外壁リフォーム、足場が掛かりました
今日は、外壁リフォームの現場確認と、塗装屋さんとの打合せを行ってきました。
現場ではすでに足場が組まれ、建物全体がメッシュシートで覆われています。外壁や屋根の塗装工事では、高圧洗浄や塗料の飛散などにも十分注意が必要になりますので、近隣の皆様にご迷惑をおかけしないよう、高い位置までしっかりとシートで囲ってもらっています。
工事は、まず塗装屋さんによる高圧洗浄からスタートします。
ただし、今回は外壁の塗装だけではなく、古くなったコーキングの打ち替えも行います。既存のコーキングをきちんと撤去し、新しく打ち替えたうえで、塗装作業へと進めていく流れになります。
また、屋根の再塗装も行う予定です。
これから梅雨の季節に入っていきますので、工事はどうしても天候を見ながらの作業になります。外部のリフォーム工事は、段取りだけでなく、雨のタイミングも見極めながら進めていくことが大切です。
こちらのお宅は、竣工してからおよそ22年ほどになります。
私が以前の会社に勤めていた頃に担当させていただいた建物で、こうして年月を経て、またリフォームという形で関わらせていただけることは、とてもありがたいことだと思っています。
外壁にはガルバリウム鋼板が使われています。
ガルバリウム鋼板の外壁は、一般的なサイディングのように、基材そのものが雨水の浸食で傷んでいく心配は少ない材料です。その点では、とても耐久性のある外壁材だと思います。
ただ、どんな外壁材であっても、コーキング部分はどうしても経年劣化していきます。
特に窓や笠木の取り合い部分は、雨水の侵入を防ぐ大切な部分ですので、外壁材そのものが丈夫であっても、こうした部分のメンテナンスは欠かせません。
リフォーム工事は、当然ながら費用もかかることです。
それでも、傷みが大きくなってから直すのではなく、適切なタイミングで手を入れていくことは、家を長持ちさせるうえでとても大切な選択だと思います。
今回のお客様も、きちんと家の状態を見ながら、良いタイミングでメンテナンスを決断されたのだと思います。
家は、建てて終わりではありません。
時間とともに、少しずつ手を入れながら、また次の年月へとつないでいくものです。
こうして大切に住み続けてくださることを、私たちも本当にありがたく感じています。
家とともに育つ木
日曜日は「社長の日常・考え方」をテーマにブログを書かせていただきます。
今日は、昨日OB様のお宅にお伺いした時の写真をご紹介したいと思います。
お伺いしたのは、間接照明のメンテナンスのためでした。こちらのお宅は、約10年前に竣工させていただいた建物になります。
まず、竣工当時の外観写真を見ると、建物の手前にはシンボルツリーを植えたばかりの様子が写っています。まだ幹も細く、建物の外観を引き立てるための植栽という印象でした。
また、写真の左側には、もともと敷地にあった木も写っています。少しわかりにくいのですが、こちらも当時は今ほど大きな存在感はありませんでした。
それから約10年。
今回お伺いして、改めて写真を撮らせていただくと、その木々が本当に大きく育っていました。
シンボルツリーのシマトネリコは、お客様がきちんと剪定されていて、建物の外観に馴染みながら、きれいに整えられていました。
一方で、左側にある木はキンモクセイでしょうか。こちらはかなり大きく育っていて、お客様も「少し大きくなりすぎたかな」とおっしゃっていました。
木というのは、10年という時間の中で、これほど成長するものなんだなと、竣工当時の写真と見比べて改めて実感いたしました。
家は、完成した時がいちばん新しい状態です。
そこから年月とともに、少しずつ暮らしの跡が重なっていきます。外壁や設備はメンテナンスをしながら保っていくものですが、庭木は逆に、年月とともに大きくなり、家の風景の一部になっていきます。
もちろん、木を植えることには手入れも必要です。
虫が苦手なので木は植えたくないという方もいらっしゃいますし、落ち葉や剪定の手間を考えると、植栽はできるだけ少なくしたいという考え方もあると思います。
それでも、なにか1本でも、家とともに育っていく木があるというのは、やはりいいものだなと思いました。
植えた時には小さかった木が、10年後には家の外観に影を落とし、季節を感じさせ、住み続けてきた時間を感じさせてくれる。
それは、建物だけではつくれない風景だと思います。
家づくりというのは、完成した時点で終わりではなく、そこからの暮らしの中で少しずつ育っていくものです。
庭木もまた、その暮らしの時間を映してくれる存在なのかもしれません。
昨日はメンテナンスでのお伺いでしたが、こうして10年後の姿を見せていただけることは、作り手としてもとても嬉しい時間でした。
【Q&A】
Q:設計でシンボルツリーのご提案もしてもらえますか?
A:もちろん、させていただきます。お客様のお好みや、お世話の内容についてもアドバイスしながらご提案させていただきます。
施工事例|光と影、素材と余白で構成した住まい “BABEL”
今日は土曜日の施工事例紹介として、 “BABEL” をご紹介します。
BABELは、ガルバリウムの外壁とコンクリートの塀が印象的な住まいです。
すっきりとした外観の中に、縦のラインや素材の陰影があり、日中の光を受けることで建物の表情がより引き立ちます。
外観は、山際の静かな町の中で必要以上に主張しすぎないようにしながらも、建物としての存在感を感じられるように計画しています。
外からの視線を整理するために、道路側にはコンクリートの塀を設けています。
その内側には、木製デッキの外部空間があります。
道路に対しては閉じながら、空に向かって開く。
そんな考え方で、街中でも落ち着いて過ごせる場所をつくっています。
室内は、モルタルの質感、鉄骨階段、木の踏板、白い壁を組み合わせた、シンプルで落ち着きのある空間です。
大きな窓や高窓から光を取り込みながら、外からの視線は抑える。
明るさと落ち着きの両方を大切にした住まいになっています。
家づくりでは、ただ大きな窓をつくれば良いというわけではありません。
どこから光を入れるか。
どこを開き、どこを閉じるか。
どの景色を切り取り、どの視線を避けるか。
そうした一つひとつの積み重ねが、暮らしやすさや居心地につながっていきます。
BABELは、素材の強さを活かしながらも、日々の暮らしの中では静かに馴染む住まいです。
派手さではなく、素材・構成・余白で美しさをつくる家。
そんな施工事例として、ご覧いただければと思います。
【Q&A】
Q:こちらの家の写真をもっと見たい。
A:ホームページの”建築事例”から、ほかにもお写真ご覧いただけます。














