エアコン配管の気密

今日は、午前中にお客様宅換気メンテナンス。もう1件お客様修繕工事。

午後は、施工図と見積作業その他あれこれ雑用でした。

 

午前中の修繕工事のお客様というのは、FPの家で、エアコンの配管部分にウレタンを注入して気密をとるという工事でした。

エアコンが1年で壊れて修理をメーカーに頼んだらしいのですが、配管まで交換するとなって、FPの家は配管の貫通部分を気密をとっているのをお客様も知っていて、気密工事もお願いしたそうなんです。

しかし、メーカーのダイキンさん、気密をとるということを知らないらしく、ウレタンスプレーも持ってないし、やり方もわからないという話です。

手慣れたエアコン業者さんとは違うからなのかなと思いますが、気密の大切さも知らずにいるのは残念なところです。

昔建てたところの工務店さんも、対応してくれなかったのも残念なところではありますが。

私の昔在籍していた工務店さんで建てられたお客様だったので、私を思い出してご連絡をいただきました。

やはり気密がとれていないと、そこから入る隙間風が邪魔して、エアコンのセンサーがまだ寒いと判断して、運転を強めてしまう可能性があります。

助けを求められた、お客様の判断が正しかったですね。

こういうことって、普通の家づくりをしている業者さんではわからないというか、やったことがないかと思います。

高気密・高断熱の家というのは、それだけ、厳しい管理のもとに作っていかないと、本物にはならないということですね。

床暖房のような

今日は、朝一に各現場廻り確認。その後、お客様宅1年目の換気メンテナンス。午後は、12年目のお客様宅換気メンテナンスでした。

どちらのお客様宅も、FPの家で暖かくてホッとします。年数が経っても変わらぬ性能がうれしいですね。

1年目のお宅の方の完成時の写真です。タモの無垢フローリングを張っているのですが、エアコンだけで暖かくて、まるで床暖をしているようでした。

普通の家では、こんなに部屋が吹き抜けていたら、熱は上にあがるだけで床は冷たいままでしょうね。

床暖房や、床下に強制的に空気を回して暖める工法もあるようですが、断熱・気密がしっかり施工されていれば、夏・冬に関わらず、コストもかからずに機能します。

冬でも夏でも、ご家族が快適に過ごせる家であることが、FPの家の一番の特徴だと思います。

日に日に寒くなります

今日は、夕方に建築ご相談のお客様にご来社いただきました。

現在お住いの借家が、とても寒いそうで、FPの家の説明を聞きにおいでいただきました。

 

基本性能の高い家づくりは、機械に頼った家づくりとは違って、永くパフォーマンスを保ちます。

エアコンや換気システムも、交換できるシンプルさが大事だと思います。先々、住む人が困らない家づくりが肝要ですね。

 

お昼にデルモを連れて、あさくら水の駅まで、散歩に行ってきました。

日中は、お天気も良くて、寒さも和らぎましたが、日に日に冬に向かっている感じはしますね。

デルモも、ほんのちょっと、車で散歩にお出かけするだけで、ご機嫌でした。

墨出し/中間気密測定/台風対策

今日は、朝一にベースコンクリートの墨出し作業。その後、気密測定の段取り。

午後から気密測定と台風対策などで、ほぼ今日は現場作業でした。

息子が水曜から今日まで東京で研修だったので、久しぶりに一人であれこれ作業をしたのですが、おっちょこちょいで、墨出しなのに肝心のレーザーを忘れて、取りに帰りました。

朝早めに出たのに、結局戻る道中で渋滞に会ってしまいました。これからは、持っていくものをメモに書くとかして、行動しないと駄目ですね。

 

基礎屋さんも鋼管の型バラシと、セパレーターを打ちに来てくれていたので、墨出しの手元も手伝ってもらいました。

重機も持ってきて、表層改良の残土も処理してくれましたので、助かりました。

明日は台風が来るので、型枠工事は日曜日に行う予定です。

 

二の宮の現場の中間気密測定を行いました。

結果はご覧の通りで、詳しい値はC値=0.105㎝2/㎡です。

大きな引き違いサッシがあるので、多少の漏気は確認しましたが、それでもこの数値です。十分な値ですね。

写真を見てわかりますでしょうか?今回、掃き出しの引違サッシ1か所を全体を塞いで測定器を設置したのですが、負圧で膨らんで外れそうなくらいでした。押えると台風かなと思うくらいの圧でしたよ。

