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2026/09/20 18:01
これまで、シーリングライト一つで部屋全体を明るくする照明について、少し否定的なお話もしてきました。ただ、すべての部屋に同じ考え方を当てはめる必要はありません。特に子供部屋では、雰囲気よりも使いやすさを優先して、シーリングライトが適している場合もあると思っています。 子供部屋には、シーリングライトの便利さが合う リビングなどでは、壁を照らしたり、必要な場所に光をつくったりすることを大切にしています。 一方で子供部屋は、勉強をしたり、本を読んだり、着替えたり、遊んだりと、一つの部屋をいろいろな用途で使います。 家具の位置も、成長とともに変わっていくでしょう。 そう考えると、部屋全体をしっかり明るくできるシーリングライトは、とても実用的な照明です。 照明は見た目だけではなく、その部屋でどう暮らすかに合わせて選ぶものだと思います。 調光・調色、リモコンも便利です (就寝時には常夜灯にもできる) 最近のシーリングライトには、明るさを変える「調光」や、光の色を変える「調色」ができるものがあります。 勉強するときは明るめに、夜ゆっくりするときは少し明るさを落とすなど、使い方に合わせて調整できるのは便利ですね。 また、リモコンがあれば、ベッドに入ってから照明を消すこともできます。 リモコン操作に対応したシーリングライトなら、スマートリモコンを組み合わせて、スマートフォンや音声で操作する方法もあります。 こうした機能は、毎日使う子供部屋では、デザイン以上に役立つこともあると思います。 部屋によって、照明の正解は変わる これまでの照明の話を読むと、「シーリングライトは使わないほうがいい」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。 でも、私が大切だと思うのは、器具の種類を決めつけることではありません。 リビングにはリビングに合った照明があり、ダイニングには食卓を照らす光があり、子供部屋には子供部屋なりの使いやすさがあります。 その部屋で誰が、どんなふうに過ごすのか。 そこから照明を考えることが、結局は一番使いやすい家につながるのだと思います。 ■まとめ 照明計画は、すべての部屋を同じ考え方でつくるものではありません。特に子供部屋は、成長や模様替えにも対応しやすい、シンプルで便利な照明が合うこともあります。見た目と使いやすさ、その両方を考えて選びたいですね。 ライフ・コア デザインオフィスでは、部屋ごとの用途に合わせた照明の考え方もご説明しています。家づくりや照明計画のご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
2026/09/19 16:50
今日の土曜日の施工事例は、 「狭小地に建つブラックコーディネートの家」をご紹介します。 間口は約6.7m。 両隣を建物に挟まれた敷地で、外からの視線を抑えながら、室内にどう光を取り込むかを考えて計画した住まいです。 室内は、ブラックからグレーの濃淡でまとめた落ち着いたコーディネート。 壁や天井、建具、造作家具まで色調を揃えることで、かなり個性的でありながら、全体として統一感のある空間になりました。 一方で、これだけ濃い色を使うと、どうしても暗い空間になりやすいため、吹抜けやトップライトを設けて、上部から自然光を取り込んでいます。 周囲からの視線は遮りながら、必要な光はしっかりと室内へ。 狭小地だからこそ、窓の大きさだけではなく、どこから光を取り入れるかが大切になります。 キッチンには、大きな引戸で隠すことのできる背面収納を設けました。 普段は壁のようにすっきりと見せながら、扉を開けば収納や家電をまとめて使えるつくりです。 ダイニングにつながるカウンターや畳コーナー、造作家具なども含め、デザインだけではなく、日々の使いやすさも考えて計画しています。 敷地条件に制約があっても、光の入り方や空間のつながりを工夫することで、開放感のある住まいはつくることができます。 「FPの家」の快適な室内環境と、ご家族のお好みを形にした、印象的な一邸となりました。
2026/09/18 18:12
