加湿器について
加湿器についての問い合わせも頂くのですが、これがなかなか一概にこれがいいと言い切れません。
一般的なスチーム式から、気化式、超音波式、ハイブリット型といろいろあります。
原理的に安心なのは気化式で、ファンで水を含ませたフィルターに空気を通して水蒸気を含ませていくものです。かけっぱなしにするには安心な機械かなと思います。
但しフィルターの交換や、機械のお掃除などの手間が要りますね。ファンを回すので音もします。水蒸気を発生させる能力もちょっと弱いと聞きますね。
超音波式は、詳しいことは分かりませんが、調べてみると水の管理が大事なよう・・・。
スチーム式は、シンプルに熱を加えて水蒸気を出すもので、水蒸気を出す量は多いと聞きます。電気代もかかるかもしれませんが、これで入り切りして使ってみても良いかと思います。
ハイブリットは複合型ですね。いずれにせよ水の管理や、お掃除の手間は手を抜かないようにされるのがよろしいかと思います。
我が家(FPの家)も10年近く立ちますが、最初このスチーム式を買って試してみました。
やはり白い粉(カルキだったか)が付いたりするので、きれいに保つ努力は必要でしたね。
乾燥の感じに体が慣れてきたら、最初の1年くらい使っただけで、後は使用しておりません。
お客様にアドバイスできるように、また使ってみないといけませんね。
ともかく、水蒸気を多く出しすぎるのも問題ですので、正しい湿度計(乾湿計)と照らし合わせてお使いになることをお勧めしたいとと思います。
湿度計の誤差について
最近、湿度に関しての問い合わせが何件がございましたので、ちょっと書かせていただきます。
皆さんが、家でお使いになっている湿度計が、デジタルのものであったり、アナログで針が示すものであったりします。
これらは、お店に並んでいる状態からすでに、示している数値がばらばらで、しかもほとんどが、極端に低い数字をしめすので、これを見ていると心配になりますね。
これに比べて、乾湿計というものも売っております。これは温度計が二つ付いていて、片方が水タンクからガーゼを延ばして湿らせてあります。
この湿ったガーゼが乾くときに熱が奪われるので、こちらの温度が下がるのですが、この温度と空気の温度の差から、湿度を割り出す仕組みになっています。
ガーゼが古くなると駄目ですが、こちらのほうが、より本当の数値に近いとみております。
当社のデジタルの湿度計は今31%を指しておりますが、乾湿計では54%となっています。
23%も違いますね。デジタルとか針の湿度計は、かなり乾燥気味に数値を示します。
まずは、湿度計の数値であわてないで、実際に肌や喉の感じで、必要に応じて加湿器を使うとか考えられたらよろしいかと思います。
良い部分も悪い部分も・・・
正月明けから、プランに明け暮れる毎日になっております。
プランは楽しい反面、それぞれのお客様のプロフィールに合わせて、ご希望を全てかなえようと思うと、なかなか大変な作業でもあります。
間取りというのは、実は全てを良くしようとすると、案外つまらない建物になってしまうことが往々にしてありますね。
やはりメリハリが必要で、どこかメインのとてもいい部分が出来たら、すこし我慢する部分もあって良いと思っています。
自然のものも、世の中のことも全てそうですよね。悪い部分があってこそ、良い部分も見えてくるところがあります。
そんなふうに、ちょっと頭を柔らかくして、自然に受け入れられるような心地よい空間が出来るようにご提案できればと思っています。

