メンテナンスで気づく、シンプルな設備の大切さ

今日は、午後から勝山市のお客様宅へメンテナンス訪問に伺いました。

洗面カウンターのシャワーホース付き水栓から水漏れがあるとのことで、状況を確認させていただきました。

見てみると、シャワーホースのたるんだ部分が、受け水用のボックスから外れていました。そこで、ボックスの位置を調整し、ホースの出し入れをしても外れないように改善しました。
洗面シャワーホース水受け

しかし、水を出してみると、ホースの伝い水ではなく、ホース自体から水漏れがあることが分かりました。
このジャバラホースは、長年使用しているうちに小さな穴が開くこともあります。これまでも何度か交換の経験がある部分です。

お客様に部品交換が必要であることをお伝えし、事務所に戻ってメーカーを調べたところ、14年前の製品で、残念ながら部品単体での供給は終了していました。
ただ、ほぼ同等品の後継モデルが見つかりましたので、そちらを手配し、交換させていただくことにいたしました。

代替品が見つかって本当に良かったです。
やはり、あまり特殊なデザインや機構の水栓を選んでしまうと、後々交換が難しくなることもあります。その点、シンプルな形状のものを選んでおくと安心ですね。

家というのは、築10年を過ぎるころから、少しずつメンテナンスが必要になってきます。
そんなとき、気軽にご連絡をいただき、スムーズに対応できるよう、これからも心がけていきたいと思います。

90歳の母に贈った癒しのハムスター

今日は文化の日でお休みだったので、遊びに来ていた孫を連れて、石川県の実家に行ってきました。

母が90歳の誕生日を迎え、病気もせず元気に過ごしてくれているので、何かお祝いをしたいなと思い、プレゼントを考えました。
長年一緒に暮らしていた猫がいなくなって、少し寂しいだろうと思いまして、今回は小動物をプレゼントすることにしました。

母はこれまでにもいろいろな動物を飼ってきた経験があり、きっと家族のようにかわいがってくれると思いますし、世話をする相手がいることで、日々の楽しみも増えるだろうと思ったのです。
ハムスター

選んだのは「ゴールデンハムスター(ノーマル)」という種類の子です。
昨晩、ペットショップで連れてきたのですが、夜行性らしく、夜は元気いっぱいに遊んでいました。
昼間はほとんど寝ていますが、手がかからず、見ているだけでも癒されます。

私も昨晩はしばらく眺めていましたが、本当にかわいくて、見ていて飽きません。
一晩しか我が家にいなかったのに、実家に連れて行くのが少し寂しいくらいでした。

でも、これからは「ハムスターに会いに行く」という口実で、また実家に顔を出せるのもいいかなと思います。

家族やペットと過ごす時間も、心を整える大切な“暮らしのデザイン”ですね。

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手ぶらで出入りできる!後付け顔認証ロックの導入体験

今日は、モデルルームに取り付けた「顔認証施解錠システム」をご紹介したいと思います。

当社のモデルルームの玄関ドアは、もともと最近主流のスマートロックシステムではなく、シンプルなハンドルレバーとシリンダー錠の組み合わせを採用していました。
これは、デザインをシンプルにまとめたかったことと、コストを抑えるための選択でしたが、やはり頻繁に出入りする中で、鍵の開け閉めの手間は感じていました。

そこで今回、Amazonプライムセールの際に見つけた「SwitchBotロックUltra」と「顔認証パッド8F」を組み合わせて導入してみました。
顔認証キー

室内側のサムターン部分にロックUltraを取り付けるだけで、スマホから施解錠が可能になります。
さらに外部に顔認証パッドを設置すると、顔認証だけで解錠できるようになります。

施錠は、設定で「ドアが閉まってから何秒後に自動で施錠」というように登録でき、鍵をかけ忘れる心配もありません。
また、施解錠の状態はスマホに通知されるため、外出先からでも確認できます。

おかげで、モデルルームへの出入りが手ぶらでスムーズにできるようになりました。

ちなみに、YKKの玄関ドアで比較すると、手動錠と顔認証キーの差額は定価で約20万円ほどありますが、今回のSwitchBotのシステムは、Amazonプライム期間中の購入で約2万6千円でした。
将来、もし故障したとしても、純正の修理より後付け交換の方がコストを抑えられる可能性もあります。