前回は、同じ電球色でもLEDによって光の色に違いがあるというお話をしました。今回は、その中でも当社でよく使うテープライトについてです。間接照明はきれいに光らせることも大切ですが、私はそれ以上に、将来きちんと交換できるようにしておくことが大切だと考えています。 完成したときに見えるのは「光」だけ 写真は、モデルルーム「DUNE」の階段につくった飾り棚です。 各段の上部にテープライトを横一直線に通し、棚に置いたものを上から柔らかく照らすようにしています。 完成すると見えるのは光だけで、配線やコンセント、ACアダプターなどは表から見えません。 間接照明は、この「照明器具が見えず、光だけが見える」ところがきれいなのですが、見えなくすることと、触れなくしてしまうことは別だと考えています。 コンセントも電源も、交換できる場所へ テープライトを使うためには、電源につなぐACアダプターなどが必要になります。 DUNEでは、各段ごとにコンセントを設け、テープライトの電源や調光器を棚の中に納めています。 普段は木製のカバーで隠しているので、正面からは見えません。 しかしカバーを外せば手が届き、ACアダプターや調光器を確認したり、必要になれば交換したりできるようにしています。 設備はいつか不具合が起きる可能性がありますから、「壊れたときにどうするか」まで最初に考えておくことが大切です。 壁のスイッチで普通の照明と同じように もう一つ工夫しているのが、コンセントを壁の照明スイッチと連動させていることです。 つまり、棚の中にあるACアダプターの電源を、普段使う壁のスイッチでまとめて入り切りできます。 間接照明だからといって、毎回棚の中まで手を入れて操作する必要はありません。 見た目はすっきりさせながら、日常の使い方はできるだけ簡単に。そして将来テープライトそのものを交換するときにも、工事が大掛かりにならないようにしておく。 こうした見えない部分の納まりまで考えておくことも、照明計画の大切なところだと思っています。 ■まとめ 間接照明は、完成したときの美しさだけでなく、何年か先に交換するときのことまで考えておきたいものです。普段は見えない配線や電源の納め方ですが、こういう部分こそ、長く安心して使うためには大切だと思います。 モデルルーム「DUNE」では、間接照明の見え方だけでなく、こうした見えない納まりもご覧いただけます。見学のご予約は公式LINEからお気軽にどうぞ。
2026/09/17 18:43
これまで照明の配置や器具の使い方について書いてきましたが、今日は少し違う角度から「光の色」のお話です。LED照明では、同じ「電球色」と表示されていても、実際に点灯してみると微妙に色が違って見えることがあります。今回は、そんな照明選びで気をつけていることを書いてみます。 同じ「電球色」でも、並べると違いが分かる (温白色ですが、テープライトもお客様と事前に色合わせを確認しました) 照明器具を選ぶとき、「電球色」と書かれていれば、どれも同じような光だと思われるかもしれません。 ところが実際には、メーカーや製品によって、少し黄色く見えたり、赤みを感じたりと、微妙な違いがあります。 単独で点けていると気にならなくても、同じ部屋の中で違う照明を一緒に点けると、その差が意外と分かることがあります。 せっかく落ち着いた照明計画をしても、光の色がちぐはぐになると、なんとなくまとまりのない印象になってしまいます。 そのため当社では、なるべく同じ空間では、照明のメーカーや光の色を揃えるように考えています。 テープライトは、さらに色の違いが出やすい (テープライトを多用した例) 間接照明などに使うテープライトも同じです。 こちらも「電球色」と表示されていても、製品によって色の見え方には違いがあります。 特に間接照明は、壁や天井に光を広げて見せるため、その光の色そのものが空間の雰囲気に大きく影響します。 価格だけで選んでしまうと、思っていた色と違ったり、ほかの照明との色が合わなかったりすることもあります。 当社では、少し価格は上がりますが、「イルミカ」という会社のテープライトを使用しています。これも、実際の光を見ながら選んできた結果です。 照明は「点いたとき」まで見て選びたい (キッチンだけエジソンランプで色が違います) 照明器具は、カタログで見た形やデザインだけでは分からない部分があります。 実際に点灯したときの明るさや光の広がり、そして今回お話しした光の色も、そのひとつです。 特に一つの空間で、ダウンライト、ペンダント、ブラケット、間接照明など複数の照明を組み合わせる場合は、それぞれの光が一緒になったときの見え方を考えることが大切です。 照明は器具を選んで終わりではなく、夜になって点灯したときに、空間全体がどう見えるかまで考えて計画したいと思っています。 ■まとめ 同じ「電球色」という名前でも、実際の光には少しずつ違いがあります。小さな違いですが、毎日過ごす家だからこそ、光の色まで揃えてあげると、夜の空間がより落ち着いて見えるものです。次回は、テープライトを使った間接照明の納まりについてお話ししたいと思います。 モデルルームでは、写真だけでは分かりにくい照明の色や光の広がり方も実際にご覧いただけます。見学のご予約は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
