一生ものを
今日は、お客様の解体するお宅から、不要になったタンスの搬出作業をしました。リサイクル業者さんにも見てもらったようですが、残念ながら取ってくれなかったとのことです。
家具も、必要があって買い足されていくものですし、役に立ってきたものでしょうから、まずはご苦労様というところです。
そんな、役割を終えたら処分されるものもあれば、本当に大切で使われ続ける家具もあります。いわゆる一生ものですね。
この二つは、それぞれが目的に応じて必要であると思いますが、できることなら一生ものを選びたいものですね。
一生ものになる条件としては、良い造りであることが第一でしょう。そして使い続けられるデザイン。
とても大事なことです。それには、やはり価格も当然高いのが当たり前でしょう。本当は良くて高いもののほうが、買い替えずに済む分、安い買い物になるのも明確な話です。
たとえば椅子もそうですが、下の写真は事務所の打ち合わせコーナーの「セブンチェアー」という黒い椅子。
これは、アルネ・ヤコブセンというデザイナーが1955年に発表されたデザインの椅子ですが、言ってみれば57年前のデザインです。これがいまだに現代建築の中にみごとに溶け込みます。
この椅子は1脚5万円は超えますが、たとえ場所を移っても捨てられずに使い続けられるでしょうし、もちろん売るとなっても買い手はつきますね。
その上に写っている、照明器具もルイス・ポールセンというデザイナーのPH5という照明。こちらは1958年に発表されたもので、改良は加えられていても、基本的なデザインはその当時のもの。これも、捨てられるものではありませんね。
こういう本物は、おそらく息子の代でも孫の代でも、引き継がれてもおかしくありません。物造りって、こうでないといけないと思います。
家造りもやはりそう考えています。安物の家づくりにそのポリシーというのは微塵も感じられません。一時住まい出来ればいいのであれば、それもありだと思いますが、一生の買い物にはちょっと高すぎると思うものが、はたしてどちらになるか?考えていただければおわかりいただけることだと思いますね。
素敵な家具ですね☆
確かに、値段は少々高くても、一生、そして次の代まで使えるものは大切に引き継がれていけますものね(^O^)
私は鞄と靴には目がないのですが、やっぱり物持ちがいいのか、使い方をそれなりに大切にしているからか、今年で10年超えた鞄も何個か保管中です♪
靴も以外に5年以上超えてました☆
漢字にして改めて思ったのですが、「鞄」「靴」・・
どちらもやっぱり『革』製品は持ちがいーのでしょうかね(^^)
素晴らしい。物持ちがほんといいんですね。
革製品も使い続けて愛着の湧くものになりますし、手入れすればほんとに長く使えます。
やはり手をかけた優れた物というのは、高いかもしれませんが、長く使える価値のある物になりますね。