突然強い雨
今日は夕方に、突然強い雨が降り出しました。外に出れないくらいでしたね。
こんなのが他県では、もっと長く降り続いたんだろうなと思うと、大変なことだと思います。
今日はうれしいことがあって、家族で食事に行く予定ですが、今ちょっと次男が帰るのを待っています。雨でずぶぬれになったようですが。
少しは雨も弱まってきたかな・・・。
夏の終わりに
久しぶりに、日常の日記に戻ります。暑さもやっと峠を越した感がありますね。
毎日、現場で汗をかいていても、風があれば涼しく感じるようになりました。夏の終わりが近づいてきています。
今年は、猛暑と時に大雨に悩まされる夏でしたが、過ぎてしまえば辛かったことも、ひとときの思い出となります。
その時、その時の自然に対処して生きていく。それが本来の人間の生きる姿なのかもしれません。
なにもかも思い通りに進んでいたら、人は高慢になりはしても、謙虚な気持ちを忘れてしまうかもしれませんね。
厳しい自然の現実を感じることができて、人も強くなっていくものだと思います。
そういう意味で、良い夏だったなと考えております。
うめきた広場
今日は、場所は変わって、また安藤忠雄さんの作品。
先日神戸に行った帰りに、大阪駅をちょっと降りて、話題のグランフロント大阪に行ってきました。
ここの「うめきた広場」というのを安藤さんが設計したそうです。
広場の地下へ、円形の階段状の滝を水が流れていきます。
滝って言わないのかもしれませんが、ところどころ白いさざ波が立って、ザーッと流れる音が、都会の中でとても心地よく感じます。
下から見ても、とても気持ちいい。人工物なのに癒される感じがします。水の性質を生かしているから、自然を感じられるのでしょう。
石積みのような壁面は、写真の黒っぽい部分が穴になっていて、覗くと機械室のようでした。
ここも、普通なら鉄のルーバーのような空気の取り入れ口になるところを、うまくデザインで処理しているなと感心いたしました。
ホワイエ 2
地下には、エレベーターで降りたのですが、エレベーターホールから出て見える景色がこんな感じ。スターウォーズのセットかなと思うような、SF的空間。
昨日ご紹介した丸いホワイエの外側は、壁が上に行くにつれて広がっています。階段を上ると壁が迫ってくる感じ。こういう階段は初めてですね。
反対側からの全体像です。この右手に哲学ホールというのがあるようですが、ここは鍵がかかっていて見れませんでした。
こう、なにも置かないでくれると、ほんといいですね。建築の美学をわかっていらしゃると思います。
ホワイエ 1
セミナーホールを地下に潜ると、光が差し込む場所があります。見上げると丸いガラス張りのトップライト。地上から見て想像していたものより、ずっと素敵な空間です。
ここは、シンプルな丸い空間で、アクリルの椅子が四つほど置いてあるだけ。管理人のセンスがいいですね。なにも置かないし、壁になにも貼らないのが一番いい。
ここは地上階になるところで、奥に見えるのがエントランス。入口側ですね。
エントランス側から見た時も、向こうに何があるのかなという期待感がありました。
単純に、間取りとしてプランが出来ているわけではなく、それぞれの位置関係が、人の目線でどう見えるかが計算され、設計がされていると思います。
とても大事なことですね。
展望ラウンジ
今日はまた、西田幾多郎記念哲学館の写真の続きです。
こんどは、セミナーホールの屋上階の展望ラウンジに上がってみました。
こんな感じで、足元からガラス張りで、かほく市内が望めます。下階に研修室もあるので、ちょっと頭を休める場所にいいですね。
見下ろすと大階段ですが、手前に丸と細長いガラス張りのトップライトが見えます。こちらは、明日ご紹介しますね。
オープンキャンパスに
今日は、次男と妻とで、神戸芸術工科大学のオープンキャンパスに行ってまいりました。
オープンキャンパスなど、早いうちから見に行くといいと先生からも薦められていたので、二日前に行ってみようかという話になりました。
昨日夕方、打合せが終わった後で、乗れる電車に乗って・・・。ホテルに一泊して朝から行ってきました。
学園都市で、大学がいくつも集まった場所のようで、緑にも囲まれて、とてもいい環境でした。
次男はプロダクトデザインを目指していて、モノづくりをするには環境もとても大事と考えておりました。ここは自分専用の場所も提供されていて、自分で時間を作れば、いくらでも打ち込めそうないい環境でしたね。
自分も若いころに、こんなところで勉強したかったなと思うようなところでした。
帰りの地下鉄の駅で見かけた、大学の広告です。にぎやかで楽しそうな感じです。
空の庭
地下に降りると、いったん部屋があって、そこを出るとこんな場所があります。
「空の庭」
見上げると青い空だけが、見えるこの場所。
一人で物思いにふけってみたい空間ですね・・・。
ミュージアムの回廊
今日も引き続き、西田幾多郎記念哲学館の写真です。
こちらが、ミュージアムのエントランス入口になります。
中に入ると受付があって、その横の外壁に沿った廊下を通って展示室に向かいます。
コンクリート打ちっ放しの壁面が、相変わらずきれいですね。外壁側は全面ガラス張りで、2階の回廊が途中から突き出ています。
回廊の一番奥に、西田博士の銅像が立っていました。この銅像の向かい側に階段とエレベーターホールがあり、他の階からこの1階のホールに降りると真正面に位置していて、ドキッとします。
2階に上がる長いスロープです。ここも高い天井と奥行き感に、おおっという感じになります。かっちゃんも思わず足を止めて写真を撮っています。
1階と2階が展示室で、階段を降りて1階に着いても、まだ階段が下に続いていました。何があるのかなと、恐るおそる降りてみると・・・。
続きは明日のお楽しみに。
「一日不作一日不食」
こちらは西田幾多郎が、京大教授時代に住んでいた家の客間に飾ってあった軸ということで、展示してありました。
読み方は、「一日作さざれば、一日喰らわず」。(いちにちなさざれば、いちにちくらわず)
意味は、「人間は一日の間になにか人のため、世のためになることをしなければ、その日一日、食べることはならない」という中国の禅僧の言葉だそうです。
これを生涯の座右の銘としていたそうで、これには大変共感いたしました。
一日一日を無駄にせず、それも他を利すること、お役にたつことに力を注げということだと思います。
仕事はもちろん、社会生活、家庭の中においても、毎日なんらかの形でお役にたたせてもらうことで、自身の存在価値があるのだと考えています。
哲学というのは最終的にはそこに行きつくんだろうなと思います。
ちょっと固い話になりましたが、書き残したい話でした。