坂井市の現場 ベースコンクリート打設
今日は、雨のため延期していた坂井市の現場で、ベースコンクリートの打設を行いました。
コンクリート工事は、天候の影響を受ける工事です。
予定通り進めたい気持ちはありますが、無理をして雨の中で施工するよりも、良い状態で施工できる日を選ぶことを優先しました。
今日は朝から天気にも恵まれ、予定していたベースコンクリートを無事に打設することができました。
【ポンプ車の打ち始め】
まず最初に、ポンプ車からコンクリートを圧送するため、配管内部を通りやすくする目的でモルタルを先に送ります。
この最初に出てくるモルタルは、構造体となる基礎の中には入れず、型枠の外へ排出しています。
こういうところも、当たり前のようですが大事な部分です。
【船底部分から打設】
今回の基礎は、構造計算によって中央部分などに深く掘り下げた「船底状」の部分があります。
しかも鉄筋がかなり細かく入っています。
そのため、いきなり全体を同じ高さまで打っていくのではなく、まずは深い船底部分にコンクリートがしっかり充填されるように施工。
船底部分を先に納めてから、ベース全体へと打設を進めていきました。
【ベース部分の打設】
船底部分を確認しながら、続いてベース部分へコンクリートを打設していきます。
コンクリートを流し込むだけではなく、鉄筋の下や細かな部分までしっかり行き渡るように施工していきます。
完成してしまえば見えなくなる部分ですが、基礎の性能に関わる大切な工程です。
【左官屋さんによる均し】
打設した後から、左官屋さんが追いかけて仕上げていきます。
今回は2人で作業してもらい、まずトンボを使って全体の高さを均し、その後コテを使って表面をきれいに押さえていきました。
広い面積ですので、コンクリートの状態を見ながら手際よく進めていきます。
【外周部は「ピカコン」でひと手間】
そして、当社で基礎のコンクリート打設時に行っているひと手間がこちら。
型枠に接する外周部分に、「ピカコン」という器具をザクザクと差し込んでいきます。
型枠際にはどうしても気泡が残りやすいため、この作業を行うことで、型枠に接する部分の気泡をできるだけ抜いていきます。
型枠を外してしまえば結果が見える部分ですが、施工中にこうしたひと手間を加えておくことが大切だと考えています。
【立ち上がり部分の打継ぎ処理】
ベースコンクリートの打設後、これから立ち上がりコンクリートを施工する外周部分には、レイタンス処理剤を散布しました。
ベースと立ち上がりは別々にコンクリートを打設するため、この部分は「打継ぎ」となります。
打継ぎ面に弱いレイタンス層を残さず、次に打つコンクリートとの付着性を確保するための処理です。
こうした部分も、完成してからでは見ることができません。
【ベースコンクリート打設完了】
無事にベースコンクリートの打設が完了しました。
こうして全体を見るときれいな平面になっていますが、その下には先日ご紹介した細かな配筋や、構造計算によって設けた地中梁が納まっています。
許容応力度計算による耐震等級3の基礎を、図面通りに一つずつ形にしているところです。
あとはコンクリートをしっかり養生させて、次の立ち上がり部分の施工へと進んでいきます。
【最後は道路もきれいに】
そして作業が終わった後は、現場の中だけではありません。
生コン車などのタイヤで道路に付いた汚れも、水できれいに洗い流してから作業終了です。
現場をきちんと納めることはもちろんですが、近隣の方にご迷惑を掛けないよう、最後の清掃まで含めて現場仕事だと思っています。
今日は天候にも恵まれ、延期していたベースコンクリートの打設を無事終えることができました。
これから立ち上がりの型枠、コンクリート打設へと進んでいきます。
一つひとつ、見えなくなるところほど確認しながら進めていきたいと思います。
窓は景色を切り取る「額縁」にもなる
昨日は「窓は大きければ大きいほど良い?」というお話を書きました。今日はその続きとして、窓のもう一つの役割について。窓は光や風を取り入れるだけでなく、外の景色を室内に取り込む「額縁」のような役割もあると思っています。
窓の大きさより、まず見えるものを考える
