赤と黒の調和
今日は「昭和の日」で祝日ですが、早いところは今日からGWなんでしょうか。
4月からの初年度が始まっての連休で、ホッとする方々も多いかもしれませんが、春から工事をかかる建築業にとっては、このGWに毎年仕事が止まってしまうので、工事の段取りに悩まされます。
動かないものは仕方ないので、自分の出来ることだけ進めるしかありませんね。
子供たちもGWは楽しみにしていて、これはどこか連れて行くしかないようです。
ほんとは事務所の塗装工事でもしたいところですが・・・。
先日、能登の百楽荘に行ったときの写真がまだ残っていて、ちょっと載せました。
夕食に個室を用意してくださったのですが、えらく立派な部屋でびっくりしてしまいました。
畳の部屋に低いテーブルとイス。親が足がちょっと辛いということを連絡してあったので、配慮してくださったのか・・・。奥に大きな生け花もあって、とても素敵でした。
赤と黒のコントラストがきれいですね。和のスタイルというのは、シンプルなのに奥が深いですね。
外国の古い洋館などを見ても感動が少ないのですが、日本の古い建築様式にはまだまだ勉強させられることが多いと思っています。
昭和の日に日本に想いを寄せて、和を再考してみたいと思いました。
シロアリの出た家
今日はシロアリが入った築20年くらいのお宅の調査立合いを行ないました。
業者さんに床下のチェックもしてもらい、改修工事の方針をきめました。
これはおとついお電話をいただいて、見に行ったのですが、窓枠の一部が抜け落ちて穴が空くほど。
外を見てみると、昔に煙突を付けていた所を穴を塞いであったのですが、どうもそこから水が入っている模様です。
下を見たらびっくり、シロアリの蟻道(ぎどう)がしっかりあるではありませんか。
壊してみたら、中からシロアリが出てきました。
実を言うと、実際に活動しているシロアリを見るのは初めてです。
古いお宅で、かじられた跡はよく見てきたのですが。
問題点は2点ありました。
屋根のかかり方で、雨が伝いやすい場所に煙突の穴を設けてしまっていること。
蓋のところで内部結露の可能性もありました。
もうひとつは、その近くに古い木材を置きっぱなしにしてあったこと。
この古材もシロアリにたくさん食べられていました。
それぞれに気をつけないといけないことなのですが、やはり工務店側から、お施主様に対する的確なアドバイスをしてあげることが大事ですね。
結局そのお客様も、家は建てても後のことをなにもしてくれない工務店に頼んだものですから、こういうことになりました。
家造りは、建てて終わりではありません。後の面倒を見てくれるかどうかをしっかり考えないといけませんね。きちんと考えてくれる工務店なら、こんな仕事はしないとは思いますが。
福井広告賞で
こちらは、昨年の10月の福井新聞に載せたFPグループ福井の広告です。
なんでいまさら載せたかというと、こちらのデザインが福井新聞と福井放送さんが主催する「福井広告賞」なるものの「ふくい産業支援センターデザイン賞」に選ばれたとの事です。
このときの広告は、1週間くらいの間をおいて計7回載せたものです。
毎回タッチはこの感じで、キャッチコピーと絵柄などを変えながら載せていきました。
どちらかというとデザイナーさんからの評価が高かったとのこと。
6/2に表彰式があるそうです。
本当は実際に見られた方の評価が聞きたかったところですが、どうだったんでしょうね。
新CMが出来ました
今日はFPの家の福井支部の会合が行なわれました。
TVコマーシャルの新しいものをFPコーポレーションが作ったので、今までのものに変えて流しましょうという話。
とてもすっきりとしていて、それでも内容を伝えることに重点をおいたもので、先日プレビューで見たときより、今日2回目に見たときのほうがより好感がもてました。
FPの家がまだまだ、どんな家なのかわかっていらっしゃらない方が多いとの意見で作られたもので、このCMを見ると、ちょっと調べてみようかなと思われる方も多いかもしれません。
あとはホームページなど見ていただければいいですからね。
CMは現在、日曜日の朝の番組で「新報道2001」の後半に流れています。
今度のCMはこれから準備に入りますので、来月になってしまうと思いますが、全部で3本ありまして1日に1回づつになりますが、全部見ていただきたいものです。
