師匠のような方
福井 工務店 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、朝一にZOOM打合せ。その後リフォームのお客様宅訪問打合せを2件と松本の現場確認。午後は、見積依頼の書類作成と見積作業。
そして夕方にお通夜に行ってまいりました。
福井新聞をとっておらず、お悔やみはつい見逃してしまうのですが、今回コーディネーターさんから教えていただきました。
もう午後からは仕事をしていても心が落ち着かず、最近お会いできていなかったことがとても辛く感じました。
毎年のようにリフォーム工事をいただいてきまして、息子のように大事にしてもらっていた想いがあります。
厳しくも優しい、大きな心を持った方でした。
建築に対しても、センスは抜群でした。
特注で作った石板の納まりですが、コーナーの納まりはエッジの効いた納まりです。
角は危ないから丸くしようなんて、野暮ったいことは言わない方でした。
ご紹介したい写真もいっぱいあって、いろいろ思い出すと書くことはいっぱいあるのですが…。
本当に仕事をさせていただき、勉強になりましたし、とても鍛えられたと思います。
お客様でありながら、師匠のようでもありました。そんな方と人生の中で、ご縁があったことを深く感謝するところです。
設計は根気よく
福井 注文住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
昨晩から机の書類整理をしたおかげで、今日はスッキリ設計作業に取り組めました。
設計はやはり、集中できるといいですね。なかなかそうもいきませんが。
昔、設計事務所で仕事をしていたときなんか、所員の方と挨拶以外は、ほぼしゃべらずに、全員黙々と図面に向き合っていたことを思いだします。ラジオだけが鳴っていて。
しかし、入所当初はそうじゃなくて、先輩や所長に質問ばかりしていたので、本当に上の人の邪魔をしていたなと思います。厳しい言葉もたくさんもらってきたなと思います。
でも、わからないことは、分かるようにしなくてはいけません。
だれも、わざわざ教えてくれませんから、自分から聞いていかないと。
今は、ネットやSNSでもYouTubeでも、いろんなことを調べられますし、さらにAIが教えてくれる便利な時代になりました。
先輩であるとか、親方から教えてもらって、という感覚が無くなりつつあるのかもしれません。
もしそうだとしたら、なんとなく根の張っていない花のように、いつか枯れてしまうようで危ういですね。
雑草のように強い人間になるには、踏まれても立ち上がる根気強さが大切ですね。
そうして蓄積してきたものが、自ら力を生み出せる原動力になるのかなと思います。
選択すること
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今日は、午前中に越前市でお客様と不動産屋さんを交えて打合せ。午後は、松本の現場でコーディネートの打合せでした。
越前市のお客様は、間取りがほぼ決まってきました。具体的な内容の話になってきて、これもお話しを伺うのが楽しいところです。
松本の現場は、コーディネートが決まり、すべて材料も決まりましたので、次はそれぞれの発注作業となりました。
コーディネートも、たくさんの選択肢の中から選んでいかないといけなくて、なかなか大変な作業ですね。
でもやはり、現物サンプルを現場で見て、実際の光に当ててみるという作業も、やってみてわかることもあるんですよ。
大変ですが、少しでも間違いのない選択の作業になっていると思います。
コーディネーターさんとお客様がみえるまでにお話しをしていたのですが、コーディネートも希望を伝えれば「AI」がやってくれる時代になっているとか。
何と言っても人間の感覚を信じるという人と、考えることが面倒でAIに決めてもらうのも楽でいいと考える人もあるかと思います。
どちらがいいという事でもなく、この二つの考えを今持てる中で、やはりどちらかを選択していくという世の中になってきているようですね。
とにかくコンピューターに使われるようになるのではなく、うまく使う側に徹しないといけないなと思うところです。
現場のおもいやり
福井 工務店 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、雑用廻りと現場確認。リフォーム工事の段取りと、その他は各種見積作業でした。
明日からゴールデンウィークに入ってしまうのですが、材料の手配は進めていたので、なんとか仕事が滞ることはなく進められそうです。
大工さんには、細かいニッチや、下地のお願いをしながら進めておりますが、こちらはエコキュートリモコンとドアホンカメラを付けるニッチとFeボードというマグネットがくっつく石膏ボード下地の写真です。
大工さん、リモコンが付くニッチは、電気屋さんの配線を待って奥に納めるために、固定せずに浮かしていますね。
