中間気密測定でC値0.06。越前市の現場レポート

今日は、越前市の現場で「中間気密測定」を行ってきました。
当社では、完成時だけでなく、工事途中の段階でも全棟で気密測定を行い、気密工事に抜けや漏れがないかを確認しています。


今回の現場では、新しくお付き合いする電気工事店さんに入っていただいていることもあり、外壁を貫通する配管まわりの処理について、ひとつひとつレクチャーをしながら進めてきました。
そのうえで、外壁の貫通部がすべて終わったタイミングで測定です。

写真のように、専用の送風機と測定器を窓にセットし、建物全体をわざと減圧して、どのくらい「空気の逃げ道」があるのかを調べます。


測定結果は C値=0.06cm²/m²

結果は、相当隙間面積C値が 0.06cm²/m²
延床約153㎡の建物で、家全体の隙間の合計が 9.3cm² という数値でした。

中間気密測定-C値0.06

イメージとしては、名刺1枚の5分の1ほどの大きさの穴しか開いていない、というレベルです。
測定機器の評価でも、最高ランクの「☆☆☆(超高気密)」に分類される結果でした。

中間気密測定 C値0.06

室内をぐるっと確認すると、仮設で付けている玄関ドアまわりからは、やはり少しだけ空気の漏れを感じましたが、それでもこの数値。
現時点では十分に「合格」といえる内容です。


なぜ中間でも測定するのか

気密測定というと「一度だけ測るもの」と思われがちですが、実は完成後よりも、この中間の段階での測定がとても大事です。

レンジフードやエアコン、各種換気設備が付いてしまうと、その機器まわりから多少の漏気が出て、数値はどうしても悪化します。
そのため、本来の構造体・躯体そのもののポテンシャルを確認するには、中間の段階で一度しっかり測っておく必要があります。

もちろん当社では、最終確認として完成時の気密測定も必ず実施します。
中間だけ測って「良い数字が出たからそれでよし」では、本物とは言えません。


気密が良いと、暮らしも変わる

私たちがここまで気密測定に力を入れているのは、数字のためではなく、暮らしのためです。

  • エアコンの効きが良くなり、少ないエネルギーで夏も冬も快適に過ごせる
  • 部屋ごとの温度差が少なくなり、ヒヤッとする場所が減る
  • 設計通りに換気システムが働き、家中の空気がきちんと入れ替わる

こうした「すみごこち」の部分は、図面だけではわかりません。
実際に測定をして、数値として確認しながら家づくりを進めることで、ようやく安心してお引き渡しができると考えています。

今回の現場も、この調子で仕上げまでしっかりと進めていきます。
完成時の気密測定の結果も、またこのブログでご報告できればと思います。

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一生ものの家具は“角”で決まる?モデルルームキッチンの納まり紹介

今日は、家具のディテールについてお話ししたいと思います。

当社では、キッチンや収納などの造作家具をオーダーで設計しています。
難しい納まりでも安心して任せられる、腕の良い家具職人さんがいてくれるので、細かな部分まで踏み込んだデザインに挑戦することができます。

キッチン角納まり

写真は、当社モデルルームのオーダーキッチンのコーナー部分です。
オーク材を使い、角の部分は材を斜めにカットして「留め」で納めています。
カウンターにはセラミック板のラミナムを使っており、上から見える木の「見付」ができるだけ細く見えるように設計しています。

ここでは、タテ材とヨコ材に加えて、奥へと伸びる材もぴったりと付き合わされていて、三方向から材料が集まる納まりになっています。
わずかなズレも目立ってしまうため、とても高い精度と技術が求められるディテールです。

さらに、角の尖った部分は、そのままだと手で触れたときに痛く感じてしまいます。
そこで、ごくわずかに角を丸めて、触れたときのやさしさも両立させています。

こうしたディテールがきれいに仕上がっている家具は、見た目の心地よさはもちろん、触れたときの安心感や、空間全体の雰囲気の良さにもつながります。

世の中には、探せば手頃な家具はいくらでも見つかります。
ただ、「一生もの」として長く付き合っていく家具と考えるなら、やはりつくりの良いものを選ぶことが大切だと思います。
買い替えの必要が少ない分、長い目で見れば、暮らしに寄り添ってくれる良い投資になるのではないでしょうか。

