2026年元旦 「いのちを守る」家づくりを一歩先へ
本年も、住まいづくりを通して皆さまの暮らしに寄り添えるよう努めてまいります。
年賀状は今回で一区切りにしつつ、新しい挑戦として「構造」から家の安心を高める一年にしたいと思います。
年賀状じまいと、変わらぬご縁
毎年、年賀状の画像をブログに貼らせていただいてきましたが、今回で年賀状じまいとさせていただきます。
時代の流れもありますし、郵送の形は一区切りにして、別の形でご挨拶を重ねていけたらと思っています。
とはいえ、ご縁が薄くなるわけではありません。むしろ、日々の現場や発信の中で、顔の見える関係を続けたいです。
お施主さま、協力業者さん、職人さん、そして地域の皆さまに支えられて、私たちの仕事は成り立っています。
昨年もたくさんの出会いと学びがありました。本当にありがとうございました。
本年も、ひとつひとつの住まいに誠実に向き合いながら、丁寧に積み上げていきます。
構造計算の内製化に向けて学び直す
今年、しっかり取り組みたいテーマの一つが「構造計算の内製化」です。
構造計算というのは、地震や積雪などの力に対して、家がどう耐えるかを数字で確かめる作業のことです。
これまでも耐震を大前提に間取りを組み立ててきましたが、学びを深めて、より理にかなった判断ができるようになりたいと思っています。
M’s構造設計さんの「構造塾」で学びながら、感覚や経験だけに頼らず、根拠を持って設計できる状態を目指します。
「ちからわざ」で無理に固めるのではなく、無駄が少なく、結果としてコストにもやさしい構造計画が理想です。
安心は見えにくい部分だからこそ、こちら側がきちんと整えて、お客様にお渡ししたいと考えています。
「くらしといのちを守るため。」を、当社の現場で形に
私たちは以前から、FPの家は“シェルターのような住まい”だと感じてきました。
高い断熱性能は、寒さ暑さだけでなく、災害時の体力消耗を減らす助けにもなります。
そして耐震は、言うまでもなく命を守る土台です。だからこそ、構造用の集成材と金物工法(接合部を金物で強くする方法)を標準としてきました。

昨年、FPの家がリブランディングを行い、「くらしといのちを守るため。」というテーマが掲げられました。
新しいロゴには、その想いがまっすぐ込められているように感じます。
私たちも、まず“命を守る”という原点から設計を始め、そこにライフ・コアらしいデザインと使いやすさを丁寧に重ねていきます。
今年は、学びも現場も、もう一歩先へ。皆さまのお役に立てるよう努力してまいります。
本年も、一棟一棟を大切に、安心と居心地を積み重ねてまいります。福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。
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階段吹抜が“家の表情”をつくる
今日は、階段吹抜の事例をご紹介します。階段は「上がるための通路」になりがちですが、光の入り方や壁の色、抜け感の作り方で、住まいの印象を決める“シンボル空間”にもなります。写真を見ながらポイントをまとめます。
階段は“通路”から“見せ場”へ
階段は毎日必ず使う場所なので、自然と目に入る回数が多い空間です。
だからこそ、少し丁寧に設計すると家全体の雰囲気が引き締まります。
今回の事例は、2回曲がって上がる階段に吹抜を重ねた構成です。
上へ導かれる動きが生まれて、写真でも奥行きが気持ちよく出ています。
夜は照明が壁をなめるように当たり、壁紙の色がきれいに見えてきます。
「明るいか暗いか」だけでなく、光の当て方で空間の品が変わります。
階段を“家の顔”として考えると、住まいづくりが一段楽しくなります。
抜け感のつくり方は「壁の工夫」
階段まわりは、壁で囲うほど安心感は増えますが、閉鎖感も出やすいところです。
そこで今回は、あえて一部に抜け感のある“見通せる壁”を設けています。
視線が抜けるだけで、同じ面積でも広く感じられるのが面白いところです。
また、光が回りやすくなるので、昼も夜も空間が重たくなりにくいです。
この壁が、ちょうど飾り棚のような役割も持ってくれます。
