命を守る原則
昨日の産経新聞の1面に載っていたのですが、小中学生が大津波を逃れた「釜石の奇跡」という記事がありました。
釜石東中学校と鵜住居(うのすまい)小学校の皆さんの話です。
最初、小学校の皆さんは校舎3階に避難したそうですが、隣接する中学校の皆さんが校庭へ駆け出したのを見て、校内放送は使えない状態でありながら、日頃の合同訓練を思い出し、自らの判断で後に続いたそうです。
そのまま、500m先の高台にある避難場所のグループホームへ向かったのですが、裏側のがけが崩れるのを見て、さらに500m先にある高台の介護福祉施設に向かったそうです。
その後グループホームも津波にのまれ、福祉施設からさらに高台へ向かって難を逃れたとか。小学校も3階まで流されてきた自動車が突き刺さる状態だったそうです。
どちらの学校も浸水想定区域外であったにもかかわらず、日頃の訓練と「避難3原則」を守り抜いたおかげと書かれています。その3原則は下記。
①想定にとらわれぬ
②状況下において最善を尽くす
③率先避難者になる
これらのことが守り抜かれて、命が守られたのですね。とても感動しました。
日頃の指導者のおかげでもあるでしょうし、子供たちも優れた行動だったと思います。
命を守るための原則というのは、さまざまな分野であるものです。
これは身を持って教えていただいたすばらしい話だと思いますね。