アートのように佇む小さなキッチン

今日は、2階リビングのある二世帯住宅で設けた、サブキッチンの事例をご紹介します。
キッチンという機能を持ちながら、空間の中ではまるでオブジェのように見える、少し特別な設計となりました。

2階リビングに設けた、オブジェのようなサブキッチン

■暮らしに合わせた、もうひとつのキッチン
二世帯住宅の場合、1階と2階で暮らしのリズムが少し違うことがあります。
そんな時に、2階にも小さなキッチンがあると、お茶を淹れたり、簡単な食事を用意したりするのにとても便利です。
今回のお宅では、2階リビングに合わせてサブキッチンを設けました。
ただ設備を置くのではなく、空間全体の雰囲気に合うように、見え方まで大切に考えたものです。

ステンレスとモザイクタイルが印象的なキッチン空間

■オブジェのように見せる工夫
こちらのキッチンは、ステンレスの天板と、モザイクタイルを組み合わせた印象的なデザインになっています。(デザイン自体はトーヨーキッチンのモチーフです)

正面から見ると、キッチンというよりも、ひとつのアート作品のようにも見えます。
お施主様がデザインに強いこだわりをお持ちでしたので、その想いをどう形にするか、こちらもかなり考えさせていただきました。
住宅の中にこうした個性があると、暮らしの場でありながら、毎日少し気持ちが上がる空間になるように思います。

暮らしの機能とデザイン性を両立させた住まいの一角

■設計力を試される家づくり
このお宅は、建物全体もとても個性的で、まさにアートのような住まいでした。
一般的な納まりだけではなく、どう見せるか、どう成り立たせるかを一つひとつ検討しながら進めた記憶があります。
最近は、こうした尖ったデザインのご要望をいただく機会も少し減りましたが、やはり設計者としては心が動く仕事でもあります。
お客様の想いに応えながら、暮らしやすさと美しさを両立させることは、家づくりの大きなやりがいだと感じます。


家は、ただ便利であればよいというものでもなく、そこに住む方の感性や楽しみも大切にしたいものです。
またいつか、このような個性ある住まいづくりにも挑戦してみたいと思います。


二世帯住宅や2階リビングのご相談も、公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。暮らし方に合わせたご提案をさせていただきます。

モデルルーム「DUNE」ができるまで

今日は、2024年に竣工した当社のモデルルーム “DUNE” について、少し振り返ってみたいと思います。

モデルルーム 外観写真

“DUNE”は、もともと自宅と事務所の隣に建っていた、築30年ほどの義父の家を取り壊して建てたものです。

義父も義母も、27年前にFPの家で建てた我が家が完成してから、そちらへ移り住んでくれました。
もともと私も養子に入り、義父の家に住んでおりましたので、ちょうど同じタイミングで一緒に引っ越したような形でした。

やはり、暖かく快適なFPの家で一緒に暮らしていただくのが、一番良いことだと思ったのです。

その後、義父の家は長く空き家となっていましたが、年月とともに傷みも進み、雨漏りもするようになってきました。
そこでこの場所を活かして、1階を倉庫兼作業場、2階をモデルルームにする計画を考えました。

ちょうど他の工事とも重ならない良いタイミングもあり、この機会を逃さず形にすることができました。

この建物では、なるべく費用を抑えながらも、見せるべきところは妥協しないという、当社らしい考え方を大切にしています。
コストを抑える部分については、大工工事のあとの内装仕上げを、息子と私とで行いました。

床はフローリングを貼らず、大判のビニールタイルを息子と二人で施工しました。
木部の塗装は手分けして行い、壁面と天井の塗装については、パテ処理から仕上げまで、ほぼすべて息子が担当してくれました。

塗装の色や素材選びについても、息子とかなり時間をかけて相談しました。
たくさんのサンプルを現場に並べながら、一つひとつ確認して決めていったことを、今でもよく覚えています。

内装に採用したのは、アメリカ製塗料 Benjamin Moore
その3600色の中から選んだのが、“Baja Dune” という色でした。

この色が空間全体の印象を決定づけてくれて、モデルルームの名称 “DUNE” も、ここから名付けたものです。

モデルルーム 階段

1階には、念願だった倉庫兼作業場ができました。
材料の加工や家具づくりも得意な息子にとって、良い仕事場になっていると思います。
そして2階には、いつでもお客様にご覧いただけるモデルルームが完成しました。

