吹き抜けのシーリングファン取付
今日は越前市の現場で、エントランスホール吹き抜けのシーリングファンを取り付けました。取付後に高所の窓ふきを行い、足場も解体して、明日からのクロス工事へつなげています。工程のつなぎ方ひとつで、仕上がりとムダの少なさが変わると改めて感じました。
1)仕上げの順番が決まっている設備だからこそ
吹き抜けのシーリングファンは、天井面が仕上がっていないと正確に取り付けができません。
そのため工程としては、まず天井のクロスを先に貼り、仕上がった面に対してファンを取り付ける流れになります。
そしてファンの取付が終わると、今度は足場がクロス工事の動線や作業スペースの邪魔になってきます。
そこで、窓ふきまで済ませたうえで足場を解体し、次のクロス工事がスムーズに進む状態へ整えました。
“順番が決まっている作業”ほど、段取りの良し悪しが仕上がりと効率に直結します。
2)電気屋さん待ちを減らす、現場の段取り
電気屋さんをその都度呼ぶと、移動や待ち時間が発生して、現場の流れが止まりがちです。
そこで今回は、電気工事士(電気工事を行える資格)を持つ息子が取付を担当しました。
取付→窓ふき→足場解体までを一連で進め、時間のロスを最小限にしています。
職種の役割は守りつつ、社内でできる部分は責任を持って行う。
結果として、お施主様の工程負担も減らせると考えています。
3)明日のクロス工事を気持ちよく迎えるために
足場を解体して回収しておくと、職人さんがすぐに作業に入れます。
現場が整理されているだけで、クロスの仕上がり(継ぎ目や角の納まり)にも良い影響が出ます。
また、吹き抜けは見上げたときに視線が集まる場所なので、窓まわりの清掃も大切です。
「次の職人さんが作業しやすい状態」をつくるのも、私たちの仕事だと思っています。
地域の現場で関わる皆さんが、気持ちよく働ける段取りを積み重ねていきたいですね。
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手摺を“区切る”階段デザイン
「BABEL」の階段は、黒い骨格と木の踏板に加えて、もう一つ大事なポイントがあります。それが手摺をあえて通しにせず、ブロック状に区切って“切れ”をつくったこと。連続させないことで、階段の存在感を軽くし、吹き抜けの余白を活かしています。
【1】手摺を通さない「切れ」の意図
一般的には、手摺は上から下まで一本で通すことが多いと思います。
BABELでは、あえて区間ごとにブロック化して、ところどころで切っています。
これをすることで、階段が“柵”のように見えにくくなり、壁面の余白がきれいに残ります。
吹き抜けに対して視線が抜け、階段が圧迫感を生みにくいのが大きな狙いです。
線を減らすのではなく、「必要なところに必要な量だけ置く」考え方に近いですね。
【2】見た目だけでなく、握りやすさも整える
デザインとして切っているとはいえ、使い勝手が落ちては意味がありません。
手を添えたい位置、すれ違いが起きやすい位置など、動線を想像して区切り方を決めています。
区間ごとの手摺は、視覚的には軽く見えますが、触れる場所はきちんと確保できます。
また、縦格子のピッチ(間隔)も、抜け感と安心感の両方に影響します。
「軽いのに不安がない」落としどころを、現場で微調整しながら仕上げました。
【3】“切れ”があるから、吹き抜けの光が活きる
手摺が一本で連続すると、影が帯のように出て、壁面が重く見えることがあります。
ブロック化して切れを入れると、影も分割され、壁に表情が生まれます。
下の窓からの光が床を伸び、階段の影がリズムになって空間に奥行きが出ます。
吹き抜けは「余白が魅力」なので、余白を邪魔しない部材の置き方が大切です。
階段を主役にしすぎず、家全体の静けさを保つための工夫として、この手摺のデザインは効いています。
階段は“通す”のが当たり前になりがちですが、BABELでは手摺を区切って切れをつくり、軽さと余白を優先しました。細部の選択が、空間の印象を大きく変えてくれます。
階段や吹き抜けの「抜け感」と「安全性」の両立は、プラン次第で大きく変わります。気になる方は【公式LINE】から、お気軽にご相談ください。
細長い吹き抜けがつくる、光の道
今日は施工事例「BABEL」から、細長い吹き抜けをご紹介します。上部のスクエアなハイサイドライト(高い位置の窓)と、縦に伸びる窓から入る光が、壁面にやわらかな陰影をつくり、時間の流れまで感じさせてくれる空間です。
1)“細い”からこそ生まれる、端正な光
吹き抜けは大きければ良い、というものでもないと感じます。
BABELはあえて細長く計画し、光を「線」のように取り込みました。
上部のスクエアなハイサイドライトは、空の明るさを室内へ素直に落としてくれます。
壁に広がるグラデーションが、照明をつけない時間帯でも気持ちを整えてくれます。
大きな窓の開放感とは違う、静かな明るさがこの吹き抜けの魅力です。
2)縦の窓と手すりのリズムが、空間を引き締める
縦に伸びる窓は、視線を自然に上へ導き、天井の高さをよりきれいに見せてくれます。
黒い縦格子の手すりも、同じ「縦のリズム」をつくる大切な要素です。
線が揃うと、白い壁面の面がよりすっきり見え、空間が散らかりません。
吹き抜けは“抜け”がある分、デザインが甘いと間延びして見えがちです。
だからこそ、窓の位置や手すりのピッチ(間隔)まで含めて整えるようにしています。
3)細長い建物を、シンプルに心地よくまとめるために
今回のBABELは、建物自体が細長い形だからこそ、吹き抜けを“光と風の通り道”として位置づけました。
上下につながる空間があると、空調の空気も巡りやすく、温度差が出にくい計画が立てやすくなります。
また、視線が縦に抜けることで、実際の面積以上に狭さを感じにくいのも大きな効果です。
採光についても、上からの光を取り込めるため、1階の奥まで明るさを届けやすくなります。
そして階段が連続する間取りにすることで、動線を整理しながら、コンパクトでも窮屈にならない構成にまとめています。
吹き抜けは「広さ」だけでなく、光の入れ方と線の整え方で、空間の品が決まります。BABELの細長い吹き抜けは、その良さを改めて教えてくれました。
細長い敷地やコンパクトな間取りでお悩みの方も、光の取り方と空間のつなげ方で心地よさは大きく変わります。公式LINEから「間取り相談」と送っていただければ、事例を交えてご提案します。