そういう思いやりを、職人さんどおしでやってくれる現場というのが、私にとっても理想的であって、嬉しいことになります。
聞いた話では、そういう連携がとれていない現場というのがあって、せっかく付けた壁を剥がしては、また取り付けるというようなこともあるようで。
現場は、いかに職人さんたちが、皆さん気持ちよく工事を進められるかというのが大切なことだと思っていて、私もそのために、施工図も、材料の手配も、きちんきちんと進めていかなければと思っておりますし、常に職人さんたちには感謝の気持ちを忘れません。
そして職人さんそれぞれに、良い仕事をしてもらわなければいけませんよね。
それが、最終的に出来上がった建物の仕上がりとして伝わってくるものがあると信じています。
越前市のお宅のお引き渡し
福井 工務店 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、午前中は、施工図作成とお引き渡し準備。午後は、越前市のお宅のお引き渡しでした。
今回のお施主様が、当社に来てお話しを聞いていただいたのが、2022年の2月25日だったと思います。
3年という月日の間、土地探しからでしたが、土地の話も二転三転して、それでも長くお付き合いいただいて、根気強く待っていただきました。
ほかに工務店やハウスメーカーなどもご覧になってこられたと思いますが、一貫してブレずに当社を信頼してくれていたことに、心から感謝したいと思います。
昨年の春に土地が見つかってから、着工までには、他の仕事も混みあってしまって、スタートが遅れてしまったと反省するところでしたが、始まってからは集中して取り組ませていただきました。
あらゆるところが普通でないというか、考えるところが相当にある建物で、それぞれ検証しながら、それぞれ施工図を何回も書き直して、すべてを最終形にもっていくまで、工事が始まってからもずっと図面を書き続けていたように思います。
越前市の補助金の絡みもあって、工期もずっと心配しながら進めてきまして、それも間に合って。現場の職人さんたちにも、協力してもらって、本当に感謝でした。
なんとか見学会もさせていただき、今日のお引き渡しを迎えて、最後までLAN配線を入れたりと作業もしておりましたが、無事お引き渡しが出来ましたこと感無量です。
本当に、娘を嫁がせる想いなので、最後まで何かしてあげたいという思いと、またこの先も、何かあれば飛んでくるつもりで、現場を後にしました。
まだ外構屋さんが工事をしておりますので、それも含めて見に来たいと思っております。
お施主様。このたびは本当にありがとうございました。これからも末永くよろしくお願いいたします。
スチール手摺取付
福井 住宅設計 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、午前中に越前市の現場へ手摺とダイニングテーブルの運搬と取付作業。午後は、建て方の準備と施工図。夕方に歯医者に行ってきました。
こちらがようやく取り付けられたスチール手摺です。
壁手摺の設計をしていたのですが、お施主様のご希望で変更させていただいたものです。
スチール手摺の方が開放感はありますね。2階開口部の光もよく落ちて、踏み段が見えるのもリズミカルです。
お客様のご要望に対して、一番良い回答となる納まりを考えるため、階段もいくつも試作の設計をしたうえで決定しています。
早く・安くという考えとは真逆の発想になるかと思いますが、手間を惜しまず、最大限の努力をすることが務めだと思っています。
今週末が見学会になりますので、ぜひお問い合わせください。
FPの家を始めて28年
福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、午後から孫を預かって寝かしつけるまでだったので、投稿が遅くなりました。
見学会までもう1週間となり、また建て方を行う予定もあって、今週もハードな週になりそうです。
見学会の現場は、今週火曜日から外構工事に取り掛かる予定で、外構までは完成していないのですが、中身だけでも十分に見ごたえのある建物になっていますので、ぜひ、この機会に見に来ていただけたらと思います。
私も、FPの家に携わってきて、今年で28年になります。(実際にFPの家に住んでから26年目)
その前は、設計事務所にいたもので、住宅の設計もしてきましたが、純和風の家の設計をしておりました。
そこから住宅に特化した仕事をしたくて、工務店に就職して、設計以外に実際の現場の勉強をさせていただいたのですが、そこでFPの家に出会いました。
その頃は、暖房に関してはFFストーブを使用するのがFPの家でも一般的だったのですが、とにかく冬にすこぶる暖かくて、しかも結露も一切しない。
こんな家づくりがあるのかと驚いたものです。
設計士というのは、どちらかというと、風通しのいい気密性の無い家が良いものという既成概念があったのですが、そこから発想が180度変わったと言っても過言ではありません。
