窓のない浴室を快適にする工夫
今日は、“GROW”の脱衣室と浴室をご紹介します。昨日ご紹介したユーティリティーからつながる水まわりで、家事動線の流れの中に自然に組み込まれた空間です。毎日使う場所だからこそ、見た目のすっきり感だけでなく、お手入れのしやすさや使いやすさにも配慮して計画しました。
浴室と脱衣室は、間取りの中で建物の内側に配置しているため、外壁に面しておらず窓のない計画となっています。少し前までは浴室には窓が必要という印象も強かったですが、最近はあえて窓を設けない計画も増えてきました。
当社の家は第3種換気システムにより、24時間しっかり排気が行われます。さらにFPの家は全館24時間空調が基本ですので、空気の流れが止まりにくく、湿気がこもりにくいのも安心できるところです。
加えて、今回のように浴室が外壁に面しない計画にすると、外気の影響を受けにくくなるため、断熱の面でもさらに有利になります。もともとのFPの家の断熱性能に加えて、こうした間取りの工夫も、冬のひんやり感を抑え、快適性を高めることにつながっていると思います。
窓がないことで見た目もすっきり納まりやすく、浴室や物干しスペースには排気レジスターを設けているため、室内干しにも配慮した計画ができます。暮らし方に合わせて、こうした選択も十分に良い方法だと感じています。
浴室はとてもシンプルな構成にしています。カウンターやミラーをあえて設けず、必要以上に凹凸を作らないことで、日々のお掃除がしやすくなるよう考えました。
エコキュートのリモコンも正面に付けず、あえて入り口ドア側の壁面に取り付けて、浴室内に入らずに操作ができるようにもしました。
シャワーハンガーも固定式ではなく、マグネットで取り付けるタイプを採用しています。使う方の身長や使い方に合わせて高さを変えられますし、取り外して裏まで掃除できるのも便利な点です。
毎日使う場所は、最初の見た目だけでなく、使い続けた先の負担が少ないことも大切です。きれいを保ちやすいことは、暮らしの心地よさにもつながっていくと思います。
脱衣室は、階段下のスペースも取り込むことで、2畳分の広さを確保しました。数字だけを見ると特別広いわけではありませんが、形をうまく活かすことで、実際には使いやすい余白のある空間になっています。
収納については、最初から作り込みすぎず、お住まいになってから使い方に合わせて整えていけるようにしました。暮らし始めてみると、必要な物の量や置きたい位置は、ご家庭ごとに少しずつ違ってきます。
その中で、タオルニッチだけはあらかじめ設けました。すぐ手が届く場所にさりげなく収納があるだけでも、使い勝手はずいぶん変わるものです。こうした小さな工夫が、毎日の快適さを支えてくれるように思います。
脱衣室や浴室は、派手さはなくても毎日必ず使う大切な場所です。だからこそ、見た目のすっきり感とお手入れのしやすさ、そして性能を活かす間取りの工夫まで含めて、丁寧に考えていきたいと思います。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。間取りや水まわり計画のことも、実例を交えながら丁寧にご案内いたします。
眠りの時間をやさしく整える寝室
今日は、“GROW”の寝室をご紹介します。
まだマットレスの入っていない、ベッドフレームのみの状態で撮影したのですが、それでもこの空間の落ち着きや、光のやわらかさは十分に伝わってくるように思いました。寝室は、ただ寝るだけでなく、心を静かに整える場所でもあると感じています。
ベッドヘッドには、間接照明を仕込ませていただきました。光が上に向かって広がるアッパーライトの形なので、横になったときに光源が直接目に入らず、やさしい明るさで包まれるような印象になります。
さらに、ダウンライトは足元側に配置しました。寝室では、明るさそのものよりも、どこから光が当たるかが居心地に大きく関わります。少しのことですが、こうした積み重ねで、落ち着いて過ごせる空間になっていきます。
このダウンライトは、リモコンで常夜灯のようなやわらかな明るさにも切り替えられるタイプです。夜に少しだけ灯りが欲しいときや、テレビを見る時間にも使いやすいように考えています。
