「困ったら連絡できる」—建てた後の安心を大切にしています。
昨日の朝、OBのお客様から「エアコン室外機が凍っていた」とご連絡をいただき、現地へ状況を確認に行きました。お客様のほうですでにほとんど溶かしていただいておりましたが、雪だけでなく融け水が再凍結する時期なので、対策として屋根カバーをご提案。本日届いたタイミングで、すぐに取付をさせていただきました。
1)凍結の原因は“雪”より“融けて→凍る”流れ
今回のような症状は、雪が積もったこと自体よりも、日中に融けた水が夜間に冷えて氷になることで起こりやすくなります。室外機は運転中に冷たくなるため、周囲の水分が凍りやすい条件が重なります。放置すると霜取りが追いつかず、暖房の効きが落ちたり止まりやすくなったりするので、早めの確認が大切です。
2)屋根カバーは“当てない・溜めない”ための予防策
現地で設置場所を見たうえで、積もった雪の融け水を避ける「屋根カバー」を取り付ける方針にしました。カバーは見た目のためというより、室外機の天板に水が溜まるきっかけを減らす目的です。今日届いたので、間を空けずにすぐ取付。通路状のスペースでも干渉がなく、納まりよく仕上がりました。こうした小さな対策が、冬のストレスを確実に減らしてくれます。
3)建ててからの“安心感”は、連絡できる相手がいること
家づくりでいちばん大事なのは、住み始めてからの日常だと思っています。何かあったときに「とりあえず小林さんに連絡すればいい」と思っていただけることが、暮らしの安心につながります。設備のトラブルは、どんな家でも起こり得ます。だからこそ、起きた時にどう動くか、誰が受け止めるかが、最後は大きな差になります。家は性能やデザインも大切ですが、結局は人と人との関係性で、安心が育っていくのだと改めて感じました。
冬は、室外機まわりの環境が少し変わるだけで不具合が出ることがあります。早めにご連絡いただけたことに感謝しつつ、これからも建てた後の暮らしを支える“当たり前の対応”を丁寧に続けていきます。
凍結・異音・効きの低下など、気になることがあれば公式LINEへ写真付きでお送りください。状況を見て、最短での対処をご案内します。
曲面外壁を夜に浮かび上がらせる照明
昨日ご紹介した「正面に窓のない家」。この家は、夜になるとライトアップで表情が変わります。狙いは“やわらかい雰囲気”ではなく、曲面になっている外壁の立体感をきちんと見せること。そして施主が求めた「かっこよさ」を、光で仕上げることです。
1)夜の主役は、曲面外壁の“陰影”
この建物の見どころは、正面に窓がない潔さと、外壁がわずかに曲面になっているところです。
昼は光が均一に回りやすく、曲面の良さが写真では伝わりにくいことがあります。
だからこそ夜は、下からの光で濃淡をつくり、面の連続が分かるようにします。
曲面は「照らす」よりも、「影のグラデーションをデザインする」ことで一気に立体感が出ます。
2)“かっこよさ”は、光の強さより「配置」で決まる
施主が求めたのは、明るく賑やかな演出ではなく、端正で引き締まったかっこよさでした。
そのために大切なのは、照明の数や明るさより、光だまりの間隔とリズム感です。
壁面に縦方向の光の柱が立つと、建物の高さと伸びやかさが強調されます。
さらに軒先のラインがスッと通って見えると、シンプルな箱形が一段シャープに見えてきます。
3)現場で“見え方”を詰めて、狙い通りに仕上げる
同じ器具でも、数十センチ位置がずれるだけで、曲面の陰影は崩れてしまいます。
光が外壁のどこで一番強く当たり、どこで自然に消えていくかを意識して、現場で確認しながら調整します。
配線や器具の納まりも、外観の印象を邪魔しないように整えておくのが前提です。
「夜にかっこよく見える家」は、設計と施工が一緒に“見え方”を作り込んで初めて成立します。
曲面外壁は、夜の陰影で一気に魅力が立ち上がります。正面に窓を設けない潔さと、光のリズムでつくる“かっこよさ”。施主のイメージを、照明計画で最後まで仕上げた一例です。
外観を「夜までかっこよく」仕上げたい方は、公式LINEから「外観ライトアップ」と送ってください。敷地条件に合わせた考え方を、写真ベースでお伝えします。
正面に窓を設けない、静かなファサード
今日は、12年前に建てさせていただいたOB様宅を写真で振り返ります。正面に窓を設けず、壁に少し曲面をつけた外観は、今見ても静かな迫力があります。さらにこの家は二世帯住宅で、1階にも2階にもリビングがある構成。光の取り入れ方も、階ごとに表情が違うのが魅力です。
1)「窓のない正面」は、暮らしを守るための外観
正面に窓がない理由は、デザインのためだけではありません。道路側からの視線や気配を受けにくく、家の中が落ち着くという“暮らしの安心”につながります。外からは凛として見えて、内側は必要な場所に必要なだけ開く。静かな外観の中に、生活のリズムをきちんと包み込む考え方が入っています。
2)2階リビングは「上からの光」で、空間を明るく整える
2階側は、トップライト(天窓)による採光が主役です。上から落ちる光は、窓のように外の景色を見せるというより、室内に“明るさの質”をつくります。吹抜けを介して光がすっと落ちると、壁や床が柔らかくグラデーションして、時間の移ろいがきれいに見える。二世帯で生活時間が違っても、気持ちよさを共有できる光だなと感じます。
3)1階リビングは「陰影」で落ち着きをつくる
今回、1階リビング写真を加えることで、この家の設計意図がより立体的に伝わります。テレビ背面の壁を間接照明のように、トップライトのある吹き抜けから壁面を静かに照らしています。明るさをただ足すのではなく、暗い部分があるからこそ光が際立つ。二世帯住宅の1階は、家族が集まる時間もあれば、静かに過ごす時間もあるので、こうした陰影のある落ち着きが効いてきます。
写真はあえてまわりを暗く写していますが、実際には他の壁面からの採光も加えて採光面積はクリアしています。
今回のような建物でも、二世帯住宅をかっこよく作ることは可能です。公式LINEで「二世帯のちょうどいい距離感」と送ってください。暮らし方を伺いながら、間取りと光の両面で整理してご提案します。










