キッチンが“家の顔”に。リシェルで仕上げたLDK事例

今日は、メーカー仕様のキッチンを納めた事例写真のご紹介です。

LIXILリシェル アイランドキッチン

こちらは、リクシルの「リシェル」シリーズのアイランド型キッチンです。
選ばれたカラーは、ワークトップが“グレースグレー”、扉カラーが“バサルトブラック”。
写真では同じ色味に見えますが、実際には微妙にトーンを変えてあり、そのバランスがとても洗練されています。

お施主様が何度もショールームへ足を運んで選ばれた色で、空間とよく馴染みつつ、存在感のある仕上がりになりました。

当初ご希望されていた色柄とは異なる選択となりましたが、当社では発注ギリギリまで変更に対応できる体制をとっておりますので、納得いくまで検討いただけます。

LIXIL リシェル アイランドキッチン

こちらの写真からもわかるように、キッチンがLDKの中心としてしっかりとした存在感を放っています。

間取りによっては、キッチンが“家の顔”になることも多く、空間に合った色や形を選ぶことはとても大切だと感じます。

中心にタタミがある家。集まる時間をデザインする

今日は、タタミコーナーのお話です。

現在工事中のお宅にもタタミコーナーがありまして、本日も大工さんと納まりについて打合せをしてきました。

当社では、タタミコーナーをつくるたびに、毎回お施主様のお好みを大切にしながら、どこかに「これまでとは違う新しさ」を盛り込むよう心がけています。
同じ“タタミコーナー”でも、暮らし方や家族の集まり方によって、望まれる形は本当に様々です。

過去の事例を振り返ってみると、「この時もよく考えたな」と思うものがありました。

和モダン タタミコーナー

こちらは、ダイニングテーブルの横並びに設けたタタミコーナーです。
お施主様のご希望は、「親戚が集まる時に、タタミの上にも食卓を置いて、みんなで横並びに食事をしたい」というものでした。

そのため、タタミコーナーを障子などで囲うのではなく、オープンにする方針に。
家の中心として、気配がつながる空間にしたかったので、大きなアールの壁でやわらかく仕切りながら、存在感を持たせる形としました。

また、天井は大工さんに下地合板を目透かしに組んでもらい、その上に壁紙を市松模様になるように貼り分けています。
和の落ち着きがありながら、モダンな印象も感じられる、やさしい雰囲気のタタミコーナーになりました。

もちろん、家全体のコーディネートに合わせているので、単に目立つのではなく、しっかり一体感のある仕上がりになっています。

空間は部分ではなく、全体で整えることが大切です。
そのバランスを考えながらまとめるのが、私たちの仕事だと思っています。

昼と夜で変わる、壁紙の表情

今日は、同じ壁紙でも「昼」と「夜」で印象が変わるお話です。

今回ご紹介するのは、吹き抜けに面した2階ホールの一角です。

日中の壁紙の見え方
写真のとおり、昼間は窓からの自然光が入り、白い壁紙はやわらかく、少し明るめのトーンに見えます。
壁の質感も素直に感じられ、清々しい雰囲気になりますね。

一方で、夜になると照明の光に切り替わります。

夜の壁紙の見え方
照明は光源の種類や位置によって、影の出方や壁の凹凸の見え方が変わりますので、同じ壁紙でも、少し落ち着いた色味に感じられます。

この空間では、間接照明やダウンライトで柔らかい光をつくっているため、夜はより “くつろぎ感” のある印象に切り替わります。
昼と夜で、同じ壁紙でも雰囲気が変わるのは、内装仕上げの面白いところですね。

家づくりの際には、カタログやサンプルだけでなく、
「光の当たり方」「時間帯による見え方」までイメージしておくと、仕上がりにより満足いただけるかと思います。

家は光で表情を変えるもの。だからこそ、光の計画はとても大切です。

樹種が違っても、違和感のない空間づくり

昨日は、床材と造作材の樹種をそろえるというお話をしましたが、実際には費用面や材料の供給状況によって、同じ樹種で統一できない場合もあります。
その際にも、できる限り違和感のない組み合わせになるように工夫をしています。

タモのカウンター

こちらのお宅は、床材がオークなのに対し、カウンター材はタモを使用しています。
当時はオーク材が品薄な時期で、価格も品質面でもおすすめしにくいというメーカーからの相談があり、代替としてタモ材を採用したものです。

