空間の表情をつくる建具選び
今日は、越前市の現場にて、お客様とコーディネーターさんを交えて、コーディネートの打合せを行いました。
先日、床材が決まりましたので、今回は建具(室内ドアなど)の面材の色について検討しました。
建具は、ひとつの色で統一する方法もありますが、場所によって色を変えることで、空間に変化やリズムをつけることもできます。
また、建具と建具枠は同じ色にまとめがちですが、当社ではあえて、枠をホワイトやグレーにして壁と馴染ませることもあります。
そうすることで、建具そのものの存在感を調整できるからです。
たとえば、
- 建具を壁と同化させて、すっきりと見せる方法
「建具の存在を抑えることで、壁面としての連続性を確保しています。」
- 反対に、建具の木目をアクセントとして生かす方法
「建具をアクセントにすることで、開口部が心地よいリズムになります。」
というように、「目立たせないか」「あえて見せるか」で空間の印象は大きく変わります。
スマートでシンプルな雰囲気にしたいか、木の温かみを引き立てたいか。
今日は、どちらの方向性がよりお好みに近いかを丁寧にお話しさせていただきました。
一度で決めきるのではなく、考える時間も大切です。
次回までゆっくりとイメージを深めていただきながら、全体のバランスを整えていきたいと思います。
暮らしに合った建具選びを、ひとつずつご一緒に。


