冷え込みもなんのその
今日は寒い日でしたね。東京とか各地で、この冬一番の冷え込みだったとか。
午後に、昨年お引渡しさせていただいたお宅にお伺いすることがあったのですが、
蓄暖1台だけで、リビングで22.5度くらいありましたか。あったかいですね。
というのもFPの家ですので、壁・床・天井もそういう温度だと、体感温度でその温度
なので、とても快適です。
ちょっと大きい家ですので、少しエアコンを足す想定をして設計したのですが、
あまりエアコンのお世話になっていないようです。
「リビングのエアコンは夏専用になりそうですね。」とお施主様。
これはうれしい誤算でしたが。あったかくお過ごしいただけていることが、
なによりうれしかったことですね。
家中どこにいても、楽に過ごせるというのは、ほんとうにありがたいことです。
家造りは、予算から間取り・デザイン・アフターといろいろ考えないといけませんが、
やっぱり、こういう基本性能を土台にして、まず考えるべきものだと、改めて思いましたね。
木材いろいろ

今日は、エンドウ建材さんが変わった板材のサンプルを持ってきてくれました。
写真左から「サワラ」「柿渋注入の杉」「能登ヒバ」「青森ヒバ」となります。
サワラは桶なんかを作る材料で、木の浴槽にも使われますね。
柿渋の中まで浸み込ませた杉板は実物もきれいでしたね。こんな技術があるんですね。
ヒバは福井ではあまり馴染みが薄いですが、隣の石川県では柱材にも積極的に使われます。
いずれも「和」の感じですが、水に比較的強い材料ともいえますので、機能的に使ってみたい材料ですね。
水蒸気について
湿度に関して、以前大学の先生に教わった話ですが、空気中の水蒸気はジェット機並みの速さで拡散するとか。
ネットで調べていたら、数字にすると秒速590mの速さと書いてあるところがありました。
それくらい早いスピードで拡散するということで、家の中でも基本的に家中どこで測定しても同じと考えてもよいようです。
我が家で昔、その大学の先生が環境測定を行ったとき、温度計はあちこちたくさんぶら下げましたが、湿度を測る機械は2箇所のみでした。値はほぼ変わらないとのことでした。
ただ、湿度というのは一般に「相対湿度」と呼ばれるもので、空気中に含むことの出来る水蒸気量で決まるのですが、温度の高い低いで値が変わります。
暖かい空気には水蒸気をたくさん含むことが出来ますので、例えば加湿器で、どんどん湿度を高くしたとします。
けれど、一般の住宅。つまり全館暖房してない家なんかですと、温度の低いところへも水蒸気は飛んでいきますので、その低い温度の場所が露点温度に達すると、空気は水蒸気をたくさん含むことが出来ずに水になってしまいます。これが結露ですね。
むやみに加湿しすぎると反面そういう問題も起きますから、そういったこともご理解いただいて、加湿器をお使いになられるよう、お勧めしたいと思いますね。

