寒がり奥様へ:暖房を足す前の話
冬になると「リビングは暖かいのに、廊下や脱衣室が冷たい…」そんな声をよく聞きます。寒がりの奥様ほど、毎日の小さな我慢が積み重なりますよね。実はその解決策、暖房を増やすことより先に“家のつくり”にあります。今日はその理由を、実例のFPの家「Nest Gray」と合わせてお話しします。
1)暖かい部屋が「点」になっていませんか?
エアコンをつけているのに、足元だけ冷える。廊下に出た瞬間、肩がすくむ。脱衣室が寒くて、お風呂が億劫になる。
こうした不満は「暖房が弱い」よりも、「暖かさが家の中で続かない」ことが原因になっている場合が多いです。
暖かさが“点”で止まると、結局は設定温度を上げたり、暖房器具を足したくなります。
2)寒さのストレスは、朝とお風呂で表に出る
寒がりの方にとって、朝は特に厳しい時間帯です。布団から出るのがつらい、着替えのたびに気合いがいる。
そしてもう一つが、脱衣室と浴室まわり。温度差が大きいと、ヒヤッとする瞬間が増え、ヒートショック(急な温度差による身体への負担)の心配も出てきます。
「浴室暖房機を付けないと不安」という発想になるのも、家全体の温度ムラが大きいときに起こりやすい感覚です。
3)本質は「熱を逃がさない家」+“間取りに合わせた暖房計画”
私たちがまず整えるのは、断熱(外の寒さを伝えにくくすること)と、気密(すき間を減らして空気を漏らしにくくすること)です。代表値として C値0.1、UA値0.36~0.38 をひとつの目安にしています。
その上で、基本は「1階+2階のエアコン2台」でプランすることが多いのですが、間取りの作り方によって台数を追加する場合もございます。
台数を誇るためではなく、間取りに合わせて無理のない空調計画も大切です。
機械は壊れることも視野に入れて、1台が壊れても何とかなることが実際に生活していくうえでとても大切です。機械に頼り切る家づくりではなく、長い目で見て交換やメンテナンスが続けられるものを選びましょう。
暖房を増やすほどラクになる…とは限りません。まずは「熱を逃がさない家」にして、温度差を小さくすること。寒がりの奥様ほど、朝の動きやすさや脱衣室の空気感で違いを感じやすいと思います。言葉より体感で確かめてください。
次回、完成見学会(3/7・3/8/越前市常久町/予約制・1日3組限定)では、稼働しているエアコンの台数と、廊下・脱衣室・足元の温度感、吹き抜けの暖かさをそのままご確認いただけます。ご予約は【公式LINE】から「見学希望」と送ってください。
30坪でも広く暮らす。抜けと光のつくり方
「30坪だと手狭になりそう…」そんな不安を、いい意味で裏切ってくれるお宅があります。19畳のLDKなのに、視線と光が素直に伸びて、数字以上の広がりを感じる空間。今回は、ストリップ階段や吹き抜け、照明計画の工夫を写真と一緒にご紹介します。
1)“床を止めない”だけで、空間は伸びる
階段は踏板だけが見えるストリップ階段にして、視線の抜けを確保しました。
壁で囲わない分、奥まで見通せて、LDKの体感がぐっと広がります。
さらに、廊下や洗面スペースも「別室」にせず、つながりとして取り込む考え方に。
面積を足すのではなく、境界をやわらげることで、暮らしの動きも自然になります。
2)7.5畳の吹き抜けが、19畳を“もう一段”広くする
リビング上部には7.5畳の吹き抜けを設け、縦方向の余白をつくりました。
天井が高いだけでなく、上に“空”がある感覚が、数字以上の開放感につながります。
そして今回のポイントは、将来南側に建物が建つ可能性も見据えたこと。
ハイサイドライト(高い位置の窓)から光を入れることで、周辺環境が変わっても明るさを確保しやすくしています。
3)夜の見え方は、照明で品よく整う
照明は「明るくする」だけでなく、居心地を整える道具だと感じます。
必要な場所に必要な光を置く“多灯づかい”で、壁や天井にやわらかな陰影が生まれました。
吹き抜けの高さ感、階段のライン、ダイニングの落ち着きが、それぞれ引き立ちます。
夜にこそ、この家の空間の良さが静かに伝わってくる…そんな印象の一枚になりました。
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30坪という条件は同じでも、広く感じる家には共通点があります。視線の抜け、縦の余白、光の入れ方、そして夜の整え方。数字を追うのではなく、暮らしの心地よさを丁寧に積み上げることが大切だと、あらためて感じました。
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間取りの広さに不安がある方も、写真を見ながら一緒に整理できますので、公式LINEから「30坪の広く見せる工夫」と一言送ってください。
寒波の選挙日、窓の向こうの粉雪
今日は衆議院議員総選挙の日。寒波の影響で投票率が下がらないか、少し気になりました。私は先日お昼休みに期日前投票を済ませておき、今日はFPの家の中で、雪を眺めながら静かに過ごしています。
1)「行ける日に行く」も、ひとつの備え
雪の日は、外に出るだけでも負担が増えます。
だからこそ、動けるタイミングで事前に投票を済ませておくと、当日の気持ちが少し軽くなります。
住まいづくりも同じで、「先に段取りしておく」ことで、慌てずに済む場面が増えるなと感じました。
2)家の中は、外の天気に左右されにくい
朝は思ったほど積雪がなく、まずはひと安心でした。
ところが午前中から雪が降り出し、気づけば地面はまた白く覆われていきました。
窓の外では粉雪が舞い上がるように流れていて、景色としてはきれいなのですが、やっぱり寒さは堪えます。
そんな日でも室内が一定の温度で落ち着いていると、暮らしのペースが崩れにくいですね。
3)寒波が落ち着いたら、現場も前へ
予報を見ると、今回の寒波の後は少し落ち着いていきそうです。
現場も、安全と品質を優先しながら、止まっていたところを丁寧に動かしていけるかなと思っています。
雪の時期は、工程だけでなく搬入や足元の安全も含めて“段取り”が大切になります。
焦らず、でも遅れを最小限にできるよう、ひとつずつ整えていきます。
雪はもう十分…というのが正直な気持ちです。それでも、季節の厳しさの中でこそ、住まいの安心感が際立つもの。寒波が最後になることを願いつつ、明日からまた現場を整えていきます。
寒い日の暮らしや住まいの備えについても、ご質問は公式LINEからお気軽にどうぞ(見学・相談もLINEで受付しています)。










