更地に家の姿を思い描く測量作業

今日は、お客様の土地で敷地測量を行ってきました。更地の状態では、まだ家の姿は見えませんが、寸法を測り、電柱やマス、塀の位置を一つずつ確認していくと、少しずつ計画の土台が見えてきます。家づくりの最初の大切な作業です。

敷地の形を確認しながら、平板測量を進めていきます。

現場で直接描いていく平板測量

今回行ったのは、平板測量という方法です。
三脚の上に平板を置き、その場で土地の形や周辺の状況を図面に落とし込んでいきます。

今は便利な測量機器もありますが、この方法はとてもシンプルで、現場の状況を直感的につかみやすいのが良いところです。
描きながら進めるので、測り忘れや書き間違いにも、その場で気づきやすい作業になります。

現場で直接図面に落とし込む、シンプルで確かな測量作業です。

土地の情報を一つずつ確認すること

敷地測量では、土地の外周だけでなく、公設マスや電柱、既存の塀なども確認していきます。
こうしたものは、家の配置や駐車計画、給排水の計画にも関わってくる大切な情報です。

図面だけを見ていると分からないことも、実際に現地に立つと見えてくることがあります。
地面の高低差や周囲の建物との関係、道路からの入り方なども、家づくりを考えるうえで大事な手がかりになります。

息子と進める、家づくりの最初の一歩

平板測量の難点は、雨の日にはできないことと、必ずパートナーが必要なことです。
今日は息子が一緒に来てくれたので、声を掛け合いながら、楽しく作業を進めることができました。

測ってみると、かなり変形した土地ではありましたが、80坪以上ある広い敷地ですので、計画には十分なゆとりがあります。
まだ何も建っていない更地ですが、ここにお客様の暮らしが始まる家が建つと思うと、自然とワクワクしてきます。


家づくりは、こうした地道な確認作業から始まります。土地の形を知り、周囲の状況を読み取りながら、お客様にとって使いやすく、心地よい住まいを考えていきたいと思います。


家づくりや土地についてのご相談は、公式LINEからお気軽にメッセージください。

カテゴリー: 日記, 現場 | コメントをどうぞ

気になる一箇所を、残さないために

今日は午前中、外壁の一部で気になるところがあり、大阪から補修の職人さんに来ていただきました。仕上がりは、直した場所が分からないほどきれいに。現場は丁寧に進めていても、どうしても“ゼロミス”と言い切れない。だからこそ、最後は私たちが責任をもって整えたいと、改めて感じました。

気になる一箇所を残さず、お引渡しへ。

1)丁寧にやっていても「起きること」はある

職人さんたちは、いつも本当に丁寧に仕事をしてくださっています。けれど、現場には天候や材料の個体差、段取りの前後など、細かな要素が重なります。誰かが雑にやったから起きる、というより、起きてしまう可能性が常にあるのが現場だと思います。だから私たちは、ミスを責めるよりも、きちんと“気づいて、整える”ことを大切にしています。

2)補修は「隠す」ではなく「馴染ませる」

今回お願いした補修屋さんは、直した跡を消すというより、周囲の質感や光の当たり方まで揃えて“馴染ませる”仕事をされていました。もうどこを触ったのか分からないくらいの仕上がりで、思わず見入ってしまいました。北海道まで呼ばれることもあると聞き、すごい技術は本当にあるんだなと。こういう一手が、最後の完成度を決めるのだと感じました。

3)引渡し前の「カバー」が、私たちの役割

私どもが目指しているのは、工事が終わった“状態”ではなく、お客様がこれから安心して暮らせる“完成”です。だから、もし気になる点があれば、手間がかかっても放置しません。最後の最後で「やっておけばよかった」と思うことを残さないために、見え方まで整えてお引渡しする。そこは工務店・設計事務所としての責任だと思っています。


現場は人がつくる以上、どれだけ丁寧でも起きることはあります。だからこそ、最後にきちんと気づき、カバーし、納得のいく形でお引渡しする。今日の補修の仕上がりを見て、その姿勢を改めて大切にしようと思いました。


完成見学会は今週末も二日間となります。それぞれにまだ午後の部に空きがございますので、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。

出窓を“スクエアに見せる”ロールスクリーンの納まり

越前市の完成見学会のお宅、ダイニングの出窓をご紹介します。出窓は飾り棚としても使える反面、ロールスクリーンの「機械部分」が見えると窓が重たく見えがちです。今回は、上げた時にすっと消える納まりを狙いました。

ブラインドを上げた状態でも、窓がスッキリ見える出窓。

1)出窓は“見せ場”だから、サッシ際が大事

出窓は、季節の小物を置いたり、光を楽しんだりできる場所です。
だからこそロールスクリーンは、できるだけサッシ面に近い位置がきれいだと感じます。
生地が手前に下がってくると、出窓に飾ったものや置いてある小物がスクリーンに隠れてしまい、せっかくの“使える棚”が生きにくくなります。
今回の窓は特にスクエアが綺麗なので、その輪郭を崩さないことを最初に決めました。

凹みの中にメカを納めて、“見えない納まり”にしました。

2)上げた時に“メカが見えない”と、窓が軽くなる

ロールスクリーンは、上げた時に巻物やメカが視界に入ると、窓の印象が一気に変わります。
そこで、庇(ひさし)の中にスクリーンが納まるための「凹み」をつくり、見え方を整えました。
納まりとは、部材どうしの収まり方のことですが、こういう小さな差が居心地に効きます。
結果として、スクリーンを上げている時でも窓がスッキリ見えるようになりました。

下ろした時もサッシ際に近く、使いやすさと見た目を両立。

3)薄い庇のまま成立させるために“横付け”で考える

ただ、出窓の屋根を大きくすると外観のバランスが崩れやすいので、庇はなるべく薄くしたい。
その条件の中で、縦寸法が大きくなりがちなスクリーンをどう隠すかが悩みどころでした。
そこで取付方法を工夫して、横方向に取り付ける納まりを検討しました。
取付業者さんも初めてのケースだったようですが、設計の意図を理解してくれて取付。狙い通りに隠れてくれました。
設計と現場がきちんと噛み合うと、窓まわりの“静けさ”が出てくるなと改めて感じます。


窓は大きさや形だけでなく、「使い方」と「見え方」の両方で完成します。小さな納まりの工夫が、毎日の気持ちよさにつながる。見学会でもぜひ実物で確認してみてください。


完成見学会のご予約・ご質問は、公式LINEからお気軽にどうぞ。空き枠のご案内もLINEでスムーズです。

プロフィール

image
株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

最近のエントリー

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

年別アーカイブ

検索