外壁もけっこう張られてきましたね。

台風対策で、外回りのチェックと、メッシュシートを畳みました。

それにしても、関東の方が心配ですね。無事に通り過ぎることを祈ります。

家の持つ役割

今日は、午前中にお客様にモデルハウス見学と建築ご相談。その他は設計作業を行いました。

今日も、日差しが強く厳しい暑さでしたが、モデルハウスも快適で、事務所も快適で、夏のFPの家の体感も出来たことで良かったと思います。

高性能な住宅は、最初に性能にかけるイニシャルコストは上がりますが、ライフサイクルコストで見れば、間違いなくランニングコストで、普通の家よりお得になります。

それ以上に、全館快適な空間に、しかも24時間過ごせるわけですから、どんな家に住みたいかという以上に、どんな生活が過ごせるかも、重要なポイントですね。

真夏に外に仕事に出て、暑くて大変でも、家に帰れば大丈夫。

夜も、熱帯夜知らずの家でぐっすり寝られれば、過酷な夏も元気に過ごせます。

家族の健康を守るのも、家の大切な役割ですね。

風洞としても使える吹き抜け

今日は、朝一にエアコン工事の立会い。10時から来客があり打合せ。その後、エアコン工事が2件続いたのですが、事前打ち合わせと電話打合せで作業指示。午後にお客様宅訪問、小工事。その他は経理の仕事などでした。

エアコン屋さんもかなり忙しい中、今日は3件の工事をお願いしましたが、それぞれにお盆前に処理出来て良かったです。

午後のお客様宅訪問は、タオル掛けを追加で付けたいということで、取り付けに伺ったのですが、初めての夏でエアコンの効き具合も確認してきました。

家に入って、すぐ涼しかったので、ホッと致しました。洗面所で作業で入らせていただきましたが、ここも涼やかです。

うまく、コントロールしていらっしゃるなと話をしていたら、ロフトのエアコンしか回してませんとのこと。びっくりしました。

お客様も、もう少し暑さがきつくなった頃に、リビングのエアコンも点けようかなと思うとおっしゃられます。

でも、今がピークくらい暑い時期ですよね。

こちらのお宅、ロフトエアコンが家の真ん中についていて、階段や吹き抜けからも冷気が落ちる設計にしています。

写真左手の下部に光って見えるのが、吹き抜けに面した開口です。ここから冷気が落ちてくれるんですね。

ついでに説明すると、パイプファンでここから冷気を取り込むため、2階の個室4部屋に向けて付いているのですが、こちらも充分機能しているとのことでした。

吹き抜けの見上げです。もともとは、リビングへの採光が目的でもありました。

ロフトのエアコンは2階全室用に考えて、リビングに付いているエアコンは、1階全般にと設計しましたが、ロフトエアコンが計算以上に働いてくれているようで、なんとも嬉しい限りです。

お客様も、この吹き抜けの下にサーキュレーター的に扇風機を置かれていて、空気を回されておりました。だから、家じゅうがきちんと空調されていたんですね。

お施主様のお父様の家も、私がFPの家で設計させていただいていて、ご子息だったご主人も、FPの家の住まい方が身についてらっしゃっるのかもしれませんね。

改めて、FPの家の高い性能にも驚きましたし、すごく嬉しく、安心して帰ってまいりました。

長生きしたワンちゃん

今日は、朝一にエアコン追加工事をされるお客様店舗で、電源移設工事立会い。

夕方は、シーリングファンが壊れてしまったというお客様宅訪問。その他は設計作業と見積作業とあれこれ段取り作業でした。

最近どちらのお客様も、エアコンとか機械の故障で、メンテナンスのご依頼が頻繁に入ってきます。どれも急がないといけないものばかりで、なかなか対応に追われます。

シーリングファン交換となるお客様のお家で、昨日長年飼っていらしたワンちゃんが亡くなったとの話を聞きました。

設計をさせていただいた15年前には若くて元気なワンちゃんでした。17年と長く生きてきて、その間、FPの家にも住むことが出来たので、快適でもあっただろうし、幸せだったと思います。

