
ただ、当社では建て方の日に雨が予想される場合、無理に工事を進めないようにしています。
日程を変更することで、職人さんの段取りやクレーンの手配など、いろいろな調整が必要になりますが、それでも雨の中での建て方はできるだけ避けたいと考えています。
その理由は、構造材や合板、断熱パネルを、できるだけ雨に濡らしたくないからです。
木材は、少し濡れたからといって、すぐに問題が起きるものではありません。
しかし、構造材と構造材の間、また構造材と断熱パネルの間に水が入り込んでしまうと、その水は乾きにくくなります。
表面についた水であれば乾かすこともできますが、材料と材料の間に挟まった水は、なかなか外に抜けません。
そうした部分に水分が残ると、将来的にカビや腐りの原因になる可能性があります。
当社では、柱や梁の接合部に金物工法を採用しています。
昔ながらの大きなほぞ穴を多く使う工法ではないため、水が溜まりにくい納まりにはなっています。
それでも、屋根まわりの母屋材の束など、一部にはほぞ穴が発生する部分もあります。
もし、そこに雨水が溜まった状態で部材を打ち込んでしまうと、水が抜けにくくなり、見えないところに水分を閉じ込めてしまうことになります。
完成してしまえば、その部分は見えなくなります。
だからこそ、見えなくなる前の状態を大切にしたいのです。
また、木材そのものよりも気をつけたいのが、床合板や屋根に使う野地板などの針葉樹合板です。
合板は、濡れることで水を吸い、膨張したり、表面が荒れたりすることがあります。
そのまま乾いたとしても、良い状態とは言えません。
場合によっては、カビや腐りの原因にもつながります。
家の構造に関わる部分は、完成後には壁や床、屋根の中に隠れてしまいます。
だからこそ、施工中にできるだけ良い状態を保つことが大切だと考えています。
もうひとつ大切なのが、職人さんの安全です。
雨の日の建て方では、職人さんは合羽を着て、長靴で作業することになります。
高いところでの作業も多く、足元が濡れていれば滑りやすくなります。
合羽を着ることで動きも制限され、細かな確認や作業もしづらくなります。
建て方は、クレーンで大きな材料を吊り上げながら、職人さん同士が声を掛け合って進める作業です。
スピードも必要ですが、それ以上に安全が大切です。
無理をして雨の中で作業を進めることは、事故の可能性を高めることにもつながります。
良い家づくりは、職人さんが安全に、落ち着いて作業できる環境があってこそ成り立つものだと思います。
もちろん、工期を守ることも大切です。
建て方の日程を変更すれば、材料の搬入、職人さんの予定、クレーンの手配など、さまざまな段取りを組み直す必要があります。
場合によっては、手間も費用も余分にかかります。
それでも、当社では、お客様の大切な住まいをできるだけ良い状態でつくることを優先したいと考えています。
お客様にとって、家づくりは一生に一度の大きな出来事です。
その大切な家を、雨の中で無理に建てるよりも、少し日程を調整してでも、良い条件の中で建て方を行いたいと思っています。
現場では、工事を進めることだけでなく、建物を守ることも大切な仕事です。
雨に濡らさないようにする。
材料の状態を確認する。
職人さんが安全に作業できるようにする。
一つひとつは地味なことかもしれませんが、こうした判断の積み重ねが、家の品質につながっていきます。
完成してしまえば、建て方の日の天気や、材料をどう扱ったかまでは見えなくなります。
しかし、見えなくなる部分だからこそ、作り手として丁寧に判断したい。
それが、当社が雨の日に建て方をしない理由です。
これからも、日程や効率だけを優先するのではなく、お客様の大切な家を、できるだけ良い状態でつくることを第一に考えて、現場を進めていきたいと思います。
(画像:建て方前後も、雨に備えてできる限りの養生を行っています。)