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なぜ当社は第3種換気? 第1種との違いと選んだ理由

今日は、住宅の換気システムについてのお話です。
当社では、全棟「第3種換気システム」を採用していますが、その理由をできるだけ公平な目線でまとめてみます。


第1種換気システムとは

第1種換気は、給気も排気も機械でコントロールする方式です。
熱交換タイプの場合は、外から入ってくる空気を熱交換器に通して、室内の温度に近づけてから取り込みます。

〈第1種の主なメリット〉

  • 外気を熱交換して取り込むため、冬や夏の温度ムラが少ない
  • フィルターを通して給気するので、花粉やホコリを減らしやすい
  • 排気する空気から熱と湿気を回収し、給気する空気に戻すので、加湿もされる

一方で、デメリットもあります。

〈第1種の主なデメリット〉

  • 給気・排気ともにダクトを通すため、家じゅうにダクト配管が必要(無い方式もあります)
  • フィルターの定期的な交換・掃除が必然
  • 湿気やホコリを含んだ空気もダクト内部を通るので、長年使うと給気側のダクト内部の汚れやにおいが心配
  • 浴室・トイレ・キッチンからの空気を循環させると臭いや湿気が家中に広がってしまうので、それぞれ個別換気をすることになる
  • 機器交換に将来的にコストがかかりやすい(将来同じ機能の機器が存在するか)

第1種自体が悪いわけではありませんが、**「きちんとメンテナンスしてこそ力を発揮する換気方式」**だと言えます。


第3種換気システムとは

一方、第3種換気は、
給気=壁につけた給気口から自然に取り込み、排気=機械+ダクトで外に出す方式です。

〈第3種の主なメリット〉

  • ダクトを通すのは「排気側だけ」なので、
    におい・湿気・汚れた空気をすべて外に出す役割に専念できる
  • ダクト内部の汚れが気にならない
  • システムがシンプルで、故障リスクや初期コストを抑えやすい
  • 部材点数が少ないぶん、将来的な機器交換やメンテナンスが分かりやすい
  • 給気口は掃除しやすく、そこで花粉やPM2.5のフィルター交換ができる

お風呂・トイレ・キッチンなどのにおいや湿気も、排気ファンとダクトを通して機械的にしっかり外へ排出することができます。

もちろん、第3種にもデメリットはあります。

〈第3種の主なデメリット〉

  • 外の空気がそのまま給気口から入るため、給気口の近くでは冬にひんやり感じることがある
  • 第3種に限らず、家の気密性能があってこそ、給気と排気の整合性がとれる

当社では、高気密・高断熱の「FPの家」と24時間全館冷暖房をセットで採用しているため、
家の中で空気がゆっくりと混ざり、実際には大きな温度ムラが出にくい計画としています。


当社が第3種換気を選んでいる理由

第1種にも第3種にも、それぞれに良さがあります。
そのうえで、当社が**「第3種オンリー」**としている理由は次の通りです。

  • 将来にわたって、ダクト内部の汚れやにおいのリスクをできるだけ小さくしたい
  • 構成がシンプルな分、メンテナンス方法が分かりやすく、お客様ご自身でも続けやすい
  • 機器の交換や修理が比較的容易で、長く安定して機能させやすい

また、当社では毎年、お客様のお宅の換気システムのメンテナンスに伺う形をとっています。
フィルター交換や簡単な点検をこちらで行いながら、日頃のお手入れの仕方もお伝えしています。


