第3種換気は“シンプルで強い”―FPの家の高気密が効いてくる理由
今日は、住宅の換気システムについてお話しします。
昨日の日曜は、体調を崩してしまい、念のため朝にインフルエンザ検査へ行ってきました。結果は陰性。ひとまず安心して、今日は元気に動けています。
体調が落ちたときほど実感するのが、「家でぐっすり眠れること」の価値です。
そしてその土台になるのは、家の保温力と、もうひとつ――空気環境だと思っています。
昨日の私は、もしかしてインフルエンザかも…とドキドキしながら朝を迎えました。
それでも、窓を開けて換気しなきゃ、と気を張る必要はありませんでした。
当社が採用しているのは第3種換気です。
新鮮空気は居室のレジスターから入り、汚れた空気は機械で屋外へ排気していく。
こちらが何かを操作しなくても、ただ休んでいるだけで、家が必要な換気を続けてくれる。体調が悪い日ほど、これがありがたいと感じます。
ここからが、今日いちばんお伝えしたいことです
現在、多くの住宅で採用されているのが、**第1種換気(熱交換型)**です。
第1種換気は、外気と排気の熱を交換して室内へ戻すことで、暖冷房のロスを抑えやすいというメリットがあります。
一方で、方式として理解しておきたい注意点もあります。
それが、**「ウイルスやニオイ成分などの“微細なもの”が、完全にゼロとは言い切れない形で再循環する可能性」**です。
第1種換気の多くは、給気と排気が**熱交換素子(エレメント)**を介して隣り合い、熱(機種によっては湿気も)を受け渡しします。
この構造では、フィルターで大きなホコリ等は捕まえられても、ニオイ成分や微細な粒子、そしてウイルスのようなさらに小さなものまで、常に100%遮断できるとは限らないという性質があります。
機種の設計や施工、気密・圧力バランス、フィルター性能、メンテナンス状況によって差が出る領域ですが、少なくとも「ゼロリスク」とは言えません。
外気側に高性能フィルターを入れて“外からの侵入”を抑える製品もあります。
ただしそれはあくまで外気対策であり、室内側の空気が熱交換部を通る以上、家の中で発生したものの扱いは別問題です。
新しい材料や改良も進んでいるとはいえ、ここは仕組み上の限界が残ります。
その点、当社の第3種換気は、考え方がシンプルです。
家の中の空気は屋外へ捨てる(排気する)。そして新鮮空気を入れる。
熱交換器を介して“戻す”工程がないため、少なくとも第1種換気で話題になりやすい再循環の懸念とは距離を取れます。
私は、体調を崩した日ほど、こうした「仕組みの素直さ」が安心につながると思っています。
家の性能は元気な日には当たり前に感じますが、弱った日にこそ差が出る。昨日はそれを改めて体感しました。
「第1種と第3種、結局どれがいいの?」と迷っている方ほど、実際の空気感を一度体験してみてください。3/7(金)・3/8(土)越前市の完成見学会は初めての方も大歓迎です。ご予約は公式LINEへ返信でOKです。
休む日にわかった「暖かさ・空気・静けさ」
今日は朝から体調を崩してしまい、日曜日ですのでベッドで休むことにしました。
そんな日に、あらためて感じたのが、家の環境のありがたさです。
室内はほんのり暖かく、温度ムラがないので、体が冷えることはありません。さらに換気システムのおかげで空気が常に新鮮で、寝ていても気持ちよささえ感じます。窓を開けて入れ替える必要がないので、冷たい外気で部屋を冷やさずに済むのも助かります。
そしてもうひとつ。外からの音が遮られて、家の中が静かです。
体調が悪い時ほど、ちょっとした音でも疲れてしまうものですが、静かな環境だと休むことに集中できて、回復のスピードも違う気がします。
普段は「暖かい」「快適」と当たり前のように過ごしていますが、体調を崩した日ほど、その価値がはっきり見えました。
**FPの家で良かった。**今日は、心からそう思った一日です。
皆さまもどうぞご自愛ください。
「暖かい」だけでなく、「空気がこもらない」「静かに休める」。そんな体感は写真では伝えきれません。完成見学会で、ぜひ実際に。
家は「骨格」で決まる。集成材×金物×FPパネル
今日は、当社の標準仕様にしている構造工法について、あらためて整理してお話しします。集成材+金物工法+FPパネル。派手さはありませんが、住んでからの安心や、長い年月での性能の安定に関わる大切な土台です。なぜこの組み合わせを選んでいるのか、できるだけ分かりやすく書いてみます。
1)集成材を標準にする理由は「強さ」より「安定」
集成材は、乾燥させた木を貼り合わせてつくる材料で、反りや割れ、縮みといった“木のクセ”が出にくいのが特徴です。
もちろん強度の話も大切ですが、私はそれ以上に「住んでから形が変わりにくい」ことを重視しています。木が縮むと、ほんのわずかな動きでも、気密(すき間の少なさ)に影響が出ることがあるからです。
実際に、1998年に建てた私の家(当社施工ではありません)は生材が使われていて、梁が目に見えて縮んだ箇所がありました。あの経験が、いまの標準仕様の根っこにあります。
2)金物工法は「柱を削りすぎない」ための選択
一般的な木組みでは、柱や梁に“欠き取り”(組むための加工)を入れます。これ自体が悪いわけではありませんが、特に四方から梁を受ける柱は、加工が重なりやすく、断面欠損(木を削って薄くなる部分)が大きくなりがちです。
金物工法は、接合を金物で担わせる考え方なので、柱の加工を最小限に抑えやすい。つまり、柱をなるべく“柱として”働かせられます。
見え方としては地味ですが、構造の力の流れをきれいに通す、という意味でとても合理的だと感じています。
3)FPパネルは「断熱」だけでなく「壁の芯」をつくる
FPパネルは、枠組みに工場で高密度のウレタンを注入してつくるパネルで、断熱と気密の品質を安定させやすいのが大きな利点です。
さらに、筋交いの入った枠と一体化することで、壁としての“頼もしさ”が増します。専門的に言えば、揺れに対して粘り強く抵抗できる壁になりやすい、ということです。
当社がこのパネルを標準にしているのは、暖かさのためだけではありません。「構造」「断熱」「気密」を別々に考えず、一つの壁の中で整えておきたいからです。
集成材も金物もFPパネルも、材料費としては有利とは言えません。それでも私たちは、住んでからの変化を小さくし、長く安心して暮らしていただくために標準仕様として続けてきました。数年後ではなく、十数年後に“差”が出るところだと思っています。すべては、住む人の将来のためです。
「集成材って実際どう違うの?」「金物工法は地震に強いの?」など、気になる点は公式LINEでお気軽にご質問ください。図や写真も添えて、分かりやすくお返事します。