民放で福井ではそれだけですが、BSでは「BSJapan」と「BSフジ」で全国放送する予定です。
できるだけ多くの方に認知されるようになってほしいですね。
FPの家に住んでいる方々はきっと、「もっとこういう家があるということを知るべきだ。」と思ってらっしゃると思いますよ。
規格の統一
昨日、今日ととてもいいお天気でしたね。
今日は午後からショールームで打合せをしましたが、けっこうたくさんのお客様が見に来ていました。
ショールームの商品も、ちょっと前に認識していたものが新しくなっていて、説明してくれるスタッフの方も次々と勉強しないと大変だなと思いましたね。
以前にも書いていますが、私自身はスタンダードで変わらないものが好きで、良いデザインと安定した機能があれば、逆にあんまり変わらないほうが良いと思っています。
それで進歩が止まってしまうのも困るのですが、スタイルはそう変わらずに中身が良くなっていく事が本当は求めていることですね。
例えて言うと、アップル社のiPodにしてもiPhoneにしてもデザインがとてもよく考えられています。形状がきちんと決まった規格になっているので、メーカー各社から着せ替えができるほどいろんなケースが売られています。
かと思うと接続に使うジャックの規格が統一されているので、iPodでもiPhoneでもコードが共通で使える。こういうのが正しいデザインのあり方だと思いますね。
建築でも基本的な規格寸法を各メーカー統一してくれれば、設計する者は迷わずに決められますし、現場でも仕事がスムーズに流れること間違いないですね。
こういうことを、政治の中で考えまとめていけるような文化人がいると助かるのですが・・・。
新しい発見
ここまでNN邸の竣工写真をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の建物は、お施主様から最初に「居酒屋みたいな感じが好き」というヒントがあって、外観がそんなイメージを持ちながらまとめてみたものです。
内装も濃い茶を使ったコーディネートになりましたが、とても落ち着いた雰囲気が出たと思います。
全ての部屋が同じ雰囲気という造り方もありましたが、奥様のご要望も取り入れて、明るくしたい部屋は、明るくコーディネートされています。
ドアの色も今回初めてですが、部屋によって切り替えて3色使っています。
それでも決め事を作って配置したので、おそらく見学会を見られた方は分かると思うのですが、まったく違和感がなかったと思います。
小さいけれど、いろいろと挑戦してみた建物で、最終的におもしろいものが出来たと思います。
やはり、毎回毎回、新鮮な気持ちで取り組んでいくことが、新しい発見を生むのだろうと思います。
当社の建てる住宅は、1棟1棟が個性があって、皆それぞれに愛着のわく住宅造りになっています。
これからも、家造りのスタンスは絶対変えずに、考えのブレない建築家であり工務店であり続けたいと思います。
ブラインドの効果
こちらは書斎のブラインドを少し開けて撮った写真です。
玄関吹抜けのシーリングファンが透けて見えておもしろいと思いました。
ブラインドは日除けであったり、目隠しであったり、日差しが差し込むとストライプの影が出来たりして、いろいろと機能的ですね。
それにプラスして、こういうチラ見せ効果もあるなと再認識しました。
またどこかにうまく使って効果を出してみたいです。
NN邸 リビングコーナー
こちらリビングコーナーと言っても、作業できるスペースではありませんが、電話を置いたりできるスペースです。
通常、収納家具をリビングに置いたりして、結局煩雑になりがちなんですが、こういうスペースがあれば、ちょこちょこ使うものをすっきり置けますね。
隠して仕舞う物と、見せて使いたい物が必ずあると思いますので、こういう提案をします。
NN邸 小屋裏物置
こちらは葺き下げた大屋根により出来た2階フロアから入る小屋裏物置。
7帖の広さが取れました。天井高1.4m以下で、延べ床面積には入りません。
高さこそありませんが、収納としては大活躍することになります。
ここはコストダウンのため仕上げを最小限にしましたので、屋根の射熱パネルの裏側が見えますね。
夏にここでどれだけ外部の熱が遮断されているか体感できると思います。
換気ももちろん計算されていますので、物置としての環境対策はOKです。