景色を美しく切り取る、パノラマウィンドウの魅力
今日は、パノラマウィンドウのご紹介です。
こちらは「海の見える家」で撮影した日中の景色です。
海から少し距離のある立地ですが、窓の奥にしっかりと海が望める、気持ちの良いロケーションでした。
当初の計画ではバルコニーを設ける予定でしたが、コスト調整のためにバルコニー案はいったん見送りました。代わりに採用を検討したのが、床から天井までの全面ガラス窓。
ただその場合、サッシサイズの制約から5分割の窓となり、間に4本の柱が立つ形です。
そんな折、確認申請後の造成工事期間中に、横浜のランドマークタワーの展望台を訪れる機会がありました。
そこで目にしたのは、床までの全面ガラスではなく、腰壁があり、視線の高さで水平に景色が広がるパノラマウィンドウ。
この“景色の切り取り方”に強く感動し、今回のお住まいにも取り入れたいと思い立ったのです。
お施主様にも快くご了解いただき、設計変更を行って実現しました。
床までの全面ガラスでは、視界に不要なものも写り込んでしまいます。
むしろ、緑と海だけがスッと横に広がるほうが、より美しい風景になります。
夕暮れ時の景色も格別で、遠くを船が横切る姿もロマンチックです。
窓はただ大きければ良いわけではありません。
“何を見せたいか”を丁寧に選び、ノイズをそぎ落としていくことで、心を動かす窓が生まれます。
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