寒い日に差が出る、断熱と暖房の関係

先日、「FP技術指導員講習会」の暖房に関する資料を読み返していました。寒い福井の冬は、体感の差が暮らしやすさに直結します。今日は資料の要点をかみ砕きながら、家づくりで押さえたい“暖かさの筋道”を簡潔にご紹介します。

※資料が社外秘だったので、画像は削除させていただきました

 当社においでいただければ、詳しくまたご説明させていただきたいと思います。

1)外が氷点下でも、室温はつくれる

資料では、外気温が0℃や氷点下でも、室温21℃前後を保てた例が示されていました(温度差が大きい状態)。
ここで大切なのは、「頑張って暖めた」というより、家そのものが熱を逃がしにくいこと。
暖房は“熱を足す”だけでなく、“逃げる量を減らす”ことで、ぐっと楽になります。

 

2)真冬に室温が上がりづらい原因は「足りない断熱力」

資料には、外気温が同じでも、断熱力が不足すると室温が上がりきらず、寒さを我慢する状態になる図もあります。
体感としては、床や壁が冷たく感じたり、朝晩の冷え込みで戻りが遅い、という形で出やすいです。
だから私たちは、間取りやデザインと同じくらい、断熱・気密(すき間の少なさ)を丁寧に整えることを重視しています。

 

3)「同じ台数を使っても、家の断熱力で差が出る」

同じエアコン機器を使用したとしても、断熱性能に差があると、断熱等級5の家は、エアコンがフルに動いても、室温が17度にしかならず、「限界です」と言っています。
1日の消費電力も大きいですね。

 

こちらの図では、外気温2℃のほうを見ていただきたいのですが、FPの家と断熱等級5の家では、1日の消費電力がかなり違ってくるのと、FPの家の場合、2台同時に使用したほうが、安定的に室温を保てることが分かります。

 

高気密高断熱の家は、全館暖房の考え方になりますので、エアコンは1台に無理させずに、複数台使用しながら、安定した暖房をすることをお勧めしています。

家の基本性能と、暖房の組み立て方がそろって、はじめて「無理なく快適」になります。これからも福井の冬を前提に、分かりやすくお伝えしていきます。


暖房計画や「うちの広さだと何が目安?」など、気になる点は公式LINEからお気軽にご相談ください。資料の内容も、暮らしに合わせて噛み砕いてご案内します。

雪解けが落とし穴に。室外機が凍る理由

今日は、お客様宅でエアコン室外機の「凍り」を除去してきました。雪が積もった天板が気温変化で溶け、その水が室外機を覆う形で再凍結したようです。写真も交えて、現場で見えた原因と対策をまとめます。

1)今回の凍結は「雪解け→再凍結」の流れでした

室外機の天板に積もった雪が、日によって一度ゆるみます。
その水分が側面に回り込み、夜間の冷え込みで一気に凍ってしまうことがあります。
今回はまさに、氷が“覆いかぶさる”ように付着して風の通り道を塞いでいました。
(写真1:凍結前の状態/室外機が雪と氷に包まれています)

天板の雪解けが回り込み、室外機が“氷のかたまり”に。

2)現場で行った応急処置と、次の対応

今日は時間をかけて、外側の氷を少しずつ溶かして取り除きました。
ただ内部にも残りが見られたので、本来は一度エアコンを止めてから、前面グリル(外側のカバー)を外して丁寧に溶かすのが安心です。
お客様がご不在だったため、明日あらためて伺う予定でしたが、後ほど「帰宅後に一度やってみます」とご連絡もいただきました。
(写真2:水で溶かしながら除去/写真3:除去後の状態)

