シンプルな気密工事

今日は、午前中に各現場確認と軸組検査立会い。その他現場打合せ。午後は施工図と設計作業でした。

松岡羽崎の現場も、大工さんの気密工事がほぼ終わりそうです。

気密工事のために、シートを当てたりしなくて済むので、量は多くて大変ですが、シートの漏れとかいう心配はなくて済みます。

要するに、断熱と気密の連続性が、シンプルで確実なんですね。

ややこしい高気密・高断熱工法が多い中、やはりFPの家はシンプルで理にかなっていると思います。

シンプルなことは、長期にわたって安心ということと、リフォーム、メンテナンスも容易ということにつながります。

設備屋さんと電気屋さんの工事が残っていますが、出来ればGW前に、中間気密測定ができたらなと思っています。

家族を守る家を

今日は午前中に、東京にいる次男に、お米など仕送りをする用事。お昼に現場に行き、シートのめくれの手直し。その他は、自宅書斎の本棚の整理など行いました。

お客様からLINEをいただきまして、監視カメラの見えない裏側のほうで、シートのめくれをご連絡いただきました。本当に助かります。すぐに戻しに行ってきました。

今度は胴縁で押さえてきたので、もう大丈夫です。風の強いところなので、今後も目を離せないですね。

書斎の本棚にあるCDなど、不要なもののチェックをしていたのですが、中に、昔勤めていた会社で、ケーブルTVの番組に出た時のDVDを見つけました。

15年以上前でしょうか。換気システムの解説をしております。

ここに書かれているように、FPの家は、法律で義務付けられている以前から、当たり前に換気システムを導入しておりまして、またその必要性をしっかり伝えていこうとしておりましたね。

断熱と気密と換気。それに加えて全館冷暖房の必要性を、いつも話しておりました。

年月が経っても、その重要性は変わりません。大切な家族が住む家は、健康で快適に住まいできるものでなくてはと、思い続けております。

結露セミナー/子供室

今日は、朝のうちに運転免許証の更新。午後から金沢の商工会議所でセミナーの受講をしてきました。

セミナーは日本住環境の主催で、「100の失敗に学ぶ結露完全解決」という題目で、住まい環境プランニングの古川さんと言う方の公演でした。

すごく人気の公演会だそうで、息子と行ってきました。当社ではクリアしている内容ばかりではございましたが。

断熱ばかり良くてもダメ。気密が大事という話から、換気も冷暖房も含めて四つのバランスがとれていなくてはいけないと。当社でもいつも言っていることですが、しっかりお話しいただきました。

事例の中に、建て方で建物を雨で濡らしたばっかりに、夏に吹き込みの断熱材施工の直後に結露が生じてしまって、結局断熱材を剥がして、エアコンを仮に付けて乾かした話がありました。

結論的には、高気密・高断熱を造る会社は、雨の日に建て方を行ってはいけないということをはっきり言ってくださったので、雨に濡らさない建て方を実践している当社としては、溜飲が下がった想いです。

こういう方が、どんどん良い考え方と施工を広めてくれることを願いますね。

 

さて、今日の写真です。

子供部屋ですね。南に面して大きな開口部を設けましたので、とても明るいです。

クローゼットの中が、開けると華やかなクロスが貼ってありまして、ちょっと開けるのが楽しみになるような感じですね。

もうひとつの子供部屋です。吹き抜けに面して小窓が付いています。

夜に吹き抜け越しに、小窓の明かりが見えると、なんとなく安心する感じがしますね。

C値=0.144

今日は、午前中敷地測量と地縄張り作業。途中丸岡の現場の荷受け作業とゴミの搬出。

二の宮の現場は、朝から駐車場の土間コンクリート打設。ほんとにタイミングよく晴れの日となりました。コンクリートは早強を使用しましたが、左官屋さんは夜までかかりそうです。

