引き込み建具の納まり
今日は、朝一現場で大工さんと打合せ。いつもやっていることですが、施工図を描いては現場で確認と検討を行います。
今日は和室の造作材の検討をしました。大工さんといっしょに、細かく寸法と納め方に問題が無いかを詰めていきます。いつも同じではなくて、常に改良も加えながらベストを探っていきます。
参考に、今年竣工したKM邸での和室の納まりを紹介しましょう。
ダイニングの向こうに天井までの高さの障子戸を設計しました。
この建具、右側の壁の中に納まります。
全部引き込むと、建具が無いもののような一体感になります。
この建具、壁の手前側に出して納めるのなら簡単ですが、お客様の要望は、壁の中に納まること。それならと挑戦するわけです。
向こう側は収納スペースでもありましたが、そこに壁をふかして建具の引き込みのすきまを作って納めることにしました。
3本がぴったり納まるようにして、周囲の取り合い関係を整理していきます。
収納側のふかし壁がどれくらいの厚みがあれば構造的に持たせられるか、和室側の天井の廻縁がぶつかってくるし、ダイニング側の目透し天井もぶつかってきますので、それらを全てクリアしながら、違和感のない納まりを決めていきます。
建具を開けたときに同じ天井高であり、かつ仕上げが異なっています。なるべく枠をおとなしく見せるために、天井からのちりを少なくし、幅広のかもい溝を作らず、細いスリットにアングルで建具を滑らせるようにしました。
専門用語ばっかりでゴメンナサイね。建築の関係者には興味のある内容だと思いますが・・・。細かいこだわりは、自分が納得できるかどうかなんですけどね。
とにかくお客様の「これがやりたい!」に対して全力で取り組むことが、当社にご依頼いただいたことへの「倍返し!」ですね。
中間気密測定
今日は、越前市の現場の中間気密測定を行いました。
結果は、0.12㎝2/㎡と、十分な結果が出ました。
高い断熱性能プラス、気密がしっかりしていてこそ、冷暖房機器や換気システムが正常に働きます。
こういう基本的なことが、なぜもっと普及しないのか?
いろいろ、あると思うのですが、やはりハウスメーカーや設計事務所などのように、下請けの工務店に仕事を発注するシステムでは、一定のレベルを望むこともできないし、ノウハウの積み上げも出来ないことがあるかと思います。
やはり、地道に自社で力をつけていける工務店でないと難しいですね。
ですから、日本の家造りは、工務店がメインになってこないと、いつまでたっても進歩しない状態が続くことになるでしょう。
建て主が、ハウスメーカーに仕事を依頼し続けている現状こそが、もとより問題なのですね。
厳しいことを申しますが、現在の省エネ住宅の考え方から、気密工事のことが謳われなくなってしまっていることに、危惧を感じます。
換気システムの取り扱いも、スイッチで入り切り出来るような、中途半端なシステムでお茶を濁しているようでは、正しい家造りはできませんね。
まずは、工務店がしっかりして、家造りの大切な部分を学んでほしいと考えます。
制約があって
今日は、1日設計作業と決めて仕事を始めました。ちょっとだけ発注作業も挟みましたが、おおむね集中して作業できました。
夕方からお客様ご来社打合せ。いつものように楽しくお話が進みました。
プランも、建築基準法の制約とか、構造的なものもありますから、すべて出来ることばかりではありませんが、おそらくそういう制約があってこそ、物事はまとまっていくものでもあります。
制約は煩わしいものでもありますが、そのルールを守っていく中で、正しい方向性を見つけられて、物事を進めていくことも、認められていくことになりますね。
難しいこと、なんでもすぐ出来ないって言われる方もおられるかもしれませんが、私の場合まずよく考えて、本当に出来ないかどうか、検討してから答えを出すようにしております。
出来るって考えてやっていると、本当に出来そうもないことが出来てしまう場合が往々にしてありますから・・・。
考えてみると、最初から出来ないって言葉を発言される方とはお付き合いしていませんね。最終的に出来なかったとしても、なんとか取り組んでいただける方とお付き合いしております。
やはり、自分とベクトルを同じくして、頑張ってくれる人でないといっしょにやれませんものね。
めんどくさい人間ですが、お付き合いしてくださる方にこの場を借りて感謝申し上げます。







