設計は伝えることと・・・
今日もすっきりしないお天気で、現場のほうも外の作業がなかなか思うようにいきませんね。
今週末からちょっとお天気が回復しそうですが、梅雨明けにはまだいかないようです。
ここのところ現場作業は大工さんにお任せして、設計の作業をさせてもらっています。
設計にもプランをまとめる設計と、現場の納まりを決めていく施工図を書くという作業があります。
これも頭を切り替えながら、同時進行のように進めていきます。
設計というのは、頭の中ではなんとなく形は出来ていて、工事を進める上で相手に間違いなく伝えていくという手段でもありますね。
今日は階段の施工図を書きましたが、極端なことを言えば、階高と段数とスパンを現場で測れば、プレカットで階段は造れるのですが、私はこれを嫌います。
細かい納まりを考えて、確実に納まるということを、おぼろげな頭の中の形だけでなく、実際に書いて検討をします。
そうすると見えてくるものがあるんです。きれいな納まりが。それを確認する作業でもありますね。
もちろん、図面を書いて終わりではありません。これを現場でまた打合せを重ねて実際に作り上げます。
こういう手間を惜しむか惜しまないかは、会社のポリシーに関わってきますね。
長期優良住宅だって、こんな事は言わないと思いますが、私はとても大事なポイントだと考えて実行しております。
書きっぱなしの設計士の方いらっしゃいますね・・
施工が進むにつれ何でこんな納まりなの?
図面を書く段階で分かるんじゃないの?
施工が進むにつれそういう言葉がよく出ます
「特に大型工事物件」
確かに 不確定要素がある場合は後で打ち合わせしながら進めて行こうとこちらは思うのですが
なかなかうまく進まないですね「泣」
私ももともと設計事務所出身なので、そういう問題点をすごく感じていましたね。
それだからこそ、自分で造るところまでやろうと思ったのが現在に至る結果です。
実際の仕事は現場の方にやってもらわないといけないのですが、まとめ役としての大切な機能を設計の方にはしっかりやってもらわないといけませんね。