大事なお知らせです。

お伝えしておかなければならない大事なお知らせです。

FPパネルを製造している北海道の松本建工さんが、今週月曜日から民事再生の手続きに入りました。
あくまで「FPの家」は残る形で、外壁メーカーのニチハさんに事業ごと譲るということになりそうです。

ご心配をおかけいたしますが、これまでどおりFPで入っていただいた総合補償制度は残りますし補償も受けられます。瑕疵保証も10年間保証されます。

当社もこちらの子会社ではございませんので、この点はまったく問題ございませんし、今後も当社はFPの家をベースにした、高性能住宅を造り続けていく所存でございます。

OBの皆様におかれましては、先持って日記でのお知らせとなりましたことお詫び申し上げます。
どの時点でお知らせしようか迷っておりましたが、本日、富山での説明会を受けてからにしようと思い今日になってしまいました。

外壁メーカーのニチハさんも同席されての説明会で、弁護士さんの話でも、民事再生の手続きを申し込んで同日に開始決定というとても早い決定は「再建」の見込みが十分あるからなので、今後スムーズに事業再建に向けて動いていきますとの事でした。

今回の原因のひとつは北海道での土地区画整理事業に関わっての失敗があげられていまして、内容は行政もからんでのとても気の毒な話でありました。

松本建工さんというのは、松本節也さんという大工さん上がりの社長さんが自ら開発し作り上げたFPパネルを、自社の建物で独自に使っていたものなのですが、評判を聞いて本州の青森の業者さんがパネルを分けてほしいという話になり、これが発端となってどんどん評判が広まり、今では全国規模のFPグループという地元の工務店のグループが出来上がったものです。

宣伝して売ったものではなく、本当にいいものが評価され、それを私のところでも使いたいといって広まったのですから、すばらしいことだと思います。

私も、もともとはスカスカの風通しのいい家がいい家だと思っていた設計事務所時代から、それこそ180度考えを変えるほど、このパネルとこの工法のすばらしさは評価できるものでした。

私は今でもこの松本社長を尊敬してやみません。この世の中に、本当に良い物を残してくれたんですから。
先日私が書いた日記で「後世への最大遺物」という本を紹介しましたが、この人はすばらしい遺物を残しましたね。もっと将来になって、きっと今以上に評価されることになるでしょう。

この遺物を継承して、今後もすばらしい家造りに貢献していきたいと思っていますし、私自身も、優れた住宅を遺物として残していきたいと強く思っています。

2008年12月19日(金) 23:06 | カテゴリー: 日記   パーマリンク| |

大事なお知らせです。 への2件のコメント

  1. hello より:

    色々ご迷惑・ご心配おかけしまして申し訳ございません。 このような事になるとは夢にも思いませんでしたが、改めて経営の難しさを学ばせて頂きました。
    小林さんのブログを読ませて頂き、心が広く大きな方だと感動!! このような時に本当の姿が出るのですね。私共さらに応援させていただきますので、何なりと申しつけください、今こそ団結!!
    hello

  2. 管理人 より:

    ありがとうございます。どんなときも自分の使命を忘れずに、仕事を通じて社会に貢献していきたいと思っています。
    今後ともご支援のほどお願い申し上げます。

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