美に対する方向性
仕事がらでもありますが、車で走っていても建物に目が行きます。
いいと思う建物はなにがいいかというと、その場所にふさわしい形で建っているものが
良いと感じますね。なんとなく安心するような。
常に意味があってその形であるという事でなければ、その存在すら逆に不快なものになってしまいます。
建物を美しく作る責任というものが実はあると思っています。
これは建築に携わる人間だけでなく、建て主の責任でもあります。
たしか北欧のほうの学校の教科書では、景観に対してどうすると美しい街並みになるかを教えているとかで、これは建築の専門の教科ではなかったように思います。
外国では常識として教えられるのかもしれませんが、日本では美術の授業があっても、そういう具体的に生活に即した形では教えられません。
日本人はもともと美意識の高い国民性があるのに、それが戦後の高度成長期時代に置き忘れられたみたいですね。
国土交通省の来年度の重点事業はエコ・木造・耐震だそうです。
ダメとは言いませんが、相変わらずつまらない内容です。
もっと文化的な考えを打ち出した政策ができないものかと思います。
日本の建物をもっと美しくしていきましょうというような・・・。
無理にお金を使わなくていいじゃないですか。言葉だけでも。
税金のバラマキは結局、自分たちに帰ってきますから意味が無いです。
良い方向性を示していくことが、大事な仕事なんですからね。
ひとつの事で終わらせない
今日は午前中に三国でリフォームのご契約があり行ってきました。
そそっかしくて、記載ミスがあり訂正のため一度事務所に戻ることに・・・。
思い込みはいけませんね。パソコンで書いたものはチェックしないと。
でも再度他の部分も考え直して、ついでに訂正というか調整することができました。
転んでもただで起きない性格が出ましたね。
午後は長男に手伝ってもらって基礎の墨出し作業。
トランシットや、墨出しの基本を教えながら進めました。
なんでも仕事は基本となる考え方を教えることが大切で、
事あるごとに教えてあげなくてはと思っています。
時には厳しく教えることもありますが、たとえ形が変っても
それがいつか役に立つことがありますから。
単なる労働で終わってしまうことが一番もったいないことですからね。
基礎コンクリート養生

今日は御幸の現場の基礎のベースコンクリートを打設しました。
朝からカンカン照りですので、クラック防止にコテ押さえを2回してもらってから散水養生。
その上に直射日光を避けるのと、急激に乾くのを避けるためブルーシートをかけました。
さらに、シートの下に水が溜まるくらい水を入れて、水中養生のようにしました。
これが一番安全ですね。
今日は何度となく現場に足を運んで見ておりましたので、また腕が焼けましたね。
でもまずは大事な作業が終わって一安心です。

