安ければよくない
今日は気温も上がって、暖かかったですね。外にいてもジャンパーがいらないくらいでした。
解体の現場も、分別する内装部分やアルミサッシ、瓦の撤去まで進みました。明日から重機で取り壊しに入ります。
この建物は増築している建物で、古いほうは土壁ですね。屋根の野地板が薄くてしかも隙間だらけ。
梁材や束材も、要らないほぞが掘ってあるところを見ると、当初から古材を使って建てたのでしょうね。
当時は当時の考え方があったのでしょうけれど、お世辞にもいい材料、いい仕事とは言えません。こういう建物を見るにつけ、リフォームをお勧めできなくなるんですよね。本当にきちんと作られていれば、手をかけて長く使えるものになるのに・・・。
当時も大工さんの腕が悪いわけではないと思います。安ければいいという考えで指示する工務店側の問題でしょう。ぜひとも、壊さなくて済むような家づくりを、皆が取り組んでほしいものです。