モデルルームでは、階段に面する飾り棚のスペースや、造作家具によるデザインの統一感、そしてダウンライトを極力使わない照明計画など、細かなところまで意識してつくり込んでいます。

モデルルーム LDK 昼

目を引く派手さを求めたのではなく、
ニュートラルで、静かに整った美しさを目指した空間です。

家具の配置も含めて、空間全体が自然につながって見えるように考えました。
昼間は、素材や色の重なりが素直に感じられ、落ち着いた空気感があります。

モデルルーム 間接照明

そして夜になると、照明によってまた違った表情が生まれます。
明るさを足すための照明ではなく、空間を美しく見せ、落ち着いて過ごせるように考えた灯りです。
写真でも雰囲気は伝わるかと思いますが、実際にその場に立つと、光の広がり方や陰影のやわらかさまで感じていただけると思います。

モデルルーム 寝室

モデルルーム“DUNE”については、まだまだ外壁のことや細かな納まりなど、お話ししたいことがたくさんあります。
ですが、何よりこの空間は、実際に身を置いていただくのが一番わかりやすいと思っています。

ライフ・コア デザインオフィスが考える、
派手さではなく、心地よさと美しさが長く続く住まい。
そのひとつの形として、ぜひご体感いただけたら嬉しいです。

モデルルームのご見学は、公式LINEからお気軽にお申し込みください。
皆様のお越しをお待ちしております。

小上がりのタタミコーナーが暮らしを広げる

今日は、「GROW」のタタミコーナーの写真をご紹介します。LDKにつながるこの場所は、見た目のやわらかさだけでなく、使い勝手までしっかり考えてつくった6帖の空間です。ご見学いただいた皆様からも好評で、暮らしの中でいろいろな役割を担ってくれそうだと感じました。

キッチンから見渡せる、小上がりのタタミコーナー。

小上がりだからこそ、使いやすい畳スペース

30㎝の小上がりにしたことで、畳コーナーがただの“和室”ではなく、リビングの一部として自然に使える場所になりました。
腰掛けるのにも程よい高さで、お子様を遊ばせたり、少し横になったりと、日常の中で気軽に使いやすいのが良さです。
下には引出しを3ヶ所設けてあり、おもちゃや座布団などをしまえるようにしました。
見た目をすっきりさせながら、きちんと収納も持たせることで、使いやすさがぐっと高まります。

格子と木天井が、畳スペースをやさしく引き締めます。
しまう・泊まるにも対応できる工夫

押入は枕棚付きの布団入れとして計画しており、来客用の寝具もしっかり納められるようにしています。
さらにロールカーテンを下ろせば、ほどよく仕切られたお泊まりスペースとしても使えるようにしました。
普段は開いていてのびやかに、必要なときには個室のようにも使える。
そんな切り替えができることも、この畳コーナーの大きな魅力だと思います。
キッチンからも見渡せる位置にあるので、お子様の様子を見ながら家事ができる点も安心です。

名栗の床材や間接照明が、空間に上質さを添えています。
細かな納まりが、空間の印象を整える

この場所では、間仕切りの一部とエアコンを隠すための格子が、空間のアクセントにもなっています。
また、畳まわりには名栗(なぐり)という、表面に凹凸をつけた床材を使っており、ご見学の皆様からもとても好評でした。
押入の下を浮かせたデザインも軽やかですが、そのままだと暗がりに見えてしまうため、地窓やダウンライトを設けて印象を整えています。
こうした細かな配慮は目立ちすぎるものではありませんが、空間の心地よさには大切な部分だと考えています。


畳コーナーは、くつろぐ場所であり、遊び場であり、ときには客間にもなる、とても頼もしい空間です。見た目の美しさと使いやすさの両方を大切にしながら、暮らしに役立つ形にまとめました。


ライフ・コアの家づくりが気になる方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご連絡ください。間取りや居場所づくりの工夫も、実例を交えながらご案内いたします。

プロフィール

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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