コーナー窓を包む、シャープな庇(ひさし)をオリジナルで

今日は、越前市の現場で製作した**オリジナル庇(ひさし)**をご紹介します。
外壁工事の途中段階ですが、先に“見どころ”ができあがってきたので、ぜひ見ていただきたいと思います。

コーナー庇

今回の庇は、黒で統一したシャープなデザイン
窓まわりをぐるっと包み込むように納めることで、外観の印象がキュッと引き締まり、建物全体がより端正に見えるようになります。

コーナー庇

特にこだわったのが、仕上げに採用したSGLガルバリウム鋼板です。
表情がとてもきれいで、折り返しや小口(端部)の見え方も上品。金属板の“薄さ”と“線の強さ”が、そのままデザインになります。

コーナー庇

そして今回、この仕上がりに欠かせないのが、板金屋さんの高い技術です。
この庇は、ただ板を貼るのではなく、折りの角度・通り(ライン)・継ぎ目の見え方まで揃えて、はじめて「シャープさ」が出ます。
現場で微調整しながら、コーナーの取り合いも破綻なくまとめ、薄く見せつつ剛性も確保する――このバランスは、経験と精度がないと成立しません。
まさに“職人技”が形になったディテールだと思います。

コーナー庇

もちろん見た目だけでなく、庇としての役割も大切です。
雨の日に窓ガラスへ雨が当たりにくくなり、雨だれ汚れの軽減にもつながりますし、日射が強い季節には直射をやわらげる効果も期待できます。

施工図も何度も検討を重ね、現場では、大工さんの下地から、板金屋さんの細かい手仕事によって、丁寧に作り込みました。
こういった細部の積み重ねが、完成時の“気持ちよさ”につながると感じています。

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昼白色でつくる、クールなメイクスペース

今日は、昨日に続いて昼白色の照明を使った事例をご紹介したいと思います。

洗面カウンター
こちらは、寝室横のウォークインクローゼット内に設けたメイクカウンターです。
毎日のメイクや身支度がしやすいよう、肌の色味やメイクの発色が分かりやすい昼白色のダウンライトを採用しました。

空間全体はグレーで統一し、ミラーは壁から少し浮かせたような納まりにして、間接照明の光で見せています。
エッジの効いたシャープなデザインに、昼白色の白っぽい光がよくなじみ、落ち着きのあるクールな雰囲気のメイクスペースになったと思います。

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一生ものの家具は“角”で決まる?モデルルームキッチンの納まり紹介

今日は、家具のディテールについてお話ししたいと思います。

当社では、キッチンや収納などの造作家具をオーダーで設計しています。
難しい納まりでも安心して任せられる、腕の良い家具職人さんがいてくれるので、細かな部分まで踏み込んだデザインに挑戦することができます。

キッチン角納まり

写真は、当社モデルルームのオーダーキッチンのコーナー部分です。
オーク材を使い、角の部分は材を斜めにカットして「留め」で納めています。
カウンターにはセラミック板のラミナムを使っており、上から見える木の「見付」ができるだけ細く見えるように設計しています。

ここでは、タテ材とヨコ材に加えて、奥へと伸びる材もぴったりと付き合わされていて、三方向から材料が集まる納まりになっています。
わずかなズレも目立ってしまうため、とても高い精度と技術が求められるディテールです。

さらに、角の尖った部分は、そのままだと手で触れたときに痛く感じてしまいます。
そこで、ごくわずかに角を丸めて、触れたときのやさしさも両立させています。

こうしたディテールがきれいに仕上がっている家具は、見た目の心地よさはもちろん、触れたときの安心感や、空間全体の雰囲気の良さにもつながります。

世の中には、探せば手頃な家具はいくらでも見つかります。
ただ、「一生もの」として長く付き合っていく家具と考えるなら、やはりつくりの良いものを選ぶことが大切だと思います。
買い替えの必要が少ない分、長い目で見れば、暮らしに寄り添ってくれる良い投資になるのではないでしょうか。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
TEL. 0776-54-5152

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