2026/09/16 18:04
坂井市の現場では、基礎工事が進み、建物を支える大切な部分が少しずつ形になってきました。設備屋さんによる先行配管も入り、次の工程へと進んでいます。今回は、構造計算から考えたこの家の基礎について少しご紹介したいと思います。 ■田の字形に地中梁を設けた基礎 今回の基礎は、地面の中を深く掘り下げて梁をつくる「地中梁」を、田の字形に配置する設計としています。 完成してしまうと見えなくなる部分ですが、建物の力をどのように基礎へ伝えるかを考え、構造計算を行った結果の形です。 ただ基礎を大きくすればよいというものではなく、必要なところに必要な強さを持たせることが大切だと考えています。 ■強さと無駄のなさを両立する 一方で、地上に立ち上がる基礎については、必要以上に増やさないシンプルな構成としています。 構造計算をしながら、力を受ける場所をきちんと整理していくことで、強度を確保しながら材料や施工の無駄も抑えることができます。 「強くするために、とにかく増やす」のではなく、建物全体のバランスを見ながら決めていく。そこが構造設計の大切なところだと思っています。 ■耐震等級3・長期優良住宅として こちらのお宅は、許容応力度計算による耐震等級3で設計し、長期優良住宅として進めています。 許容応力度計算とは、柱や梁、基礎などにかかる力を一つひとつ確認して、安全性を確かめていく構造計算です。 基礎は完成するとほとんど見えなくなりますが、長く安心して暮らしていただくためには、とても重要な部分です。 これからも工程ごとに確認を重ねながら、丁寧に現場を進めていきたいと思います。 ■まとめ ようやく基礎が形になり、現場を見ても建物の大きさが少しずつ感じられるようになってきました。見えなくなる部分ほど大切に。構造計算と現場確認の両方を行いながら、次の工程へ進めていきます。 家づくりの構造や耐震性について気になることがございましたら、公式LINEからお気軽にご相談ください。
2026/09/15 15:55
これまで、ダウンライトやペンダント、ブラケット照明についてお話ししてきました。今日は「スポットライト」についてです。向きを変えられて便利な照明ですが、何となく取り付けるのではなく、まず「何を照らしたいのか」を決めることが大切だと思っています。 まず「ここを照らしたい」から考える スポットライトの良いところは、狙った場所に光を届けられることです。 例えば、飾り棚に置いた花や小物、壁に掛けた絵など。せっかく飾ってあっても、その場所が暗ければ夜には目立たなくなってしまいます。 そこで、「ここを見せたい」という場所に合わせてスポットライトを設けます。 照明器具を先に配置してから考えるのではなく、照らす対象があって、そのために器具を選ぶという順番ですね。 吹抜けなどでも活躍します スポットライトは、天井から直接照明を付けにくい場所でも役立ちます。 例えば吹抜けのあるリビングでは、天井が高いため、通常のダウンライトでは欲しい場所まで十分に光を届けにくい場合があります。 そんな時には、壁や梁などにスポットライトを取り付け、ソファやコーヒーテーブルなど、実際に使う場所へ光を向けることがあります。 向きを調整できるという特徴を、必要な場所に光を届けるために使うという考え方です。 光の広がり方でも印象が変わる スポットライトといっても、光が広く広がるものから、一点を強調するような狭い光までさまざまです。 飾り棚全体を柔らかく照らしたいのか、一つの作品だけを印象的に見せたいのかでも、選ぶ器具は変わってきます。 また、器具のフードの形や光源によっても、光の見え方は違います。 スポットライトは比較的小さな器具ですが、光の向きや広がり方がはっきりしているだけに、選び方ひとつで空間の見え方も変わります。 ■まとめ スポットライトは、たくさん付ければよい照明ではありません。「何を見せたいのか」「どこで過ごすのか」を先に考え、必要な場所に必要な光を届ける。その目的がはっきりしているほど、照明計画もすっきりまとまると思います。 モデルルームでは、スポットライトを含めた夜の照明の見え方もご覧いただけます。見学のご予約や家づくりのご相談は、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
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