手をかける楽しみ
今日は、現場で造作材の丸面取りのサンダー掛け作業。倉庫で材料の塗装作業。そのほかは設計作業を行いました。
貴重な晴れの日で、左官屋さんも塗り壁の作業に来てくれました。なんとか足場のいる部分は完了しました。
これにまた、光触媒と超親水性で雨水でも汚れが落ちるというトップコート塗りが残っているので、さらにお天気待ちですね。
12月も10日を過ぎて、あれこれやることがあるのに、簡単に済まそうという妥協が出来ないもので、手をかけ時間をかけてしまいます。
私の場合、設計と施工と両方やるものだからでしょうか、施工の段階でも設計に戻って考えたりするので、頭の中がいつも循環しておりますね。
カチッと決め事をしていて、いつも同じ納まりを作れば、楽なんだろうなと思うところはありますが、実はそれがあんまり好きじゃない。似たようなものを造るのが面白くないんですね。
きれいに出来上がりすぎて、これ以上さわるといけないっていう家も、もうひとつしっくりこない。
手をかけて、より自分好みに使い勝手がよくなったり、変化が楽しめる家のほうが、なにか想像してみても面白いと思います。
我が家を建てる時も、100%完成にはしなかったですね。住みながら手を加えていこうと思いました。ですので、17年たった今でも、ちょっとずつ手を加えながら、楽しく住んでおります。
未完成のほうが、将来の楽しみが残ってていいかもしれませんよ。