松の御茶屋 2

茶屋を近くで撮った写真です。
軒裏から桁の掛け方、欄間、雨戸の納まりなどとても丁寧に、きれいに仕上ていますね。
つい見惚れてしまいます。
社寺建築などの凝った彫刻で見せるものより、こういう潔いものが好きです。
装飾より、プロポーションで見せることのほうが基本だと思いますね。
全体のプロポーションが良くて、細部も見てみると、そこもきちんと計算して作られているというのが、目指しているところですね。
松の御茶屋

こちらは、浜離宮の中にある「松の御茶屋」と呼ばれる建物です。
新しいですね。復元して作ったのだと思いますが、細部を見てもとてもきれいな仕上がりでした。きっと材料も大工さんも、時間を掛けて本当に吟味して作られたのだと思います。
昔、設計事務所時代に、古民家の復元工事を担当したこともあって、こういうのを見ると苦労が推し量れます。
日本の建築は、けしてそのまま永久的なものとはいえません。手をかけながら長く生かしていくものですね。
こちら震災での影響はどうだったか心配になりましたが、一部壊れたのは別の古い建物のようです。
空いていなくて、中が見れなかったのですが、またいつか機会があったら見てみたい建物でした。
花束

今日は午前中に本契約がございました。
お客様が花を持ってきてくださり、あまりにきれいなので載せさせていただきました。
ご主人が定年退職されたということで、皆様からたくさんお花を頂いたそうで、その中のおすそ分けだそうです。
温厚で素敵なご主人ですので、きっと皆様からの人望が高く信頼のある方だったのだろうなと推察いたします。心が温まりますね。
思えば、建築の申込を頂いたのが2年前の夏だったでしょうか。
図面も見積もりもなにもない時点で当社に決めていただきまして、頭が下がる思いです。
本当に信用をしていただいてのことと思いますので、今回時間をかけて本契約となりましたが、心を引き締めて、信用に負けない努力をしたいと思いますね。
がんばりたいと思います。

