目的を整理する
今日は1日講習会に行っておりました。今年は1級建築施工管理技士の資格をとっておこうと思い、そのための講習ですね。
監理技術者資格者証というのは持っているのですが、「監理」というのは発注者側の立場に立って現場をチェックすることで、「管理」というのは請負側の立場から工程と予算の中で、工事をより品質よくまとめることが狙いといえます。
まさに両方の立場で仕事をしているので、実務的にはもうやっていることではあります。
しかし、改めて勉強するとおもしろいものですよ。
講師の方の教え方がうまいのもありますが、物事を整理して考えるのは頭がすっきりいたします。
目的が明確にわかった上で、物事を進めていくということが、すっきりの原因だとわかりました。
仕事でもなんでも、全てそうですよね。目的があって、それを達成する快感をいつも味わっているわけです。
おぼろげに考えるより、目的を宣言しちゃったほうが、きっと人生楽しめるのかもしれませんね。
下見板塗装

昨日、今日と外壁の下見板の塗装をしました。写真のような色です。
横張りの材料と縦張りの材料に分けて、それぞれ色を変えています。
本当は全部黒にしたほうが、シャープでかっこいいかなと思ったのですが、
ご家族の意見もありまして、すべて黒には出来ませんでした。
黒と言っても調色して作った銀黒です。写真では分かりづらいですが、かっこいい黒になりました。真っ黒ではちょっときつすぎますからね。
来週から張り始める予定で、仕上がりを楽しみにしています。
一手間かけること
今週はお天気に恵まれているので、外壁に張る杉のヨロイ下見板の塗装を行ないました。
外壁の板張りは、メンテナンスは必要になりますが、質感や温かみがあって好きですね。
板はやはり動きもありますので、張ってから塗装をすると、伸び縮みしたときに塗ってないところが表れてくる可能性があります。ですので、大工さんが張る前に塗装しておきます。
それから板は裏表塗らないと、そりが起こりやすくなりますので、この際に裏側も塗っておきます。これは安全策ですね。生の木ですからぜったい反らないとはいえませんけれど。
こういう一手間かけることは、図面にも見積にもうたってない事ですし、お客様もそこまでは知らないことですが、長い目で見て良いと思うことをさせていただくようにしております。
これは自分が手掛けることに限らず、当社の大工さんもやはり一手間かけております。
見えなくなるところですが、随所に将来あばれてこないような工夫をします。
リフォームなどで、よその大工さんの仕事を見ると、その一手間があるのと無いのとでこうも違うのかと思うことがあります。モデルハウスとかの新築でさえも、各所がガタガタになっているのを見ることがありました。
大工さんの腕のせいとばかりはいえません。大工さんとのコミュニケーションをとりながら、いかに良い仕事をさせるかも工務店の裁量であります。
一手間かけることを惜しまない社風こそが、大切だと思いますね。

