断熱性能とエアコン

今日は、朝から設計作業。一区切りついてから現場確認に行きました。

9月も今日で終わりで、私も半袖でずっと過ごしてきましたが。そろそろ長袖かなってところですね。

朝夕、涼しくはなってきましたが、まだ暖房という話には早いですが、ちょっとエアコンのお話です。

暖房をエアコンで行うと、効かないし、電気代も高くつくという認識がかなりあると思うのですが、そうではないって記事が、日経ホームビルダーという雑誌に載っていたのでご紹介したいと思います。

「断熱性能が低いとエアコン嫌いに」

これは日本の住宅が、断熱や気密性能が低いために、エアコンから出た暖気が上に上がっていき、気密性能が低いから屋外に逃げてしまうことがあげられる。

それに加えて、上に抜けた分、下から冷気が引き込まれるので床が寒くなり、しかも、暖房を強めるほど冷気の引き込みも強くなるという悪循環になる。

これらは、エアコンに限らず、暖房器具すべてに当てはまるのですが、ファンヒーターなどは、温風の出てくる温度が高いため、必要以上に室温を上げたり、直接温風に当たって暖かいと感じている。

実際に光熱費を他の暖房器具と比較しても、断然エアコンの電気代が安いのですが、勘違いしてホットカーペットなんかを使っている人も少なくない。

(松尾和也さんというパッシブハウスジャパンの理事をされている方の記事から)

 

これら全ては、家の断熱性能、気密性能に問題があるからですね。

最近特に心配なのが、気密性能について、きちんと検証されていないことです。なんだか今時の住宅は気密測定も行わないのに、あたかも気密がとれているような宣伝文句がみられます。

断熱材を連続的に施工することも、気密を取るためのノウハウも、設計の時点でどれだけ考えられているのだろうか?現場でとりあえずごまかしているってことはないのかな?

結局、見た目はきれいに仕上がっても、住んでみると住み心地が悪い家というのは、けして施工面だけでなく、設計時点での性能の検証が出来てないことも原因だと思います。

暖房が効かないのはエアコンのせいではありませんね。

想像しながら

今日は、朝から現場確認。電気工事の照明のバランスを考えながら、図面を調整中です。

午後は、リフォームの現場確認と打合せ。外構工事の確認など。

この後、20時からお客様宅訪問の予定です。

照明器具の配置を考える時、きれいな壁があると絵をかけたくなりますので、照明の配置もそれに沿って検討します。

でも、どんな絵が飾られるか、あらかじめ決まっているといいのですが、ほとんどの場合後からですよね。

何をするにも、ほんとに想像しながら決めていっておりますので、仕上がるまでは心配なものであります。

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年数を経ても

今日は、見積作業と設計作業を行いました。日曜日なので事務所に籠って静かに作業。

そんな中、古いお客様からお電話が入り、懐かしくお話を聞きました。

何年たっても、お声かけいただくってことはうれしいことですね。

設計の仕事って、地味な仕事でありますが、長きにわたって残るものを作りますから、年数を経ても頼っていただけるとしたら、ありがたきことであります。

家って、やはり作った人の顔が想い浮かぶような、そんな家造りであってほしいと思います。

日本は、建売なんて売れないって風土であってほしいですね。

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