断熱と気密と換気。それに加えて全館冷暖房。それも24時間の全館冷暖房というのが、FPの家の特徴で、それこそ目から鱗だったのです。
今はようやく、家じゅう暖められるという家が、いろんな工法と共に、メジャーになってきましたが、FPの家は、その元祖といえる工法であり、いまだにその確かな工法が、私はいろいろ他の方向を調べて見ても、1番の工法だと思っております。理にかなっているのです。
このことは、追々こちらのブログでも書いていきたいと思っていることですが、もし、急ぎ聞いてみたいと思われる方には、きちんとご説明させていただきたいと思っています。
家造りは、本当に長い目で見て考えないと、後で後悔することになってしまいます。
お施主様の、住い続けられる姿を想像しながら、先の事まで心配して家づくりをすることが大切だと思います。
soin/節分のお参り
福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、穏やかで暖かい日となりました。
午前中は、外の片付け物をしたり、部屋の掃除をしたり…。
動くと暑くなるくらいで、今週寒波が来るというのに不思議な感じがしました。
お昼に、長男夫婦からプレゼントされた食事券があり、レストランで妻と食事をとってきました。
「soin(ソワン)」というフレンチレストランです。
美味しいと評判は聞いていたのですが、コース料理のどれもが美味しかったです。
前菜の前に、特別もう1品を出していただいたのですが、これがいきなり美味しくて、ああすごいと思いました。
福井の食材や、各地の厳選された食材を使って、優れた調理によって、素晴らしい料理が出来上がる。
それに対して、代価を出させていただいても当然だと思います。
私は、料理が不得手なので、料理人さんには、特に尊敬の念を感じるものです。
話を建築に置き換えてみると、大工さんや、各職人さんも、またリスペクトに値する人たちだと思っています。
家を建てる皆様、建てた皆様にもお話ししたいことですが、建築材料がたとえ同じであっても、それを使って作る大工さんの腕であったり、職人さんの技術であったりで、まったく違うものが出来あがるものだと、わかっていただけたらと思うのです。
誰がやっても、一緒では無いですね。
家造りは、もちろんデザインや間取りをどうするかも大切なことですが、良い職人さんたちに作ってもらえるかどうか、基本的なことも、念頭に置いて欲しいと想うものです。
さて、今日は節分でした。
夕方に、簸川神社さんへ、孫たちとも一緒にお参りに行ってきました。
毎年、交通安全のお守りと、節分の豆をいただいて帰ります。
今年は、孫が回したガラガラで、黄色いお花を頂戴しました。
家族でお参りをし、気持ちが晴々といたしました。
落ち着ける場所
福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日は、久しぶりに落ち着いて休みがとれました。
自宅書斎の整理をしたり、お昼は妻とモデルルームで食事をとって、ゆったりと過ごしました。
仕事の事も考えないといけない時間もありましたが、まずは、明日から集中して行うことにしました。
気を張り詰め過ぎていても、良い考えも浮かんできません。リラックスする時間も必要ですね。
落ち着ける場所があるということも、とても大切なことだなと思います。
成人の日
福井 住宅設計 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。
今日、成人の日は、雲も晴れて穏やかな天気となりました。
久しぶりに、デルモの散歩のため、あさくら水の駅に行ってきました。
冷たくてか、雪の上は歩きませんでしたが、歩き回って気ばらしになったかと思います。
成人の日に、各地のニュースを見るのがあまり好きではありません。どうもふざけたイメージが付いてしまって、どちらかというと行事的なことは止めていいのではないかと思うものです。
まじめに家族で祝ってあげればそれでいいのではないかと思います。
日本人は、皆が同じようにしないといけないという集団的な考えが強すぎるところがあります。
私は若い頃から、その集団的なことを嫌って、成人式にも出なかったものです。その日はたしか山で木の伐採をするバイトをしていました。
けっこう世の中に対して反抗的でしたね。学校の校則もですが、大きく言うと日本の閉鎖的なところが嫌いでした。規則で縛られることが嫌なんですね。
建築も、法律でいろいろと縛られて、自由な発展を阻害されていると常々思っています。
本当はもっと自由に、伸び伸びとした設計が出来ればいいのにと想うものです。
なので、意味のない法律をどんどん作るのではなく、どんどん撤廃していったらいいのにね。
そうは言っても、頭の固い偽善的人間が法律をどんどん作っていきます。
どうかそんな中でも、若い人たちは、個々が自立した考えを持って、集団に飲まれずに、しっかりと生きることを望みますね。