家を設計するとき、窓の大きさや位置を決める前に、そこから何が見えるのかを考えることがあります。
山が見える場所なら、その方向に視線が抜ける窓を。
庭をつくるなら、室内から一番きれいに見える位置を考えます。
せっかく窓を付けても、隣家の壁ばかりが目に入るのでは、少しもったいないですね。
外の環境をよく見て、取り込みたい景色を探すことも、窓を考える大切な作業だと思います。
窓枠があるから、景色が印象的になる
これまで撮ってきた写真を見返すと、窓の向こうに山や海、庭の緑が見える写真がいくつもあります。
面白いのは、外でその景色を見るのと、室内から窓越しに見るのとでは、少し印象が違うことです。
窓の四角い枠があることで、景色の一部分が切り取られ、まるで一枚の絵のように見えることがあります。
あえて大きく開きすぎず、「ここを見せたい」という範囲だけを切り取る窓も、私は好きです。
毎日見る景色だからこそ大切に
家は完成したときだけを見るものではなく、そこで毎日暮らしていく場所です。
朝起きたとき、食事をするとき、ソファに座ったとき。
何気なく窓の外を見る機会は、思っている以上に多いものです。
だからこそ、図面の上で窓を配置するだけではなく、「ここに座ったら何が見えるだろう」と想像しながら設計することを大切にしています。
特別な景勝地でなくても、空や庭木、季節の変化が見えるだけで、窓辺の楽しみは変わってくると思います。
■まとめ
窓は、光や風を取り入れるためだけのものではありません。そこから何を見るかによって、暮らしの中の小さな楽しみをつくることもできます。家づくりでは、ぜひ窓の「向こう側」にも目を向けてみていただければと思います。
土地や間取りによって、どんな景色を取り込めるかはそれぞれ違います。窓の位置や家の向きについて気になることがありましたら、公式LINEからお気軽にご相談ください。
窓は大きければ大きいほど良い?
これまで照明について何回か続けて書いてきましたが、今日から少し視点を変えて、家の写真を見ながら設計について考えてみたいと思います。最初のテーマは「窓」。まずは、窓は大きければ大きいほど良いのか、というところからです。
大きな窓が気持ちいい場所
庭に向かって大きく開いた窓は、やはり気持ちのいいものです。
室内に光が入り、外の緑まで部屋の一部のように感じられます。
庭を眺めながら過ごしたいリビングなどでは、大きな窓を設ける意味は十分にあります。
ただ、家のどこにでも同じような大きな窓を付ければ良い、というものでもありません。
大切なのは、そこから「何を見たいのか」「どう過ごしたいのか」を考えることだと思っています。
小さな窓にも、ちゃんと役割があります
これまでの施工写真を見返してみると、外観に小さな窓を並べた家もあります。
外からの視線をなるべく入れたくない場所であったり、必要な光だけを取り込みたい場所であったり。
窓には、景色を見る以外にもいろいろな役割があります。
大きな窓が目立つ家もあれば、小さな窓を上手に使うことで落ち着いた空間になる家もあります。
窓の大きさそのものより、「そこで何が必要なのか」を考えることの方が大切です。
窓をつくらない壁にも意味がある
もう一つ忘れてはいけないのが、「窓を付けない」という考え方です。
道路に面した場所や、人の目が気になる方向では、むやみに窓を増やさない方が暮らしやすい場合もあります。
また、室内にはテレビや収納、家具を置くための壁も必要です。
家を明るくしたいからと窓を増やしていくと、かえって家具を置きにくくなることもあります。
窓と壁は別々ではなく、どちらも暮らしをつくるために必要なものだと考えています。
■まとめ
窓を見るときは、大きさだけでなく「なぜここにあるのか」と考えてみると、その家の設計が少し見えてきます。これから何回か、これまでの施工写真を使いながら、窓についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
家づくりの中で、窓の大きさや位置について迷われている方も多いと思います。気になることがありましたら、公式LINEからお気軽にご相談ください。