まとめ:大切なのは「しくみ」と「手間」を知って選ぶこと

換気システムは、どれか一つが正解というものではなく、

  • しくみの違い
  • メンテナンスにかかる手間とコスト
  • お住まいの性能や暮らし方

を理解したうえで選ぶことが大事だと思っています。

その中で当社は、
「高気密高断熱+24時間全館冷暖房」という前提のもと、
シンプルで長く安心して使える第3種換気が最もバランスが良い

と考え、全棟で採用しています。

FPの家 パンイチ君 勉強

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省エネ新築に最大110万円の補助 『みらいエコ住宅2026』のお知らせ

今日は、これから家づくりをお考えの方に、とても大事なお知らせです。


最近、国土交通省・環境省・経済産業省から、
「省エネ性能の高い新築住宅」を対象にした新しい補助制度(案) が公表されました。
正式名称は「みらいエコ住宅2026事業」で、令和7年度の補正予算案として発表されているものです。
※現時点では「案」ですので、今後内容が変更になる可能性があります。

国交省チラシ

新築住宅で受けられる主な補助

省エネ性能の高い新築住宅を建てると、
次のような区分ごとに 1棟あたり数十万~100万円超の補助金 が予定されています。

  • GX志向型住宅(すべての世帯が対象)
    高断熱・高省エネ、HEMSなどを備えた高性能住宅
    1戸あたり 110万円(寒冷地等は 125万円)
  • 長期優良住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯が対象)
    構造や耐久性、省エネ性に優れた長期優良住宅
    1戸あたり 75万円(寒冷地等は 80万円)
    既存住宅を解体して建て替える場合は 95万円(100万円)
  • ZEH水準住宅(子育て世帯・若者夫婦世帯が対象)
    断熱性能・一次エネルギー消費量が一定基準を満たす「ZEH水準」の住宅
    1戸あたり 35万円(寒冷地等は 40万円)
    解体を伴う建て替えの場合は 55万円(60万円)

いずれも、高断熱・高気密など「省エネ性能」がカギ になっており、
性能が高いほど、補助額も手厚くなる仕組みになっています。

また、新築だけでなく、窓の断熱改修や高効率給湯器への交換など、
リフォーム向けの補助メニューも同時に用意される予定です。


当社でも、今回の制度に対応できるよう情報収集を進めております。
「せっかく建てるなら、省エネで快適な家にしたい」
「補助金も上手に使いながら計画したい」
という方は、プランづくりの段階からお気軽にご相談ください。

最新情報が確定しましたら、またあらためて詳しくお知らせいたします。

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黒いスリットが効いた、天井埋め込みスポットライトのリビング

今日は、天井に埋め込みのスポットライトを設けたリビングの事例をご紹介したいと思います。

天井埋め込みスポットライトリビング
こちらはリビングの写真です。天井に黒いスリット状のラインが見えますが、この中にスポットライトを仕込んであります。
光を当てたい場所に向きを変えられるので、ソファやテーブルに合わせて、必要なところをしっかり照らすことができます。可変性のあるリビングとしたため、照明計画にも自由度を持たせました。

天井埋め込みスポットライト
埋め込み部分の内部はブラックで統一し、ライティングレールもスポットライト本体もブラックにしています。そうすることで器具そのものの存在感を抑え、天井面には光だけが浮かび上がるような印象になります。

天井をすっきり見せつつ、細い黒いラインが効いた、シャープでかっこいいリビング天井に仕上がりました。

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天井を掘り込んだダウンライトでつくる、くつろぎのタタミリビング

今日は、天井を掘り込んだダウンライトを採用したタタミリビングの事例をご紹介したいと思います。

タタミリビングの作り方
こちらは、二世帯住宅の親世帯側のリビングとして設計したタタミリビングです。
タタミコーナーは小上がりにすると、どうしても天井が低く感じられますので、一部だけ天井を持ち上げて、そこに照明をまとめて納める計画にしました。

横長のボックスを天井に掘り込み、その中にダウンライトを仕込むことで、ひとつの大きな照明のように見えるデザインです。
光が天井面に広がるので、タタミに座ってもまぶしくならず、圧迫感の少ない落ち着いた明るさになりました。