現在、玄関ドアの主流は車のキーのようなポケットキー方式ですが、場合によってはこうした「後付けスマートロック」という選択肢も十分にありそうです。

夢をかたちに――初プラン提出の日に想うこと

今日は、お客様との打合せで、プランの1回目のご提案を行いました。
最初のプラン提出は、いつも少しドキドキするものですが、良いところをしっかりと認めていただけて、ホッといたしました。

さらに新たなご要望を伺い、次のプランに反映していくことになりました。
こうして意見を交わしながら一緒に形にしていく過程こそが、お客様にとっても納得のいく家づくりに欠かせない時間だと思います。
私にとっても、そのやり取りが次のアイデアを生む大切な時間であり、大きなやりがいにつながっています。

家づくりは本当に夢のある仕事です。
お客様と同じ目線で夢を追いかけ、その想いをかたちにしていくことができる――これほど素晴らしい仕事はないと感じます。

もちろん、実際の現場では大変なことも多いですが、その苦労をはるかに上回る喜びがあります。
家は完成して形に残るものですから、決して手を抜くことなく、最後まで徹底して良いものに仕上げたいと思います。

本当に、心からの想いが、かたちとなって実現していくのだと感じる一日でした。

見えないところの品質が家を守る ― 気密施工の大切さ

今日は、住宅の気密工事について少しお話ししたいと思います。
気密工事は、家の性能に直結する大切な工程です。

外気が隙間から侵入すると、寒さや結露の原因になるだけでなく、虫や花粉・粉塵の侵入、そして断熱性能の低下にもつながります。
結果として、ヒートショックのリスクも高まってしまいます。
どんなに性能の良い断熱材を使っても、気密が確保されていなければ、暖かい家にはなりません。
断熱と気密はセットで考えることがとても重要です。

また、快適な空気環境を保つためには、計画換気システムの働きも欠かせません。
この換気が正しく機能するためにも、気密施工がしっかり行われていることが前提になります。
換気システムについては、また改めてご紹介したいと思います。

当社の採用している「FPの家」では、工場生産による安定した品質を持つ独立気泡ウレタン断熱パネルを使用しています。
使用されているウレタンは、業界トップクラスの断熱性能を誇るHFO(ハイドロオレフィン)発泡剤を採用。
詳しくは「FPの家」公式サイトでも紹介されています。

現場発泡の断熱材は、施工環境によって品質のばらつきが出たり、経年劣化で隙間が生じることがあります。
一方、FPパネルは経年劣化が少なく、リフォームで解体した現場でも再使用できたという事例もあるほどです。
その性能の確かさから、「無結露50年保証」が付いています。まさに自信の証です。

さらに当社では、このFPパネルと組み合わせる構造材として、構造用集成材+金物工法を標準仕様としています。
無垢材は経年で7mmほど縮むケースもあり、気密性の低下につながることがありますが、
集成材は乾燥材を貼り合わせたもので、収縮がほとんどなく、強度も高いのが特長です。

気密施工では、FPパネルと集成材の取り合い部分をブチルテープで隙間なく埋めていきます。
気密工事
こうして、ひとつひとつの接合部を丁寧に仕上げながら、確実な気密を実現していきます。

当社では、中間と完成の2回の気密測定を実施し、
工事途中での確認と、お引渡し時の気密状態を数値でご報告いたします。
お客様に安心していただけるよう、見えない部分の性能にもこだわっています。

一生に一度の家づくりを、納得いくまで

今日は、午後から現場にてお客様と打ち合わせを行いました。

現在の進捗状況をご覧いただきながら、床材と階段材の発注前の最終確認をしました。
材料についてはこれまでも打ち合わせを重ねてきましたが、やはり実際の現場で見ていただくと、よりイメージが湧きやすく、納得感があります。

当社の打ち合わせは、設計中・工事前・工事中と、何度も繰り返し行います。
その中で変更が出ることもありますが、それは当然のこととして柔軟に対応しています。

初めて家づくりをされるお客様にとって、事務所の打ち合わせだけで図面やカタログを見て、すべてを頭の中で想像して決めるのは難しいものです。

だからこそ、当社ではできる限り現場での打ち合わせを大切にしています。
実際にその空間に立って感じていただくことが、もっとも確かな判断につながると考えています。

時間も手間もかかることではありますが、一生に一度の家づくりです。
お客様にも私たちにも悔いのないよう、丁寧に進めていきたいと思います。

ピクチャーウィンドウ工事中

晴れの日も、雨の日も、居心地のいい家を

今日は、秋晴れの気持ちのいい一日になりました。
事務所で見積りや設計の作業をしていると、外に出たくなるような、少しもったいない気分にもなります。

ここ最近はぐずついた天気が続いていたので、なおさら晴れの日のありがたさを感じます。
家づくりの仕事をしていると、工事の進行にも関わるため、やはり晴れの日が嬉しいものです。
ただ、実は雨の日も嫌いではなく、雨だれが落ちる外の景色を眺めているのも好きだったりします。

