見学会2日目終了
本日、見学会二日目終了いたしました。
今日も、勝山まで足をお運びいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回は「勝山の家」として、雪の対策を考えた工夫と、和のデザインを意識した落ち着いたコーディネートを見ていただきました。
皆様、それぞれの工夫について、お褒めの言葉をいただき、大変うれしく思いました。
皆さん、こんな家に住んでみたいと思っていただいたようで、私も面目躍如の想いです。
家というのは、お施主様の想いと、作り手の私どもの気合の持ち方で、完成度が絶対に違ってくると思っています。やはり真剣勝負の結果が出るものだと思いますね。
また、ひとつひとつ真剣に作り上げていくことが、大切だなと改めて自分に言い聞かせております。
明日は、FPの家・北信越の青年部会の皆さんが見学にいらっしゃいます。
引き続き会場をお借りして、皆さんと勉強の場にさせていただきたいと思います。
あとしばらく、お施主様には甘えさせていただきますね。
皆さんのお役にたちますように・・・。
見学会1日目終了
今日は見学会1日目でした。
午前中は、建材を入れていただいているアロック・サンワさんがご夫婦で見に来てくださいました。
いつも、奥様も日記を読んでくださっているとのことで、初めての来場でしたが、とてもうれしかったですね。
午後は、お子様のお加減でおいでいただけない方も出たのですが、2件新たにご連絡いただいてご来場いただきました。
うちの家族も夕方に来てくれまして、夜の来場が親戚と今度建てる親戚になり、にぎやかな見学会となりました。
あちらもこちらも、見どころはあるのですが、一番人気が写真の主寝室でしたね。
夜の雰囲気はベッド側から見るとこんな感じです。
ベッド側が調光出来るLEDダウンライトなので、明るさを落として、格子の向こうのタタミコーナーが明るい空間になっています。
もともと、タタミコーナーに平行にベッドを並べる普通のパターンを考えていましたが、それだと北枕になる。
お客様もそれがお嫌のようで、それではということで、タタミコーナーに頭を向けるように配置を変えました。
これも当初は低い腰壁で仕切るくらいの設計だったのですが、この腰壁は薄くて強度的に弱いと大工さんが指摘。
それで思いついたのが、この格子で仕切るアイデアです。これなら、天井まで伸びているので、しっかり作れますし、窓からの光も通します。
お客様に提案して、設計変更。当初の設計よりずっと面白いものになりました。
難しい問題、不利な条件をひっくり返して、より良いものに仕上げるのが、醍醐味でもありますね。
格子の奥に・・・
今日は、夜に写真撮影を行いました。
と言っても、全部はまだ撮れていません。明日に最後の建具工事が入るので、それを待ってですね。
写真は今日撮ったものですが、どこの写真かは、見学会のお楽しみにしておきましょう。
やっぱり夜の雰囲気が良くて…。
お住まいになるお施主様も、きっと夜を気持ちよくお過ごしいただけるものと思います。
雪囲いの仕様
今日は貴重な晴れの日で、日中の写真を撮ったり、外回りの作業をしたりしておりました。
写真は今回の建物の重要なポイントである、雪囲いを付けてみたところです。
といっても、仕様は至ってシンプル。
ポリカーボネートの中空版を、細かく建てた土縁柱にくくり付けるだけ。
自然落雪で溜まってくる雪をガードするのが目的ですが、採光のことや耐候性も考えています。
当初は木枠を組んだものにポリカの波板を当てて、上部まで閉じることを考えていましたが、これだと片付ける場所をとります。
「上のほうは空いてていいよ。」というお客様の言葉をヒントに、それでは中空版の規格の3尺6尺版を縦に並べればいいじゃないかと…。
ポリカの中空版は、ホームセンターで買えますし、傷んだら買い替えも楽。
紐でくくるだけですから、工具も要らないし、お客様でかんたんに施工できます。
片付ける場所も、多くとりません。
雪囲い置き場は、プランに盛り込んであり、これですべて楽に片付けられるようになりました。
これで、今年の冬の活躍を、早く見てみたくなりました。
まずは、見学会でどんなものかご覧くださいね。
YZ邸-レゴ
今日はレゴブロックのYZ邸公開です。
次男のかっちゃんが作ってくれました。
今回は大きい建物なので、パーツが足りなくなるおそれもあり、いつもの縮尺を1/100くらいに縮小して作ったようです。
小さいとディテールを作りこむのが難しいのですが、なんとかやりましたね。
まだあまり公開していませんので、似ているのかどうだかわからないかもしれませんが、きっとお施主様には納得していただけると思いますよ。