家って、別に大豪邸でなくてもいいし、かといって雨風しのげればいいというわけにもいきませんよね。

ちょうどいい家って、やはり「冬暖かくて、夏涼しい家」ということになるのかなと思います。

ペットが喜ぶ家って、シンプルにそういうものだろうなと思います。

家を建てられるとき、ぜひ家の性能に関しては、妥協無く本物を選んでいただきたいと思うものです。

蒸し暑い夏に思うこと

今日は。オフをいただきまして、自宅の整理作業を行いました。

普段、仕事に集中していて、家の事がおろそかになってしまうのですが、さすがにちょっと手をかけなくてはと思いまして…。

今日も、外は暑かったですね。湿度も高いのかムッとする暑さで…。

でも、家の中で作業する分には、正直どこにいても涼しくて、やっぱりFPの家はありがたいなと思いました。

自宅は、20年前に建てたFPの家ですが、十分に、今の省エネ基準の設計で建てている普通の性能の家よりも、優れていると思います。

今、国の定める省エネ基準の中に、気密測定値の基準が無くなってしまったのは、各ハウスメーカーへの忖度だと思いますが、ほんとに悪いことだと思います。

断熱材を一定の基準値入れたとしても、隙間がある住宅は、本来の機能を果たしません。

隙間のあるせいで、本来の性能も発揮できないし、家の中に温度差も生まれます。

これだけ、夏の湿度の高さも考えると、見えない壁の中で発生する夏の逆転結露も懸念されます。

今一度、断熱材の重要性に加えて、気密工事の重要性もクローズアップしてほしいものです。

住宅の性能が上がって、本当に快適で長持ちする家造りが主流となることを祈ります。

 

追伸、当社ホームページの「掲示板」に、”春がきた”さんからのご投稿が載っております。12年目に気密測定をされた内容が載っています。ぜひ、ご参考にご覧くださいませ。

エアコンの効き具合

今日は、午後から2件、業者さんと打合せ。その他は、自宅のエアコン交換立会いのほか、設計作業と見積作業でした。

20年稼働し続けた自宅のエアコンも、本日交換いたしました。日立のエアコンでした。

先日、水漏れがあって、カバーを外してドレンの掃除もしたのですが、それ以外からポタポタ水漏れがするようになりました。

エアコン屋さんに診てもらったのですが、見えないところのドレンの受け材にヒビが入ったのかもしれないとのこと。さすがにもう直せないとのことで、交換に踏み切りました。

まだ、冷えるんですけれどね。でも、十分働いてくれたと思います。

 

新しく取り付けたのは、三菱のエアコンですが、ものすごく冷えます。設定温度を上げないといけませんでした。

FPの家だから、なおさらでしょうね。20年前の家だとしても、変わらぬ高性能に気づかせてもらえました。

気密工事の重要性

今日は、午前中に解体屋さんと、隣地の会社様へ工事挨拶とお願いに。午後は、日本住環境の結露対策のセミナーを聞きに行ってきました。

正直言いますと、FPの家を建てているものとしては、物足りなさも感じる内容でしたが、事例のグラフでFPの家のデータを引用して、断熱力が同等でも、その優れた気密施工が、健康に大きく影響しているという話があり、これには鼻高々でした。

断熱材が、いくら厚みも含めて入れてあっても、きちんとした気密施工が出来てなければ、温度差も生じるし、結露・カビも生えるという話です。

WHOでも、家の室内の温度は18℃を上回らなければいけないという文章も出てきたそうです。良いことですね。

これが、一般に高断熱をうたっている家でも、おそらく難しいんじゃないかなと思います。

 

それと気密測定結果の詳しい見方があって、これは勉強になりました。

こちら、昨日測定したTD邸のデータですが、通常はC値だけ気にしていますが、この中にn値というのがあります。

n値は1~2の間の数値になるのですが、1に近いほど良い数値で、隙間というのは小さい穴であり、2に近い数値だと、どこか大きな穴が開いているくらいで、気密工事に不具合があると判断できるそうです。

TD邸は1.02ですから、かなり良い数値ですね。

それから、国際的にはACHという値が隙間の基準として考えられるらしく、50Pa時の各定流量÷建物容量ということで、TD邸の場合は下記になります。

ACH=118㎥/h÷363.68㎥=0.32回/h

隙間による1時間当たりの漏気回数ということですね。

セミナーの事例で紹介されていた家でも1.44回/hとかなので、おそらくACHもTD邸は、かなり高い性能だと思います。(基準は1.5回/hを下回ることだそうです)

 

最後に良いこと言っておりました。

「断熱だけでは性能は向上しない」

”すきま”を埋めないと「結露」「不健康」「増エネルギー」「無換気」になるとのこと。

そして、気密工事は「管理が必要」。大事なことですね。

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