内装と美しく調和したキッチン空間
今日は、空間になじむキッチンについて書いてみたいと思います。キッチンは毎日使う場所だからこそ、使いやすさはもちろん、空間全体との調和もとても大切だと感じます。今回のお宅は、素材感や照明、家具までがきれいにつながり、見た目にも心地よい仕上がりになりました。
素材選びが空間の印象を決める
こちらのキッチンは、LIXILのリシェルを採用しています。
バックのカップボードも同じシリーズでそろえ、統一感のある空間になりました。
カウンターは「バサルトブラック」、扉などの面材は「ブラックスタッコ」。実際にお客様がショールームでご覧になって選ばれたものですが、この内装にとてもよく合っていて、落ち着きの中にしっかりとした存在感があります。
派手に主張するのではなく、空間の中で自然に効いているところが、とてもいいなと思います。
調和を高めたブラックミラーと間接照明
カップボード中央の扉には、ブラックミラーのガラスが使われています。
この少し艶のある表情が加わることで、単調にならず、空間全体に奥行きも感じられます。
また、カップボードカウンター上のウォール収納の奥には、当社で間接照明を仕込みました。棚下が暗く見えてしまうと、せっかくの素材感も重たく見えがちですが、やわらかな光が入ることで印象がぐっと整います。
見えないところを少し工夫するだけで、空間の完成度は大きく変わるものだと改めて感じます。
家具までそろって、暮らしの景色になる
後からお客様が選ばれたダイニングテーブルも、このキッチンにとてもよくなじんでいました。
キッチン単体が素敵でも、家具が合わないと空間全体のまとまりは出にくいものです。
今回は、梁の表情や床の木の風合い、照明のきらめきまで含めて、ひとつの景色としてきれいに整いました。
LIXILの担当者の方が見に来られた際にも、思わず「すごーい!」と声が出るほどで、まるでモデルルームのような仕上がりになったと思います。
でもそれは、見た目だけでなく、お客様が丁寧に選ばれた積み重ねがあってこその空間だと思います。
キッチンは、設備であると同時に、暮らしの空気をつくる大切な存在です。空間になじみながら、しっかり美しくあること。そのバランスが整うと、毎日の暮らしも少し豊かになるように思います。
住まいの中でキッチンをどこまで空間になじませられるか、実例を見てみたい方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご相談ください。
小上がりのタタミコーナーが暮らしを広げる
今日は、「GROW」のタタミコーナーの写真をご紹介します。LDKにつながるこの場所は、見た目のやわらかさだけでなく、使い勝手までしっかり考えてつくった6帖の空間です。ご見学いただいた皆様からも好評で、暮らしの中でいろいろな役割を担ってくれそうだと感じました。
小上がりだからこそ、使いやすい畳スペース
30㎝の小上がりにしたことで、畳コーナーがただの“和室”ではなく、リビングの一部として自然に使える場所になりました。
腰掛けるのにも程よい高さで、お子様を遊ばせたり、少し横になったりと、日常の中で気軽に使いやすいのが良さです。
下には引出しを3ヶ所設けてあり、おもちゃや座布団などをしまえるようにしました。
見た目をすっきりさせながら、きちんと収納も持たせることで、使いやすさがぐっと高まります。
押入は枕棚付きの布団入れとして計画しており、来客用の寝具もしっかり納められるようにしています。
さらにロールカーテンを下ろせば、ほどよく仕切られたお泊まりスペースとしても使えるようにしました。
普段は開いていてのびやかに、必要なときには個室のようにも使える。
そんな切り替えができることも、この畳コーナーの大きな魅力だと思います。
キッチンからも見渡せる位置にあるので、お子様の様子を見ながら家事ができる点も安心です。
この場所では、間仕切りの一部とエアコンを隠すための格子が、空間のアクセントにもなっています。
また、畳まわりには名栗(なぐり)という、表面に凹凸をつけた床材を使っており、ご見学の皆様からもとても好評でした。
押入の下を浮かせたデザインも軽やかですが、そのままだと暗がりに見えてしまうため、地窓やダウンライトを設けて印象を整えています。
こうした細かな配慮は目立ちすぎるものではありませんが、空間の心地よさには大切な部分だと考えています。
畳コーナーは、くつろぐ場所であり、遊び場であり、ときには客間にもなる、とても頼もしい空間です。見た目の美しさと使いやすさの両方を大切にしながら、暮らしに役立つ形にまとめました。
ライフ・コアの家づくりが気になる方は、ぜひ公式LINEからお気軽にご連絡ください。間取りや居場所づくりの工夫も、実例を交えながらご案内いたします。
アール開口は『納まり』が命
今日は、施工事例「Nestgray」で採用した“アールの付いた開口部”をご紹介します。扉を付けないまま空間をゆるやかに区切れるのが魅力ですが、実は見た目以上に繊細な仕事。大工さんと内装屋さんの段取りが揃って、初めてきれいに成立します。
1)扉を付けない「ちょうどいい仕切り」
扉を付けるほどではないけれど、視線や気配を少しだけ切り替えたい。
そんな場所にアール開口は、とても相性がいいと感じています。
直線の壁に比べて、角がない分だけやわらかい印象になりますし、
通り抜けるときの気持ちも、どこか落ち着くんですよね。
今回の「Nestgray」でも、生活動線の中で“区切りすぎない”境界として活躍しています。
図面上の線を、暮らしの感覚に変えるのが、こうした開口の役割だと思います。
2)「納まり」は小さな誤差が目立つ場所
私たちは仕上がりの整い方を「納まり」と呼びます(見え方の収まり具合のことです)。
アールは特に、少しでも歪みがあると輪郭がすぐ目に入ってしまいます。
だからこそ、大工さんの下地づくりがとても大切で、手間も増えます。
半円のラインをきれいに出すには、材料のクセや固定の順番にも気を配ります。
仕上げ材を貼ったあとに“取り返しが効かない”部分が多いのも、難しさの一つです。
見た目はシンプルでも、実際は細かな確認の積み重ねでできています。
3)壁紙が切り替わると、難しさも増える
今回の事例は、アールの壁と直行する壁で壁紙の色が違うため、納まりがさらに繊細でした。
アールが切れる位置で壁紙をどう切り替えるかは、線の出方を左右します。
そこで、アール壁の端部をわずかに厚みを持たせて“終わり”をつくり、切替えの逃げ場を用意しました。
このひと工夫で、境目が自然に見えて、仕上がりが落ち着きます。
そして最後は、アールに沿って壁紙を貼り込む内装屋さんの技術が頼りです。
現場で教わることも多く、職人さんの経験がそのまま品質になる部分だと実感します。
アール開口は、暮らしにやさしい境界をつくる一方で、下地から仕上げまで職人の連携が要になるディテールです。福井で注文住宅や工務店のことなら(株)ライフ・コア デザインオフィスにお任せください。
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