棚の造作
こちらは、昨日の日記で書いた棚の取り付けた写真です。
説明がわかりにくかったかもしれないので、載せてみました。
棚受けが均等に3方回っていて、これに自由に載せ替えるようにしています。
一番下の棚が前後に2枚になった状態です。
棚を追加してもいいですし、3枚まで前後に並べられます。
こうすると、奥行きのあるものが載せられますね。
しかも、板にしゃくりがとってあるので、かみ合って、重みとがたつきが解消されます。
だけど、あんまり重いものを載せる時は、ご相談くださいね。
その時は、床から支柱をあてがうようにしましょう。
しゃくり加工
今日は午前中、内部建具の格子戸の塗装作業に、武生の建具屋さんまで行ってきました。
間に挟む、アクリ・ワーロンを入れる前に塗装しなくてはいけないので…。
写真は塗装前の建具ですが、きれいなタモ材です。
建材の積層材パネルになっているタモ材などは、濃い色のところが多く、クリアーを塗るとドスンと黒っぽくなってしまうことがあります。
さすが建具屋さんは、いい材料を使いますね。
午後からは、棚板の加工作業を倉庫で行いました。
今回は、お客様のアイデアで、棚板を自由に組み合わせて、棚の奥行きを変えられるようにしてほしいとのこと。
見学会でご説明させていただければ、話は早いのですが、要は棚受けを両サイド長く付けておき、細幅の棚板を前後に並べられるようにすることです。
この場合に心配になったのが、手前の棚板が3方でなく、2方だけで持たせるようになるので、重みで前の板だけが下がってしまう可能性があります。
そこで、板それぞれにしゃくり加工をして、組み合わさるようにしようと考えました。
これなら3方に力が分散します。
こういう面倒なことでも、思いつくとやらないと気が済まない性格で、結局さらに忙しくしておりますね。でも、気持ちは晴々としております。
わがままが個性に・・・
今日は事務所へお客様においでいただき、お打合せと設計契約をいただきました。
具体的に詳細やコーディネートを考えていく段階になると、当然、お客様も迷いますよね。
やはり、現物で参考にしていただくためにも、見学会はしっかりと見ておいていただきたいと思います。
ただ当社の建物は、一般的な建物とは違って、特徴が強くあるので、そのまま参考にはできないかもしれません。一つ一つ個性がありますので・・・。
いろんな要望を出していただいた中で、最終の着地点をきちんと決めるのが、プロとしての使命だと思っております。
まずは、わがままを言っていただくのが、個性を引き出すポイントになりますね。
写真は見学会の建物の一部です。
夜に見ていただくときれいな間接照明を、ちょこっとチラ見せです。
まずは見学会、見に来てくださいね。
外壁の選択
今日は予報通り、朝からずっと雨でしたね。
現場のほうは、今日は4業種入ってもらって作業をしました。
なかなか終わり切りませんが、もう一息です。
写真は外観の一部ですが、ガルバリウム鋼板と木の下見板の組み合わせです。
14年前に建てた我が家も、この組み合わせなんですが、これがやはり落ち着きます。
もちろん外壁も、お客様のご希望をお聞きしながら勧めていくのですが、一長一短、それぞれの特徴を考えたうえで、良かれと思うものを選択しております。
仕事的に楽しようと思えば、一般的なサイディングを選ぶほうが楽なんですけれど、選択の理由が楽するためではダメですよね。
いつも結局、楽できない方向に選択してしまうことが多いのです。
でも、楽せずに行動していることそのものが、良き種まきになることと信じておりますよ。
外観です。
昨日、今日と、秋晴れのお天気が時々望めましたので、外観写真を撮ってみました。
外構が出来てないので、資材関係が写ってしまって…。
内部の自分の作業も残っているのですが、今日は外構工事の段取りがあり、片付けなどで半日つぶれてしまいました。
外構工事も、本当は基礎工事前に半分くらい終えておくと後が楽なのですが、春から工事を始めて解体工事からスタートし、GWがあったり、建て方が梅雨時期にも入るので厳しいですね。
なるべく早くスタートできるといいのですが、やっぱり雪がネックです。
北陸の家づくりは条件が厳しいですね。
ただ、逆に「こういう地域だからこそ、こういう建物を造るんだ!」という特徴も出てきてしかるべきだと思いますね。
実際、まわりを見渡してみても、これは考えてあるなと思う家が本当に少ない…。
やはり地元の工務店、設計士は「福井の家」っていう理由付けを、もっともっと意識付けしていかなくてはと思います。