午後は二の宮の現場で、完成気密測定を行いました。

キッチン横の引違サッシをプラダンで目張りして行いました。

結果はこの通り。

総相当隙間面積が26㎝2ですので、家じゅうの隙間を寄せ集めても5㎝角というところです。普通の家では考えられない数値です。

相当延べ床面積が180.37㎡で、相当隙間面積のC値は、0.144㎝2/㎡と超高気密ですね。

これなら、隙間風による熱損失も無く、24時間換気の効果も安定して得られます。

いくら断熱材が入っていますと言っても、隙間があったら台無しですからね。

これで、ようやく安心してお引き渡しが出来ます。

中間気密測定C値0.18

今日は、朝一に丸岡の現場の中間気密測定。その後、二の宮の現場確認打合せ。その後は、見積作業と設計作業でした。

今日は、お客様も立会いのもとで、工事中間の気密測定が行えました。

1回目の測定で、配管の塞ぎ忘れ部分と工事用玄関ドアの隙間を確認処理してから、こちら2回目の測定結果です。

総相当隙間面積が26㎝2ですから、隙間を全部寄せ集めても約5㎝角の隙間ということです。

これに建物外皮の実質延べ床面積141.68㎡を割ることによって、相当隙間面積のC値が得られます。

今回は、0.183㎝2/㎡という充分な結果ですね。

これで、安心して工事が進められます。

もちろん、完成時にも測定をして、お引き渡しするのが「FPの家」の原則です。

中間気密だけ測って終わりのハウスメーカーもありますからね。

完成までには、エアコンの工事などで若干気密が落ちる場合があるので、やはり完成時の測定をすることが大事なんです。

ホッとする時

今日は、朝から見積作業に追われまして、途中お客様宅訪問メンテナンス。戻って見積作業で、何とか終わりました。

最近毎日6時から23時まで仕事をしていて、夕食の時だけ息抜きですね。

仕事が重なる時って仕方ないのですが、一つでも終わるとホッとします。

 

メンテナンスのお客様は、FPの家ではなく、他社で建てた普通断熱のお宅なんですが、ドアホンモニターのところから冷気が入ってきて何とかできないかという相談です。

機器の取替も考えると、コーキングで埋めるわけにもいかず、隙間スポンジを重ねて貼って納めてきました。

だいたい、外壁でなく内側の間仕切り壁から隙間風が入るなんて、私の常識外でした。これでは断熱材が入っていても冷えてしまいますね。

一般の家のリフォームを今回させていただいて、いろいろと勉強になりました。ご在宅時に作業となるため長い期間かかりましたが、これも終わってまずはホッとしています。

 

明日も、エアコンの取替とエコキュートの交換工事が朝からあります。ほんとは忙しいんだからお断りすればとも思うのですが、困っているお客様を放っておけないですよね。

休みの前に新しくなれば、お正月も安心して過ごせますね。

あれこれホッとしても、またすぐ次にかからなければというところです。

 

追伸

リフォーム完了のお客様から、お菓子をいただきました。

ありがとうございます!でも可愛すぎて切れないな。

断熱・気密・換気

今日は、朝9時に照明器具交換のお客様店舗へ現場確認。午後は、15時頃にお客様来社ご相談。その後、エアコンの調子を見てほしいというお客様宅訪問。それ以外は設計作業を行いました。

ご相談のお客様は、自宅の全面リフォームをご検討中のお客様で、当社では、申し訳ないけれどリフォームでは、いろんな面で性能を保証できないのでとお断りしたお客様です。

とはいえ、断熱・気密・換気の事でも、当社を信頼していただいておりまして、他社で上がってきた設計図を持って、ご相談に来られたというものです。

図面は平面図1枚だけで、断熱の仕様は、外断熱で行うという話のみだったので、実際に断熱材の仕様も、床や天井はどう納めるかもまったくわからない状態でした。

外断熱の事や、第3種換気システムの設計や注意点などもお話しさせていただきましたが、やはり心配になりますね。ましてやお客様はなおさら心配なのではないかなと思います。

住宅の省エネ性能の説明義務化というのも、今後法律で施工される見込みですが、どうも義務化を今の状態で行うとすると、対応できない設計者が多くて、二の足を踏んでいるというか、先に各地で勉強会を行ってる状態です。

