ミラーは“映り込み”までインテリアになる
今日は、インテリアとしてのミラーの使い方をご紹介します。

こちらは、モデルルームのエントランスホールに取り付けた小ぶりのミラーです。
細い地窓の上に、すっと伸びるきれいな壁面があるのですが、何もないと少し寂しく感じることがありました。そこで、SEKISAKAの 「TRACE Koban」 を掛けて、空間の“視線の止まりどころ”をつくってみました。
この場所は、絵を飾るほどでもない。でも、玄関まわりとしては身だしなみチェックができるミラーがあってもいい。
「飾る」と「使う」のちょうど中間のような存在として、ミラーがしっくりきたポイントです。
(写真:ミラーのアップ)
このミラーは、階段の飾り棚が、歩いて通り過ぎる瞬間にふっと映り込む仕掛けになっています。
ミラーは“鏡そのもの”だけでなく、映り込む景色まで含めてインテリアになります。奥行きや気配が生まれて、空間が少し豊かに見えるのが面白いところです。
住まいは、機能だけを満たす箱ではなく、日々の視界に入るものを丁寧に整えることで、暮らしの質が上がっていくと感じます。
家づくりを考えるときも、間取りや性能に加えて、
「ここにグリーンを置きたい」
「この壁には何か飾りたい」
そんなインテリアの楽しみまで含めて計画していただけると、住まいはもっと愛着のある場所になっていきます。
福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。

