自然の働き
昨日、「夢の扉」というTV番組を見て、とても感動しました。ネイチャーアクアリウムというものなんですが、天野尚さんという方が作られる水槽の中の自然体系。
アクアリウムというと、熱帯魚を想像しますが、こちらの主役は水草。これがかなり美しい。ぜひ、インターネットで調べてみてください。
特に感動したのは、ふつう水槽で生き物を飼うとなると、ポンプでブクブク酸素を送ってあげるのかと思いましたが、ここで送るのは二酸化炭素なんですね。私も知識不足で知りませんでした。
そうすると水草が酸素を作り出して、水草の周りに気泡がいっぱいつく状態に。その中に住む生き物も暮らしていける生態系が出来るというもの。
二酸化炭素は、もう悪者扱いでしかないようにみなされてしまっているけれど、自然の中ではそこからまた酸素が生み出されるという、昔子供の頃に習ったかもしれないことを現実に見せてくれた感動がありました。
CO2削減ってばっかり言っておりますけれど、こうして自然の草木を増やす、よみがえらせるというプラスの方向に目を向けることのほうが、取り組まなければならないことのように思えましたね。
日常、現代社会に生きていると、自然の働きについて、自分たちの都合がいいか悪いかで判断しがちなんですが、ちょっと間を置いて考えてみたくなる。自然に向き合ってみたくなる。そんな想いがしました。