壁掛けテレビには、お手持ちのサウンドバーも設置したいというご要望がありました。ただ、棚を付けて機器を置く形にすると、どうしても前に出っ張って見えてしまいます。寝室のように静かな印象を大切にしたい場所では、その少しの突出感が意外と気になるものです。
そこで今回は、テレビもサウンドバーも埋め込むような形で、ふかし壁を設けて納めました。壁面がすっきりと整うことで、空間全体が落ち着いて見えますし、見た目だけでなく、埃がたまりにくいのも良いところです。
最近のテレビは、同じインチ数であれば外形寸法も大きく変わりにくいため、将来の買い替えも見据えながら計画しやすくなっています。今だけでなく、その先の使い勝手まで考えておくことも大切だと思っています。
寝室の窓が上下に分かれているのは、見た目のアクセントだけを狙ったものではありません。外部のカーポート屋根と窓の位置関係をきちんと検討したうえで、視線の抜け方や採光の取り方を考えて、この形にしています。
家の設計では、室内だけ見て決めても、外との関係で無理が出ることがあります。逆に、外部とのつながりまで丁寧に整理していくと、室内の納まりも自然と整ってきます。こうした部分は目立ちにくいですが、完成した空間の心地よさには確かに影響してくるところです。
派手ではなくても、使いやすさや見え方をひとつずつ積み上げていくことが、長く愛着を持てる住まいにつながるのだと思います。
寝室は、一日の終わりに心と体を休める大切な場所です。だからこそ、明るさや納まり、窓の取り方まで、静かに心地よく過ごせることを大事にしながら計画しています。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりにご興味のある方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。間取りや照明の工夫も、実例を交えながらわかりやすくご案内いたします。
窓のないトイレを心地よく整える工夫
今日は、先日の見学会にお越しいただいたお客様が、モデルルーム見学にも来てくださいました。お話も楽しく、つい時間を忘れるほどでした。モデルルームは気軽にご覧いただけますので、家づくりをご検討中の方は、ぜひ公式LINEからお申し込みいただけたらと思います。
トイレに窓を付けない計画も、今ではずいぶん一般的になってきましたが、当社ではかなり以前から取り入れてきました。
その理由のひとつが、24時間動き続ける第3種換気システムです。常に空気を動かしてくれるので、窓がなくても安心して計画しやすくなります。
窓がない分、壁面をすっきり使えますし、外観デザインとのバランスも取りやすくなります。小さな空間ほど、こうした積み重ねが効いてくるものだと感じます。
なお、こうした窓のないトイレ計画は、第3種換気だからこそ取り入れやすい面もあります。第1種換気の場合は、トイレや浴室を個別換気とする計画も多いため、同じ感覚で単純におすすめできるとは限りません。換気方式ごとの特徴を見ながら考えることが大切です。
このトイレは、背面のスリット部分に光を落として、やわらかな間接照明のように見せるつくりにしています。
もともとは手洗いのニッチ部分にダウンライトを入れる案で考えていましたが、奥様からペンダント照明のご提案をいただき、現場で変更対応しました。
結果として、この判断がとても良かったと思います。ガラスグローブのやわらかな揺らぎが壁に映り、小さな空間の中に印象的な表情が生まれました。
入った瞬間に、ふっと目が留まるような、そんな灯りになったと思います。
壁紙と床は落ち着いた無機質な色合いでまとめ、そこに木目の天井とカウンターを合わせました。
さらに、手洗いには存在感のある信楽焼のボウルを納めています。焼き物ならではの質感が加わることで、空間にやさしい奥行きが出てきます。
トイレは決して広い場所ではありませんが、だからこそ照明や素材の選び方で印象が大きく変わります。
見え方だけでなく、入ったときの気持ちまで整うような空間にしたい。そんな思いで、時間と手間をかけて設計した場所です。
毎日使う場所ほど、少しの工夫で心地よさが大きく変わるものです。派手ではなくても、きちんと整えた空間の積み重ねが、暮らし全体の満足感につながるのだと思います。
ライフ・コア デザインオフィスのモデルルーム見学は、公式LINEからお気軽にお申し込みいただけます。家づくりのご相談もあわせてお待ちしております。










