水蒸気について
湿度に関して、以前大学の先生に教わった話ですが、空気中の水蒸気はジェット機並みの速さで拡散するとか。
ネットで調べていたら、数字にすると秒速590mの速さと書いてあるところがありました。
それくらい早いスピードで拡散するということで、家の中でも基本的に家中どこで測定しても同じと考えてもよいようです。
我が家で昔、その大学の先生が環境測定を行ったとき、温度計はあちこちたくさんぶら下げましたが、湿度を測る機械は2箇所のみでした。値はほぼ変わらないとのことでした。
ただ、湿度というのは一般に「相対湿度」と呼ばれるもので、空気中に含むことの出来る水蒸気量で決まるのですが、温度の高い低いで値が変わります。
暖かい空気には水蒸気をたくさん含むことが出来ますので、例えば加湿器で、どんどん湿度を高くしたとします。
けれど、一般の住宅。つまり全館暖房してない家なんかですと、温度の低いところへも水蒸気は飛んでいきますので、その低い温度の場所が露点温度に達すると、空気は水蒸気をたくさん含むことが出来ずに水になってしまいます。これが結露ですね。
むやみに加湿しすぎると反面そういう問題も起きますから、そういったこともご理解いただいて、加湿器をお使いになられるよう、お勧めしたいと思いますね。