水で少しずつ溶かして、安全に凍結を除去します。

凍結除去後

3)根本対策は「雪と氷を落とさない工夫」

今回の室外機はズバ暖という暖房時に室外機の凍結リスクを減らすタイプですが、こういう状況になると無理があります。
やはり有効なのは、室外機の上に屋根を設けて、雪解け水が回り込まないようにすることだと感じました。
モデルルームでも同じ症状が出かけたため、まずは簡易的な屋根で応急処置をしています。
今後は、室外機架台の「純正の屋根」も選択肢として、必要な方へご提案していきたいと思います。
(写真4:簡易的な屋根/写真5:純正屋根付きの室外機/写真6:当社で作った屋根)

屋根付きで雪解け水を防ぐと、冬のトラブルが減らせます。(簡易)

屋根付きで雪解け水を防ぐと、冬のトラブルが減らせます。(純正)

屋根付きで雪解け水を防ぐと、冬のトラブルが減らせます。(当社で作ったもの)

雪の日は「積もる」だけでなく、「溶けて凍る」動きが厄介だと実感しました。室外機の様子が気になる時は、無理をせず早めにご相談ください。状況に合わせて、対処と予防をご案内します。

室外機の凍結や雪対策のご相談は、写真を添えて【公式LINE】から気軽にお送りください(状況確認が早くなります)。

雪の日に考える、断熱と気密の本当の話

今日も雪が積もり、息子が休みだったので私が駐車場の除雪をしました。お向かいのお宅に来られた介護ヘルパーさんが停められず、当社の駐車場をご案内したところ、とても喜んでくださいました。助け合いの大切さと同時に、冬の「家の寒さ」が命に関わることも改めて感じた一日です。

会社前 除雪風景

1)雪かきと、助け合い
息子が休みだったので、今日は私が駐車場の除雪作業を行いました。
雪の日は、ほんの少しの段差や轍でも車の出入りが難しくなり、予定が崩れがちです。
お向かいのお宅に来られた介護ヘルパーさんが、雪で駐車場に入れない様子でした。
そこで当社の駐車場に停めていただくと、ほっとした表情になり、こちらも嬉しくなりました。
困ったときはお互い様。こういう地域の空気感は、雪国の良さだと感じます。

2)入浴中の事故と、ヒートショック
実は親戚にあたる方が、入浴中に急逝されました。
原因は脳卒中とのことですが、冬場の浴室や脱衣室が寒いと、体への負担が一気に増えます。
暖かい部屋から寒い場所へ移動することで血圧が大きく上下しやすく、これが「ヒートショック(急な温度差による体の負担)」につながります。
73歳で、直前まで普通に会話されていたそうで、本当にいつ起こる事か分かりません。

部屋が極端に暖かくて廊下は寒いとか、トイレや脱衣場・お風呂が寒いということは、とても危険なことです。
家の中の温度差を減らすことは、快適さ以前に、暮らしの安全に直結します。

DUNE 窓

3)30年続けてきた「FPの家」と、断熱・気密の話
私が30年近く「FPの家」の高気密高断熱の家づくりを続けているのは、事故のない住まい、つまり家が住む人の命を守ることを大前提にしたいからです。
近年になってようやく、断熱性能を高めることは国の定めとしても重要視される流れになってきました。
一方で、気密に関しては、国の基準として施工を明確に定める規定がなく、まだ実態が見えにくい分野だと感じています。
断熱材がそれなりに入っていても、気密が確保されていなければ隙間風で冷え込み、「おかしいな、寒いな」という家になってしまいます。

窓まわりの結露もサッシ性能だけでなく、気密が取れていないことで起きやすくなる場合があります。
だからこそ、きちんと気密測定を行い、施工の確実性を担保している工務店を選んでいただきたいと思います。

雪の日は、家のつくりの違いが暮らしに直結して表れます。断熱が注目される今だからこそ、見えにくい「気密」も含めて、温度差の少ない住まいを整えることが大切です。安心のために、できる備えを一緒に考えていきましょう。

冬の寒さ対策や結露、エアコンの使い方、気密測定の考え方など、気になることは公式LINEからお気軽にご相談ください。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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