タタミリビング デザイン
タタミリビングの横にはダイニングテーブルを配置する計画ですので、この光のラインがちょうどテーブルの芯に揃うように位置を決めています。
くつろぎのタタミスペースと、食事をするダイニングを、同じ照明のリズムでゆるやかにつなぐ役割もあります。

テレビを置くためのカウンターテーブルの上には「コーニス照明」も設置しました。
壁面をやわらかく照らすことで、暗くなりがちなグレーの壁が、夜は心地よいアクセントウォールとして楽しめます。

ただ明るくするだけでなく、天井の形と光の入れ方を少し工夫することで、デザイン性と実用性を兼ね備えた、居心地の良いタタミリビングになったと思います。

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コストを抑えて上質に。グレーのガルバリウム外壁が映える『Gray』

今日は、2022年に竣工した「Gray(グレイ)」という物件で採用した、グレーのSGLガルバリウム鋼板の外観をご紹介したいと思います。

ガルバリウム鋼板グレー1
こちらは、四角いボックス型の建物に、約4畳半のゆったりとしたポーチを組み合わせた外観です。
一般的には、ポーチ屋根は1階部分で掛けることが多いのですが、この建物では2階の屋根をぐっと伸ばし、箱型のラインを強調するデザインにしました。
あえて形をシンプルにまとめることで、シャープな印象とコストダウンの両方を叶えています。

ガルバリウム鋼板 グレー2
コーナーから見ると、正面右側は「目地付き平スパン」、左側はコストを抑えた「角波4山張り」のガルバリウム鋼板を使い分けています。
離れて見ると同じグレーの外壁として一体感がありますが、近づいて見ると、角波部分は目地のところに釘頭が見える工法になっており、表情にわずかな違いがあります。正面に平スパンを採用することで、ファサードの見え方をすっきりと整えています。

ガルバリウム鋼板 グレー3
正面から見ると、平スパンの縦ラインが陰影をつくり、ストライプが強調された端正な外観になります。

ウェスタンレッドシダー 外壁
高さのあるポーチの奥には、ウェスタンレッドシダー張りの壁を設け、グレーの外壁とのコントラストでアクセントにしています。
天井は外壁と同じガルバリウム鋼板ですが、外壁の目地と天井の目地がきちんと揃うように納めてあり、ラインがきれいにつながって見えるのもポイントです。

ガルバリウム鋼板 ライトアップ
夜になると外灯がポーチ全体を照らし出し、グレーの外壁と木の壁に柔らかな陰影が生まれて、とても印象的なアプローチになります。

ガルバリウム鋼板の外壁は、比較的コストを抑えやすい素材ですが、張り方や見せ方を工夫することで、このように上質で高級感のある表情をつくることができます。
ここで採用しているのは、高耐久タイプの「SGLガルバリウム鋼板」ですので、サビに強く、永く変わらないグレーの外観を保ってくれる心強い素材です。

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壁を美しく見せる『コーニス照明』のあるリビング

今日は、壁を照らす「コーニス照明」を使ったリビングの事例をご紹介したいと思います。


モデルルームDUNE コーニス照明
こちらは、当社モデルルームのリビングです。

夜は全体に照度を明るくせず、壁面を中心にやわらかく照らす計画にしています。
部屋全体を明るくするのではなく、テレビ背面の壁を浮かび上がらせることで、落ち着いた大人の雰囲気が生まれます。

