構造計算から考える、無駄のない強い基礎
坂井市の現場では、基礎工事が進み、建物を支える大切な部分が少しずつ形になってきました。設備屋さんによる先行配管も入り、次の工程へと進んでいます。今回は、構造計算から考えたこの家の基礎について少しご紹介したいと思います。
■田の字形に地中梁を設けた基礎
今回の基礎は、地面の中を深く掘り下げて梁をつくる「地中梁」を、田の字形に配置する設計としています。
完成してしまうと見えなくなる部分ですが、建物の力をどのように基礎へ伝えるかを考え、構造計算を行った結果の形です。
ただ基礎を大きくすればよいというものではなく、必要なところに必要な強さを持たせることが大切だと考えています。
■強さと無駄のなさを両立する
一方で、地上に立ち上がる基礎については、必要以上に増やさないシンプルな構成としています。
構造計算をしながら、力を受ける場所をきちんと整理していくことで、強度を確保しながら材料や施工の無駄も抑えることができます。
「強くするために、とにかく増やす」のではなく、建物全体のバランスを見ながら決めていく。そこが構造設計の大切なところだと思っています。
■耐震等級3・長期優良住宅として
こちらのお宅は、許容応力度計算による耐震等級3で設計し、長期優良住宅として進めています。
許容応力度計算とは、柱や梁、基礎などにかかる力を一つひとつ確認して、安全性を確かめていく構造計算です。
基礎は完成するとほとんど見えなくなりますが、長く安心して暮らしていただくためには、とても重要な部分です。
これからも工程ごとに確認を重ねながら、丁寧に現場を進めていきたいと思います。
■まとめ
ようやく基礎が形になり、現場を見ても建物の大きさが少しずつ感じられるようになってきました。見えなくなる部分ほど大切に。構造計算と現場確認の両方を行いながら、次の工程へ進めていきます。
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