日本では、性能の低い建物が未だ作られ続けておりまして、気密工事の大事さが特にわかっていないと思われます。

国土交通省も、気密レベルに関する内容に、封をしてしまったのが、ほんといけないことだと思います。皆が目標とする省エネ基準にしても甘すぎるんですね。

住宅業界も、適当な高気密・高断熱をうたっているのではなく、本当の高気密・高断熱。さらに換気の知識をあげてほしいと心から思うものです。

サーモカメラ

今日は、朝のうちに丸岡の現場でお客様と打合せ。その後二の宮の現場で大工さん打合せ。その後は設計作業に没頭しました。

今日は、お天気も悪くなり、かなり冷え込みましたが、事務所で暖かく過ごしていたので、現場の皆さんには悪いなと思いつつやっておりました。

夕方に、サーモカメラで、表面温度を測ってみました。

エアコンの吹き出し口は、32.4℃。

玄関のタイル床は、22.2℃。床暖が入っているわけではありません。十分な暖かさです。

玄関サッシのアルミ枠部分はさすがに14.6℃と低くなっていますね。それでも結露するところまではいきません。

樹脂サッシの枠部分は、20.3℃です。やはりアルミ枠とは全然違うのがわかると思います。

サッシのガラス面は21.4℃。Low-Eのペアガラスです。エアコンの風が当たっているのが良いようです。

ちなみに室内の温度計は22.9℃でした。

 

それから、壁の隅っことかで、色の濃い部分がありますが、気流というのが、隅っこを丸くカーブして曲がるもので、FPの家でも、隅っこは多少温度が下がります。

もちろん結露するような低さにはならないのですが、一般の家ですと、露天温度まで温度が低くなると、隅っこに結露が起き、カビが発生しやすいということになります。

サーモカメラで、取ってほしいというご要望があれば、持って伺いますよ。

エアコン暖房/小屋裏収納

今日は、朝のうちに現場廻り確認打合せと敷地の環境確認。その他は、こまぎれ仕事あれこれと、発注作業・見積作業でした。

細かい頼まれ仕事と、大きい見積依頼が2件あって、なかなか本業の住宅建築に集中できないのですが、今日から仕事も夜を早く切り上げて、朝方に変えていこうと思っています。

朝の出かける前の2時間に集中したほうが健康的かなと思いまして。

朝も、今の季節真っ暗なのですが、FPの家は家中が暖かいので、その点起きるのが辛くありませんね。

今年は蓄暖を入れずに、夏から導入した三菱のAI付きズバ暖エアコンが、1台で上手に暖めてくれております。

今まで蓄暖だけだと、夜の蓄熱中は、やはり温度が下がりましたからね。

蓄暖とエアコンの併用がベストでしょうけれど、今は電気代の関係で、蓄暖を装備しない家づくりをしていますから、私も実際の経験をしないといけませんから、今年がエアコンオンリーでいこうと思います。

 

話は変わって、丸岡の現場のロフトの写真です。改めて見て、広いですね。

これでも、最長部の天井高1.4mになって、直下階の1/2の面積なので、小屋裏物置として延べ床面積には入りません。

大人は、ちょっとキツですが、子供は走り回れるなと思います。

収納としてしか使えないなんてもったいないですね。FPの家だから、冬でも暖かい空間になりますからね。

モデルハウス/第3種換気

今日は、午前中にお客様モデルハウスご案内をさせていただきました。

熱交換の第1種換気システムに比べて、第3種換気システムだと、給気口の冷気がひどいと教わったそうですが、FPの家の第3種換気システムの暖かさと、給気口から入るわずかな冷気にご安心いただけたようです。

 

第1種換気システムに当社がしない理由はたくさんあって、お客様にも、しっかりご説明できるのですが、あまり伝えていなかったことがございます。

 

その一つが、第1種換気システムでは、浴室とトイレは、個別換気になっていることです。

個別の換気ということは、使用していない時は、換気していない空間が家の中に存在することになってしまいます。

それでは、全館24時間冷暖房と言っても、その空間は別となってしまうのではないでしょうか。

FPの家で採用している第3種換気システムの設計は、浴室もトイレも24時間排気を行っているので、室内空気もそちらへ流れて排出されます。

だから、そういうカビや結露が発生しやすいところも、常に空気が澱まずに動いている空間にできますし、冬でも暖かい空気がその浴室・トイレにも流れてくれるのです。

高気密をうたっているのであれば、換気計算で給気量と排気量のつじつまが合わなくてはいけません。家の中に個別の排気だけする場所が出来るのもおかしいですね。

 

換気は機械に頼らないといけない部分ではありますが、なるべくシンプルに、メンテナンスをすれば、永く使い続けられるシステムであることが重要なポイントですね。

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株式会社ライフ・コア デザインオフィス
〒918-8201
福井県福井市南四ツ居町1-121
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