モデルルーム コーニス照明
同じくモデルルームの別アングルです。

コーニス照明のラインをそのまま階段室まで伸ばし、勾配天井の形を強調しています。
光のラインが視線を奥へと誘導してくれるので、空間に広がりと奥行きが感じられます。

コーニス照明 エコカラット
こちらは、エコカラットを貼ったアクセント壁にコーニス照明を組み合わせた事例です。

タイルの表情に光が当たることで陰影が生まれ、素材の質感が一段と引き立ちます。
せっかくこだわってつくった壁も、照明が当たらなければ魅力が半減してしまいますね。


コーニス照明は、部屋全体をまんべんなく照らす照明ではありませんが、
目線の先となる壁面を明るくすることで、必要な明るさ感をしっかり確保できます。

落ち着いた雰囲気づくりと、素材を美しく見せることの両方を叶えてくれる、
とても表情豊かな間接照明だと思います。

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コーブ照明でつくる、やわらかなLDKのあかり計画

今日は、LDKにコーブ照明を採用した事例をご紹介しながら、照明計画についてお話ししたいと思います。

勾配天井にコーブ照明を生かしたLDK

写真のリビングは、折り上げ天井のまわりにコーブ照明を設け、天井面をやわらかく照らしています。
光源が直接見えないため、まぶしさが少なく、天井全体がふんわりと明るくなるのが特徴です。梁の木目もきれいに浮かび上がり、空間に奥行きとあたたかみが生まれます。

もし、ソファ上にダウンライトだけを並べていたとしたら、明るいのは足元やテーブルのあたりだけで、天井や壁は意外と暗く見えてしまいます。
そうなると、せっかくの勾配天井や梁の表情が活かしきれず、夜になると少し圧迫感を感じることもあります。

コーブ照明とその他の照明組み合わせ

そこで、このお宅では

  • 天井を照らすコーブ照明
  • 壁面を照らすブラケットライト
  • 手元を照らすペンダントライトやダウンライト

というように、いくつかの役割を分けて配置しました。全体をほんのり明るくしたうえで、必要な場所だけ少しだけ光を足すイメージです。

和室コーナーも、天井面に埋め込んだダウンライトをほんのりと効かせる程度に抑え、LDKとのつながりを邪魔しないようにしました。くつろぎたいときはコーブ照明とブラケットだけを点ければ、ホテルラウンジのような落ち着いた雰囲気になります。

照明計画というと、「何ルクス確保するか」といった明るさの話になりがちですが、実際の暮らしでは“どの方向から光を当てるか”“どこを明るく見せたいか”がとても大切です。
天井・壁・床のどこに光を当てるかで、同じ広さの部屋でも印象は大きく変わります。

家づくりの打合せでは、家具の配置やテレビの位置とあわせて、照明の役割も一つひとつ確認しながら計画していきます。
夜に帰ってきたとき、「ああ、気持ちいいな」と感じていただけるリビングを目指して、これからも光の当て方にこだわっていきたいと思います。

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コーブ照明で引き立つ折り上げ天井のリビング

今日は、折り上げ天井と相性の良い「コーブ照明」の事例をご紹介したいと思います。

折り上げ天井+木目+コーブ照明
こちらは、折り上げ天井のまわりにテープライトを仕込み、構造材の梁と板張りの天井をふわっと浮き立たせた例です。
もし中央のダウンライトだけで照らすと、光は直下にしか落ちないので、せっかくの木の天井がかえって暗く見えてしまいます。コーブ照明を足すことで、天井全体にやわらかな光が回り、質感がきれいに出てくれます。

折り上げ天井+木目+コーブ照明
テレビを正面から見た写真です。
コーブ照明がリビング全体を包み込むように照らしてくれる一方で、視線が集まるテレビまわりの壁が暗く沈まないよう、テレビの配管スペースも兼ねたフカシ壁の両サイドにも間接照明を入れました。
上下左右のバランスよく明るさを確保でき、落ち着いた雰囲気を保ちながらも、映像が見やすい空間になります。

折り上げ天井+木目
日中は、大きなテラス窓からの自然光が入り、間接的な光とあいまって、天井の木目がやわらかく目に入ってきます。
照明をつけていない時間帯でも、折り上げ天井の段差と木の表情が、リビングのアクセントになってくれますね。

折り上げ天井は、昼間はデザインとしてよく見えても、夜になると天井面が意外と暗く感じられることがあります。
そんなときに、今回のようなコーブ照明で間接的に光をまわしてあげると、天井のデザインを生かしながら、心地よい明るさを確保することができます。
これから折り上げ天井を検討される方は、ぜひセットで「コーブ照明」も考えてみてください。

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プロフィール

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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