家の設計で大切にしているのは、機能的なことだけでなく「居心地の良さ」です。
夜はカーテンを閉めてしまいますが、照明や空間のまとめ方で落ち着きをつくることができます。
しかし、昼間の“窓”の扱いは少し難しく、採光・換気・耐震性、そして家具の配置までを考え合わせる必要があります。

それでも、やはり外の天気や自然の気配を感じられる窓をつくりたいと思います。
日中ずっとレースカーテンを閉めっぱなしにするような窓よりも、できるだけ開け放っておけるような、心地よい窓が理想です。

そんな思いを大切にしながら、今日も「住む人が気持ちよく過ごせる家」を考えています。

現場の新しい形、住宅検査もオンラインで

今日は、越前市の現場で、住宅瑕疵保険の「躯体部分」のリモート検査を行いました。

これまでは検査官が現地に来られて、私たちの立ち合いのもと、筋交い金物の施工写真表などを確認しながら検査を受けていました。

しかし今回は、東京の検査官とスマートフォンを使い、リモートで映像を共有しながらの検査です。ビデオ通話を通じて、指示された部分を映したり、必要な箇所はメジャーを当てて寸法を確認してもらったりしました。

外部の透湿防水シートの施工状況についても、外壁4面を撮影しながらチェックを受けました。

検査はおよそ15分ほどで終了。特に難しいこともなくスムーズに完了しました。
現地に来てもらう場合よりも、検査費用を抑えられるのがリモート検査の利点です。
ITの活用が進み、こうした検査までオンラインで行える時代になったのだと実感しました。

なお今回は、筋交い金物の施工写真の提出確認は不要でしたが、私たちは検査の有無にかかわらず、自社の基準で一つひとつ丁寧に施工チェックを行いながら工事を進めています。

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シンプルな外観に奥行きを与えるコーナー窓のデザイン

今日は、越前市の現場で施工が進んでいる吹き抜けコーナー窓のご紹介です。

こちらはエントランスホールにある吹き抜け部分に取り付ける明かり窓で、北側と東側が交わるコーナー部分に配置しています。

一見すると、ただ窓を2つ並べただけに見えるかもしれませんが、今回のポイントは窓の四方を庇(ひさし)で囲んでいることです。
このディテールを加えることで、二つの窓がひとつのまとまりを持った一体感のあるデザインとして立ち上がってきます。

最近は、四角いシンプルな外観の家をよく見かけますが、窓まわりの納まりや形のつくり方で、建物の印象は大きく変わります。

「もう一工夫あれば、もっと雰囲気が良くなるのに…」と感じることも少なくありません。

こうしたディテールは、考える時間も、施工の手間も、コストも掛かります。
そのため、多くの場合は敬遠されがちなところです。

ですが、そこを妥協しないのが当社の家づくり。
小さな工夫の積み重ねが、住まいの佇まいを美しくしていきます。

そして今回も、板金屋さんには細かな調整でお手間を掛けることに…
いつも丁寧なお仕事をありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

ご縁でつながる法事の日

今日は、石川県の実家で法事があり、妻と一緒に行ってきました。
実家の檀家は福井の長慶寺さんで、父の実家は山中温泉の奥にある「真砂(まなご)」という町です。昔は、その町の方々が長慶寺さんにお世話になっていました。

しかし、今では真砂にはもう誰も住んでおらず、出身の方もほとんどおられません。
ただ、父が所有していた山の土地の一部があり、その管理を今は私が受け継いでいます。

また不思議なことに、妻の義母の実家も長慶寺さんの檀家だったとのこと。思わぬところでご縁が繋がっていたのだと、しみじみ感じました。

今日の法事の際、ご住職がそのご縁のことをしっかりと覚えてくださっていて、それぞれの家族の名前もすらすらと出てくるのには驚きました。さらに、私たちが知らなかった故人の話もしてくださり、その記憶力と、故人に寄り添う姿勢に頭が下がる思いでした。

法事を通して、
「人と人のつながりは、大切なご縁で結ばれているのかな」
と、改めて感じさせていただきました。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
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