銀沙灘
こちらの写真は、奥に銀閣。その前に向月台。そして手前の幾何学模様の砂盛りが、「銀沙灘」(ぎんさだん)と呼ばれるもの。
池の砂をさらって、水で固めたものというふうに聞きましたが、40センチほど盛り上げて、このデザイン。なんともユニークです。
古来の日本人の美意識の高さと、几帳面さが感じられますし、
ちょっと触れば、崩れてしまうものでもありますし、大粒の雨でも崩れてしまいそうなものです。
そういう、はかないものを、ずっと手をかけながら維持していることにも素晴らしさを感じますね。
壊れたら作り直す。そういう忍耐力とともに、守ること、美しくあるべきというこだわりがあるんでしょうね。
仕事の取り組み方に対して、勇気をもらった気がいたします。