小物や花を少し置くだけで、階段を上る時間に季節感が生まれます。
「飾る場所が決まっている家」は、暮らしが整いやすいと感じます。
ハイサイドライトで、吹抜が生きる
日中は、ハイサイドライト(高い位置の窓)から光が降り注ぎます。
直射ではなく、やわらかい明るさが壁に広がるので陰影がきれいです。
吹抜は“光をつなぐ装置”として考えると、価値が分かりやすくなります。
一方で、吹抜は寒さが心配という声もありますので、性能面の配慮も大切です。
断熱や気密(すき間の少なさ)をきちんと確保し、換気計画も合わせて整えると安心です。
見た目だけでなく、住み心地とセットで成立するのが良い吹抜だと思います。
階段が開かれた場所にあることで、家全体の空気感まで整っていきます。
階段吹抜は、光・壁・抜け感のバランスで、暮らしの気分まで変わる場所になります。ご計画の際は「見せ方」と「心地よさ」を一緒に考えてみてください。福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。
・階段や吹抜のつくり方、写真事例をもっと見たい方は、公式LINEからお気軽にご連絡ください。施工例も個別にご案内します。
・「うちの間取りだと吹抜は寒い?」「窓の位置はどう決める?」などのご相談も、公式LINEで受付中です。図面がなくても大丈夫です。
中間気密測定でC値0.06。越前市の現場レポート
今日は、越前市の現場で「中間気密測定」を行ってきました。
当社では、完成時だけでなく、工事途中の段階でも全棟で気密測定を行い、気密工事に抜けや漏れがないかを確認しています。
今回の現場では、新しくお付き合いする電気工事店さんに入っていただいていることもあり、外壁を貫通する配管まわりの処理について、ひとつひとつレクチャーをしながら進めてきました。
そのうえで、外壁の貫通部がすべて終わったタイミングで測定です。
写真のように、専用の送風機と測定器を窓にセットし、建物全体をわざと減圧して、どのくらい「空気の逃げ道」があるのかを調べます。
測定結果は C値=0.06cm²/m²
結果は、相当隙間面積C値が 0.06cm²/m²。
延床約153㎡の建物で、家全体の隙間の合計が 9.3cm² という数値でした。
イメージとしては、名刺1枚の5分の1ほどの大きさの穴しか開いていない、というレベルです。
測定機器の評価でも、最高ランクの「☆☆☆(超高気密)」に分類される結果でした。
室内をぐるっと確認すると、仮設で付けている玄関ドアまわりからは、やはり少しだけ空気の漏れを感じましたが、それでもこの数値。
現時点では十分に「合格」といえる内容です。
なぜ中間でも測定するのか
気密測定というと「一度だけ測るもの」と思われがちですが、実は完成後よりも、この中間の段階での測定がとても大事です。
レンジフードやエアコン、各種換気設備が付いてしまうと、その機器まわりから多少の漏気が出て、数値はどうしても悪化します。
そのため、本来の構造体・躯体そのもののポテンシャルを確認するには、中間の段階で一度しっかり測っておく必要があります。
もちろん当社では、最終確認として完成時の気密測定も必ず実施します。
中間だけ測って「良い数字が出たからそれでよし」では、本物とは言えません。
気密が良いと、暮らしも変わる
私たちがここまで気密測定に力を入れているのは、数字のためではなく、暮らしのためです。
- エアコンの効きが良くなり、少ないエネルギーで夏も冬も快適に過ごせる
- 部屋ごとの温度差が少なくなり、ヒヤッとする場所が減る
- 設計通りに換気システムが働き、家中の空気がきちんと入れ替わる
こうした「すみごこち」の部分は、図面だけではわかりません。
実際に測定をして、数値として確認しながら家づくりを進めることで、ようやく安心してお引き渡しができると考えています。
今回の現場も、この調子で仕上げまでしっかりと進めていきます。
完成時の気密測定の結果も、またこのブログでご報告できればと思います。
福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。







