手摺のデザイン
こちらはファミリーホールから吹抜けに面した手摺です。
手摺のデザインは、まずその機能から考えますが、その家の雰囲気にも合わないといけませんね。
こちらは、1階から見えすぎず、さりとて閉じてしまうと空間的な雰囲気がもったいないと思われたため、横格子にして下から見上げると目隠しされて、正面から見ると透けて見える形をとりました。
格子も、正面からビス止めなら当たりまえに出来るのですが、ビス頭が見えるのは芸がありませんから、ひと工夫して見えないように留めてあります。
吹き抜け側からも見えなくなっています。これもちょっとしたこだわりです。
2階ファミリーホール-2
2階のファミリーホールの床も畳が敷かれています。
床フローリングと同じ15ミリの厚みで作ってもらいました。
造り付けの家具はお手持ちのTVを置いて、畳を挟んでソファーが置かれます。
普通の家だと、2階の廊下みたいなところですから、冬だと寒くて使えないような場所になりますが、FPの家だからこそ効率よく温まる場所になりますね。
2階ファミリーホール
こちらは2階ファミリーホールから撮った写真です。
中2階とのつながりが見てとれます。
中央の奥にはエントランスホールの吹き抜けがあり、来客の様子もうかがえます。
左側奥の壁面はマグネットクロスが貼ってあり、お子様の絵が飾られていますね。
中2階-本棚
こちらは中2階にある本棚です。
2階ホールの手摺兼用なのですが、壁に埋まっている感じを出したかったので、
壁紙で巻き込んだ仕様です。
狙い通りの仕上がりでしたが、クロス屋さんは施工が大変だったそうです。
ご苦労かけました。
クロスなので傷防止のために、この後それぞれの棚面にガラスをひかせて頂きました。
照明も、斜め天井から出てくる光が当たって、ちょうどいいくらいになりましたね。
中2階スペース
こちらはHM邸の中2階にあるパソコンコーナーです。
こちらもタタミになっていて、文机のように使うカウンターが付いています。
飾りものが置いてあるところには、プリンターなどが置かれる予定です。
ここは階下からもオープンに見えるスペースとなっていますので、お子様の勉強する場所としても活用することが考えられています。
左の扉の奥には、小屋裏物置も付いています。
中央にトップライト
こちらはHM邸のダイニング吹き抜けです。
吹き抜けの上部にトップライトが付いています。
建物の中央にキッチンを配したので、必然的に窓から遠くなります。
日中の明るさ確保の為にも、トップライトをお薦めしました。
配置としては、キッチン・ダイニングを明るくすると共に、2階のファミリーホールまで明るくする効果を狙っています。
このトップライトが予想以上に効果があり、曇天や雨の時でも光が落ちてきます。
見学会でも、このトップライトに魅力を感じられた方も多かったですね。
中間-気密測定
今日はKH邸の中間気密測定を行いました。
結果は総相当隙間面積は21㎝2。相当隙間面積が0.169㎝2/㎡と出ました。
お施主様にも立会いいただいて見ていただくことが出来ました。
中間でこれだけ出ていれば、まずは一安心というところですね。
今日はみぞれ混じりの大変寒い日になりましたが、
現場のほうは、仮設の6帖用エアコンを入れて、大変暖かいです。
6帖用で家中暖かいのですから、いかにFPの家の性能が良いかがわかります。
冬場の現場エアコンは作業も快適ですが、木材なども乾燥してよいと思います。
もちろん乾燥材を使いますが、福井などは運搬中に雨とか雪で湿らしがちですからね。
タタミリビング
こちらはタタミのリビングです。
来客時はこちらも食事スペースとしての活用を考えています。
タタミの間の良いところは、多彩な活用ができる点ですね。
食事も出来れば、ゆっくりごろ寝も出来るし、ちょっとした応接も出来ます。
洗濯物を畳むのも、子供の勉強場所にも・・・。
人数も詰めればけっこう座れたりして・・・。
我が家もタタミリビングであり、みんなの集まる「茶の間」形式であります。
日本人だから、こういうのがしっくり来るところがあるんですね。
欄間
こちらは、見学会後に取り付けとなりました欄間です。
古いお宅についていたもので、これもご希望により座敷と次の間の間に設置することに。
実際、当社の建物に欄間は合うかな?と心配しましたが、黒塗りの枠等は外して、
シンプルに中身だけを取り付けました。
これでも建具屋さんには細かいカットやすりあわせで苦労掛けましたが・・・。
色づけした木部の塗装と意外なほどマッチングして、自分でもびっくりしました。
これもご家族にも喜んでいただけました。
和室-3
こちらはもう一つ続き間としてある4.5帖の部屋です。この隣にタンス部屋が続きます。
和室を3部屋続きで作るという要望は、実はなかなか大変です。
和室というのはプラン作りの段階で、位置的なものや向きも特定されてきてしまうもので、
他の部分の間取りまでも、下手をすると使いにくいものにしてしまいます。
今回は、そのそれぞれの部屋に対する機能も含めて考えて、回遊性のある間取りとして
使い勝手も検討して作りました。
この家を見学された方の中には、LDKから2階まで一通り見て廻られてから、この和室群を見られて、まだこれだけの場所があったのかとびっくりされていました。
和と洋の住み分けがうまくまとまった好例の住宅となったと思います。