タモは、オークに比べると少しおとなしい表情ですが、木目が似ているため相性のよい樹種です。
ただ、透明の塗料をそのまま塗ると、色味の違いが際立ってしまいますので、写真のカウンターや棚は、オークに馴染むように少しだけ着色を加えています。

この色合わせは細かな作業ではありますが、自社で塗装を行うことで、納得がいくまで何度も調整しながら仕上げています。

そうしたひと手間が、空間全体として自然でまとまりのある印象にしてくれます。

その小さな工夫が、暮らしの中で“なんとなく心地よい”につながっていくのだと思います。

樹種と色をそろえると、統一感が生まれます

今日は、コーディネートの中でも 造作材(カウンターや棚、枠など)と床材の樹種や色 についてお話ししたいと思います。
昨日は建具の色柄選びについて触れましたが、その前段階として、この造作材と床材の選び方がとても大切になります。

基本的には、床材と造作材を同じ樹種で揃えることで、自然とまとまりが生まれます。
ただ、樹種によってはかなり高額なものもありますので、すべてを統一するのが難しい場合もあります。

そのような時は、違和感が出にくい樹種の組み合わせを選んでいくことになります。


パイン材のリビング
こちらのリビングは、床も造作材も パイン材 で統一されていますので、やわらかく、素直にまとまった雰囲気になっています。


一方、次のリビングでは床にウォルナット柄を採用しており、全体として落ち着いた濃い色合いとなっています。
ウォルナットのリビング

建具も床と同じウォルナット系の色で揃えることで、空間全体に統一感が生まれています。

ウォルナットのカウンターや棚
さらに、カウンターや棚の造作材もウォルナット色にすることで、細部まで一体感のある仕上がりになっています。


家づくりでは、完成した時の全体イメージを常に頭の中に描きながら、素材や色を一つひとつ選んでいくことが大切です。
小さなパーツでも、積み重なって空間の印象をつくりますので、丁寧にコーディネートしていきたいところです。

空間の表情をつくる建具選び

今日は、越前市の現場にて、お客様とコーディネーターさんを交えて、コーディネートの打合せを行いました。

先日、床材が決まりましたので、今回は建具(室内ドアなど)の面材の色について検討しました。

建具は、ひとつの色で統一する方法もありますが、場所によって色を変えることで、空間に変化やリズムをつけることもできます。

また、建具と建具枠は同じ色にまとめがちですが、当社ではあえて、枠をホワイトやグレーにして壁と馴染ませることもあります。
そうすることで、建具そのものの存在感を調整できるからです。

たとえば、

  • 建具を壁と同化させて、すっきりと見せる方法

建具を同化

「建具の存在を抑えることで、壁面としての連続性を確保しています。」


  • 反対に、建具の木目をアクセントとして生かす方法

木目の建具をアクセントに「建具をアクセントにすることで、開口部が心地よいリズムになります。」

 

というように、「目立たせないか」「あえて見せるか」で空間の印象は大きく変わります。

スマートでシンプルな雰囲気にしたいか、木の温かみを引き立てたいか。
今日は、どちらの方向性がよりお好みに近いかを丁寧にお話しさせていただきました。

一度で決めきるのではなく、考える時間も大切です。
次回までゆっくりとイメージを深めていただきながら、全体のバランスを整えていきたいと思います。

暮らしに合った建具選びを、ひとつずつご一緒に。

金の器

福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。

今日はお休みをいただいて、孫のお守りをしていました。

あらためて思うのですが…昔、自分たちの子どもを義父母に見てもらっていたとき、きっとすごく大変だったんだろうなぁと感じます。

当時の私は、休みの日も仕事ばかりで、子育てはほとんど妻に任せきりでした。
今になって、ようやく子育て世代の大変さを身にしみて感じています。

この経験も、家づくりの設計にしっかりと生かしていきたいと思います。

 

