天窓交換工事
今日は、朝から天窓の交換工事のお客様宅へ、工事立会いと作業。
その後10時から、お客様と現場打合せ。終わってすぐにまた天窓交換工事の現場へ防水作業に行きました。
以前から、天窓のメーカーにも見てもらって、対処してもらっていたのですが、大雨の時にまた雨が落ちるようになって、メーカーも製品のせいではないと対応しなくなったので、思い切って交換することに決断しました。
上のほうから屋根材を外し始めましたが、雨漏りは上のほうから伝ったものではありませんでした。
ジャンプ台も、こう見ると大丈夫そうです。
どうも、ジャンプ台の側面から水が侵入していたみたいです。
ただ、ジャンプ台の下にも防水ルーフィングが通して入ってはおります。
今は、ほぼ使っておりませんが、段葺きという段のついた折り方の葺き方のため、水返しが2重になっている部分に、かえって水が抜けずに溜まる部分が出来ていて、それが横に走って入ったと考えられます。
ただジャンプ台のきわも、コーキングで水返しをしてあったのですが、それでも不十分だったのかもしれません。
問題のあった部分のルーフィングをめくると防水層の下に水が回っていたのが分かりました。
この後、天窓を外して、傷んだボードを新しいものに交換してから、新しい天窓を納めました。
今回使用したルーフィングは、接着面が全面ブチルテープになって、密着するものです。これは、同じ天窓メーカーも推奨する商品なので、今後使えるなと思いました。
赤いのは、ガルバリウム鋼板の水返しです。マニュアルには、ここまでないですが、板金屋さんも、同じ納まりでは納得できないというところでしょう。
室内側も、大工さんにきれいに納めてもらって、明日にクロス張替え工事を行えば完成です。
大変な工事でしたが、水を食い止めることの、さらに勉強になりました。
お客様には、お手間とご心配をおかけしましたが、工事させていただいてよかったと思います。