自分らしい欠点
昨日の産経新聞に載っていたコラムですが、曽野綾子さんが書いておられた話が印象的でした。
「自分らしい欠点」という題名ですが、曽野さんはとても神経を使われる方だそうです。
そこでその治療に当たってくださったお医者さんとか、3人のエキスパートの方々がそれぞれ言われるのが「別に直す必要は無い」だったそうです。
治す必要がないその人特有の病気というものもあるようです。逆に言うと治してしまったらその人がその人で無くなるような、特徴といってもよいもの。
「自分らしい欠点は誰でも残しておけばいいのである。」
「その性格を利用して私たちは仕事をすればいい。」と書かれていました。
自分が欠点を持った人間であることを認めるからこそ、人にも寛大になれるのだという結びでしたね。
なるほどと感心しました。そういう気持ちを心のどこかで持ち続ければ、人にも優しくまた力にならせていただこうというように思える気がしますね。