さて、先週に宮崎村の陶芸村で購入してきた器を紹介したいと思います。

最初、実用的なものばかり考えていたので、違う器を購入しようと考えていたのですが、ふと目に留まって、こちらに決めました。

金色に光っているんですが、渋い感じなんですよね。

日中の光で見るとこんな感じです。

作家さんの名前を控えてくるのを忘れてしまいました。

また、今度行く機会があったら、作家さんの名前も覚えて帰りたいなと思っております。

自然の色に近いもの

福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。

今日は、雨が降ったりしたのもありますが、夕方の外の空気がどんよりした空気になっていました。風も無風だったせいかもしれませんが。

不快指数は、福井で82%だったようで、外にいるのが気持ち悪くなる感じです。

今日はほとんどFPの家の室内にいたもので快適でしたが、昨日お電話いただいて、エアコンの故障があったお宅は、サービスがうかがうのが19日で、今日はつらかったかなと心配になります。

最近、エアコンの故障が頻発してありまして、それぞれ対応に、うちのエアコン屋さんはすぐ走ってくれるのですが、機械的な故障はメーカーにお願いするしかありません。

エアコンも、家に1台しかないような建物は、やはりよくないですね。1台壊れても他にあれば何とか過ごせるかと思います。

エアコン1台で、全館空調を回すシステムの家は危険だと思います。家は機械に頼りすぎることなく、躯体の性能を上げて、少ない熱源を分散して効率よく空調するものがよいと思います。

 

さて、今日はとくに載せる画像がなかったので、モデルルームに飾ってある壺を写してみました。

なんということもないのですが、こういう鈍い色のものが好きで、見ることで癒されております。

自然の色に近いものが、見ていて優しい気持ちになれますね。

 

福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。

芦沢啓治建築設計事務所

福井 デザイン住宅 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。

今日は、お昼から晩まで、孫のお預かりをしていました。

食後に昼寝をさせるため、ドライブで小松にある石川県立航空プラザまで行ってきたりしました。

 

さて、雑誌の紹介です。

「CONFORT」という建築雑誌ですが、建築家の「芦沢啓治」さんの特集が出ました。

私は、芦沢氏のデザインした家具がとても好きになり、当社のモデルルームにも取り入れているのですが、それが「KARIMOKU CASE」というカリモク家具の中のブランドになります。

こちらのダイニングテーブルと椅子とソファーが「KARIMOKU CASE」になります。

ダイニングテーブルと椅子が芦沢氏の設計事務所のデザインで、ソファーはノーム・アーキテクツによるものです。

このモデルルームにピッタリくるものを探していて、こちらに出会いました。

その後、東京でデザイナーをしている次男にも相談して、採用を決定したのですが、本当にご縁があったというか、当初次男は「nendo」というデザイン事務所で働いておりましたが、その後、芦沢啓治建築設計事務所に入ることとなり、現在プロダクトを担当しています。

建築とプロダクトを同時に作り込むという設計事務所もなかなか希少価値があると思いますし、とても素晴らしいことだと思います。

それを実現していくのは、かなり特殊なことでもあるので、相当な能力を持った方だと思います。

今後も、ぜひ注目していきたいと思っています。

 

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25㎜木製ブラインド

福井 高気密高断熱 ライフ・コアデザインオフィスの本日のブログです。

今日は、1日事務所に籠って経理の仕事をしました。

細かいリフォーム工事も多かったので、まとめるのに一苦労します。

でも、出来てくると気持ちがさっぱりしてきます。掃除をした後に似ていますね。

やっぱり日頃からやらないといけないなと思います。

木製ブラインド25

さて、先日モデルルームの寝室に木製ブラインドを取り付けてみました。

モデルルームには、カーテンもブラインドも一切なかったのですが、ここだけ付けることにしました。

こちらの木製ブラインドはスラットが25㎜幅というものになります。

通常は35㎜か50㎜とか幅が大きくて、内付けのロール網戸のボックスに干渉したり、ハンドルに干渉したりするので困るのですが、この25㎜はぎりぎりオペレーターハンドルがあっても内付け出来ました。

取付金物も正直好きではないので、こちらはつっぱりタイプがあったので、それにしました。

色も、グレージュがあったのでそれにしてみました。スッキリ落ち着いて見えるので良かったと思います。

実はネットで見つけて注文したものです。品物が届くまで心配でしたけれど、メカは立川製のようなので大丈夫かなと。

中国製ならやめておこうと思いましたが。

 

最近は、横型ブラインドが掃除が面倒という事で敬遠されがちですが、私は機能的にとても好きです。

FPの家は窓も結露しないし、基本的に湿気た家にならないので、埃も付着しにくいと思いますので、ぜひ使って見られたらと思うところです。

 

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
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