板金屋さんの手仕事が生む外壁の表情
今日は、板金屋さんの手仕事についてご紹介したいと思います。モデルルーム“DUNE”の外壁には、SGLガルバリウム鋼板をオリジナルで加工した、タテハゼ式の外壁を採用しています。見た目の美しさだけでなく、その裏には細やかな工夫と確かな技術が込められています。
外壁のアップ写真を見ると、三つ並んだ山のような立ち上がりが見えます。これは板金屋さんが道具でつかめる、ぎりぎりの寸法でつくられているそうです。ほんの少しの違いでも、見え方や納まりに影響してくるので、こうした寸法のさじ加減には経験が必要になります。
何気なく見える一本一本の線も、実は職人さんの感覚と技術の積み重ねで成り立っているのだと思います。
この外壁は、縦の材料を途中で重ねて継いでいますが、その継ぎ目もただ重ねればよいというものではありません。きちんと差し込み式にしておかないと、継ぎ目のところで板が膨らんだり、歪んで見えたりしてしまうそうです。
そのために、上下で折り方の幅を変える工夫まで施してくれています。表からは分かりにくい部分ですが、こうした見えないところの丁寧さが、仕上がりの美しさを支えているのだと思います。
さらに今回は、板の幅も長さもランダムにしてほしいという、少し無茶なお願いにも応えていただきました。整然とした中にも変化があり、どこかあみだくじのようにも見える表情が、この建物だけの外観をつくってくれています。
今は何でも早く、効率よく、という時代ですが、家づくりに関しては、それだけでは”心”が足りないと感じます。お客様の思いを受け止め、それを形にしようとする職人さんの気持ちがあってこそ、長く愛着を持てる住まいになるのではないでしょうか。
私たちは、心の通った職人さんたちと力を合わせながら、一棟一棟を丁寧につくっています。言葉でお伝えすることも大切ですが、やはり実際に出来上がった建物を見ていただくのが、一番分かりやすいように思います。
モデルルームの外壁や素材の表情を実際にご覧になりたい方は、どうぞ公式LINEからお気軽にご連絡ください。写真では伝わりきらない手仕事の良さを、現地で感じていただければと思います。
“GROW”の日中外観と、暮らしに寄り添う取付
今日は、電気温水器の故障相談で越前市のお客様宅へ伺ったついでに、“GROW”の日中の外観写真を撮ってきました。日差しが強く、写真としてはなかなか難しい条件でしたが、AIで補正してみると、建物の印象がまた違って見えてきました。あわせて、室内ではちょっとした取付作業も行ってきました。
外観写真は、建物そのものが良くても、光の当たり方ひとつで印象が大きく変わります。
この日は特に日差しが強く、影もはっきり出ていたので、見た目に近い雰囲気で写すのがなかなか難しい日でした。
そこで今回は、AIの力を借りて画像の補正も試してみました。
日中の写真と夕方の写真、それぞれ違う表情に整えてもらいましたが、影の出方や空の見せ方など、なかなか上手いものだなと感じました。
写真の表現方法も、これからまた広がっていくのかもしれませんね。
日中の外観は、建物の形や素材感が素直に見えて、すっきりとした印象があります。
一方で夕方の外観は、やわらかい光が加わることで、落ち着きや奥行きが感じられて、また違った魅力があります。
“GROW”は、水平ラインを意識した外観と、素材の組み合わせのバランスを大切にして計画した建物です。
こうして時間帯の違う表情を見ると、建物はただ形を整えるだけではなく、暮らしの時間の中でどう見えるかも大事だと、改めて感じます。
せっかくお施主様もいらしたので、以前ブログでもご紹介したドライヤー掛けの取付も行ってきました。
実際のドライヤーを掛けながら位置を確認して、使いやすい高さや納まりになるように調整して取り付けました。
こういう小さなことは、完成写真だけではなかなか伝わりにくい部分かもしれません。
ですが、毎日使う場所だからこそ、少しの工夫で使いやすさは大きく変わります。
コードもすっきり納まり、見た目も使い勝手も気持ちよく仕上がったと思います。
家づくりは、外観の美しさだけでなく、毎日の使いやすさまで整ってこそ、心地よいものになると思います。こうした一つひとつを、これからも丁寧に積み重ねていきたいです。
ライフ・コア デザインオフィスの家づくりやモデルルーム見学が気になる方は、どうぞ公式LINEからお気軽にご連絡ください。
小さな事務所から始まった、ライフ・コアらしさ
今日は、創業20年の歩みを振り返る続きとして、
この20年の間に出来てきた社屋のことを書いてみたいと思います。
創業した当初は、自邸の書斎を事務所にして仕事を始めました。
隣に義父の家があり、少しだけ倉庫を使わせてもらいながら、乗用車は下取りに出して軽トラに乗り換え、工事にも対応できるようにしていました。
お客様とのお打ち合わせも、当時は喫茶店を利用することが多く、今思えば本当に手探りでのスタートだったなと思います。
そんな頃、1棟目のお家が完成した時に、今も一緒に働いてくれている市村が見学会に来てくれました。
そして、「ここで働きたい」と声を掛けてくれたのです。
前の会社で一緒に仕事をしていたご縁もありましたが、そうしてまた一緒に仕事ができることになったのは、とてもありがたいことでした。
その時に、これは早く事務所を作らないといけないなと思い、お正月から図面を書いて、急いで段取りをして作ったのが今の事務所です。
広さは7坪ほど。
応接スペースと事務スペース、トイレと水まわりがあるだけの、本当に小さな事務所です。
けれど今でも快適で、とても気に入っている場所です。
今でこそ、きれいで整ったオフィス空間を作ることは珍しくありませんが、当時は「事務所なんてプレハブでいい」というような考え方も、まだ多かったように思います。
でも私は、そうは思いませんでした。
長くいる仕事場だからこそ、快適で、気持ちよく過ごせる場所にしたい。
そして、せっかくならデザインもきちんと整えたい。
そんな想いがありました。
自分たちが心地よく働けることはもちろんですが、お客様をお迎えした時にも、気持ちよく過ごしていただける空間にしたいと思ったのです。
しかも、この事務所はFPの家で作っていますので、その性能の良さを実際に感じていただく場所としても、とても良いものになりました。
言葉だけでお伝えするのではなく、空気感や居心地の良さを体感していただけるのは、やはり大きかったと思います。
内装コーディネートは、今も一緒にお仕事をしていただいているStudio+Creaの辻野さんにお願いしました。
当時としては珍しかったグレーを取り入れたコーディネートで、落ち着きがありながらも、かっこよさのある空間に仕上げていただきました。
また、この頃から建物だけでなく、外構まで含めて整えることが大事だと考えていました。
外のウッドデッキやシンボルツリー、そして夜のライトアップまで含めて、全体で気持ちの良い佇まいになるように計画しました。
その外構計画は、エクステリアのコンテストで金賞をいただくことにもつながりました。
振り返ってみると、この小さな事務所には、ライフ・コア デザインオフィスらしさの原点が、すでに詰まっていたように思います。
快適であること。
デザインが整っていること。
建物も外構も含めて、心地よくまとめること。
そんな考え方は、今の家づくりにもそのままつながっています。
小さな事務所ではありますが、今見返しても、自分たちらしい場所を作れたなと思います。











